また新しい方の介護へ向かった昨日。
商店街の締め切ったシャッターの中には、
誰もいないと思ってた。
入り口はシャッターを持ち上げて中の「自動ドア」をこじ開ける。
店舗の後には、いろんな廃品とゴミが山となっていて、
その隙間を奥へ。
入り口と同じ幅の細長い建物の中程に、
薄暗い部屋があって、
その奥のベッドに男性が眠っていた。
カビの臭いに私の肺は反応するけど、
もうそれはどうでもいい気もしてくるくらい、
違う意味で胸がいっぱいになる。
こんなところにごめんね~と起き上がってきた男性は、
やっとでテーブルのところまで来てくれて、
つらいだろうに座って私たちをもてなしてくれる。
仕事内容は室内清掃と不要物の廃棄(許可もらいながら)。
お買い物を頼まれていたので、
それを渡すと何回もありがとうをいただく。
トイレ、お風呂、キッチン。
息が出来ないくらいの散らかり様だけど、
時間内にどこまでやれるかという気持ちが出るから不思議。
やれば出来ると最近思うことってあまりないから、
自分の肝っ玉にちょっと感謝したりする(笑)。
帰り道は、
どこにも寄れないくらい汗だく。
でもいいの。
自分がどんだけ汗臭くたって、
あの家の中では誰に何も言われないし、
ありがとうと100回くらい言われるだけだからね。
帰りの車の中で、
いつもぼんやり考える。
誰もいないと思っていた建物の中に、
一人では暮らせないだろうと思える人が暮らしているのは、
国のどこ向いてるか分からない仕事のせいだと思ってしまう。
内閣改造?馬鹿ですか。
それにどんだけムダなお金を使ってる。
ありがとうございますと、新しい大臣が電話に出る様子を見ながら、
ありがとうの意味が違いすぎて頭がぼーっとするわ・・・。
選挙に勝つためにね、全力ね。
その先はまた選挙でシャッフルね。
ふざけてる。
腹が立つけど、
だからって自分が行かないと困る人がいると思って
必死に車を走らせるみんながいるから、
暑い室内に一人でいる方々が生きていけるんだと分かる。
私も1日に2人くらいしかヘルプできてないけど、
それでもコツコツやるしかないから1人でも多く訪問しよう。
腹が立つけどね。
どこに向けていいか分からないまま、
全国で走り回っているみんな、
ほんとにすごいな。。。
大臣の給料くらいもらっていい価値があると思うね・・・笑
あぁ、海に行きたい。。。
そろそろ電池切れるぞ、私。