前向きな気持ちになれるいつものあなたと変わらない自然なウィッグ製作と心強いサポート


<医療用ウィッグを取り扱うプライベートサロンをお探しの方には
ヘアセゾンK’パレットをおすすめします。 br> 

東京新聞&中日新聞に掲載していただきました。

2013-01-24 10:57:25 | 医療用ウィッグ
昨日の東京新聞と中日新聞に医療用ウィッグの開発とNPO法人ヘアエピテーゼ
協会設立の経緯を掲載していただきました。

以下WEB版東京新聞に掲載されていました記事を転載させていただきます。
協会のHPの記事はこちらです。

http://www.hair-epithese.com/pg335.html

<壮春グラフィティ>女性向け医療用かつら開発
河野愛一郎(56)がん患った妻と二人三脚

2013年1月23日

きっかけは、抗がん剤治療で髪が抜けてしまった妻の言葉だった。
「こんな古くさいかつら、かぶりたくない」。
東京都板橋区の河野愛一郎さん(56)は2006年、女性がん患者のための
おしゃれな医療用かつらの開発と販売を始めた。
妻のこずえさん(54)が、乳がんを告知されたのは2003年の11月下旬。
二人ともパニックになったが、さらにショックだったのは医師から
「抗がん剤治療で髪が抜けるので、かつらを用意して」と言われたこと。
だが、かつらを探してもヘルメットのように大きく重たく、「おばさんぽい」
物ばかり。ファッション業界でスタイリストをしていたおしゃれなこずえさんには、
全然似合わなかった。サイズが合わず、かぶると頭や耳が痛いと訴えた。
「同じような悩みを抱える患者は多いのではないか。本来の髪型に近いかつらを
作ろう」。雑誌編集者を経て、三十代でアパレル関係の会社を設立した河野さんには「エクステ」と呼ばれる付け毛の販売経験があった。付き合いがあった化繊メーカーや美容師に相談し、医療用かつらの開発を始めた。伸縮性がある水泳帽のようなネットをかつらの裏側に取り付け、頭にぴったり合うようにした。何百回も試作して、人間の髪の生え方を再現して化繊を植毛。カットもサイズ調節もできるかつらが出来上がった。
ただ、多くの美容師はかつらをカットした経験がなかった。それなら技術を磨いてもらおうとNPO法人「日本ヘアエピテーゼ協会」(東京都品川区)を立ち上げ、美容師のためのかつらの学校を東京と大阪に開設した。三ヶ月の講習を受けた美容師を協会が認定するシステムをつくった。
現在、協会認定の美容師がいる美容室は全国に約四十店。店で医療用かつらを販売しており、好みに応じてカットしている。協力してくれる美容師は自身や身内ががんになった人も多い。髪が生え始めるとかつらのサイズが合わなくなるなど、当事者にしか分からない悩みに寄り添っている。
かつらを買ってくれた人の中に、がん闘病中の二十代の花嫁がいた。協会認定の美容師が結婚式に付き添い、かつらの毛を結い上げた。花嫁は「この日を迎えられてよかった」と感激していたという。「患者さんが少しでも穏やかで、幸せな気持ちになれるようにお手伝いをしたい」。がんをきっかけに、再出発した夫婦の願いだ。(細川暁子)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2013年のスタート | トップ | ウイッグのメンテナンス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿