アルバム・カバー曲2曲めは都はるみさんの「アンコ椿は恋の花」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=WqpbB6UYcVo
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/221013/
都はるみさん、全ての楽曲をコロムビアから出されているKiinaにとっての大先輩ですね。
この曲は1965年「困るのことヨ」でデビューした同じ年にリリースされてたちまち大ヒット。この年のレコード大賞新人賞(現最優秀新人賞)を受賞しました。はるみさんはその後「北の宿から」で大賞、「大阪しぐれ」で最優秀歌唱賞を受賞、レコード大賞3冠の獲得した最初の歌手となられました。その点でもKiinaの先輩に当たられますね。(Kiinaは「箱根八里の半次郎」「白雲の城」「一剣」で3冠獲得)
レコード会社が同じということもあって、共演やデュエットも何度もありましたね。おふたりの「浪速恋しぐれ」、息がぴったりでした。
「そのたびに励ましの言葉をかけてくださるんです」と雑誌のインタビューでKiinaもお話ししています。
この曲は翌年のツアーコンサートのセットリストに入っていて、Kiinaはよくはるみさんの振りの真似をしていました。
「アンコ椿は恋の花」。伊豆大島を舞台に、島の娘が東京からきた男性に恋をして、いつまでも便りを待っているという片恋の歌ですね。翌年リリースされた「涙の連絡船」がひたすら悲しい「陰」の片恋なら「アンコ椿は…」はメロディーもメジャー調の「陽」の片恋。はるみさんの唸り節を堪能する歌になっています。
Kiinaも、唸りはしないけれどコブシを存分に使って耳に心地よい演歌節で歌ってくれています。
かれこれ30年近く前になりますが、娘3人を連れて船に乗って伊豆大島に行って来ました。夜遅くに竹芝桟橋から出航して翌朝元町港に到着。4人でブラブラ島を巡りながら三原山にも登りました。
子どもの頃に聴いた「アンコ椿は…」の三原山をこの目で見てみたい気持ちがずーっとあって、伊豆大島を選んだのかもしれません。2等船室で親子4人ザコ寝の船旅も良い思い出です。