うちの訪問介護ステーションは、
パートさんが全員休んでいて、
残るスタッフも、
インフルエンザの罹患などで不足していたので、
2件の訪問を引き受けた。
うちも孫ちゃんがインフルエンザで、
どうせみんな集まれないし(笑)、
2件くらいすぐだからと家を出た。
80代男性宅に着くと、
雨戸が閉まってる。
いつも風や光を部屋に入れる方だから、
何か嫌な予感がして
慌てて玄関から入り声をかけると、
布団の上でぼんやりされていた。
もー、怖かった!
大丈夫!?と声をかけると、
驚いた顔をして「来るとは思わなかった」と言う。
来るに決まってるじゃないと部屋に入ると、
いつもキレイにしてる部屋が荒れていて、
食事らしいものもなく、
食べてない様子。
買い物支援だけど、
田舎の元旦はコンビニしか開いてないから、
ほんとはダメなんだけど、
好物の温かいお素麺を椎茸と出汁で持参していたので、
すぐ食べてもらった。
私が買い物に行ってる間に何かあると怖いので、
とりあえず先に温かいものをお腹に入れてもらってから
買い物支援へ出かければいいから。
詰まらせるくらいの勢いで
美味しいといいながら食べてくれる様子を見ながら、
生きててくれて良かったと泣けてきた。
国は訪問介護を軽視してるようだけど、
暮らし慣れた家で、
自由に最後まで暮らすための支援をうちらは必死にしてる。
国はどこを見てるんだか。
年取ったら小さく区切った箱の中に入れて、
お世話しやすいようにするつもり?
私はそんなのはイヤ。
しんどいけど訪問をコツコツ重ねて、
そんな流れに逆らっていくよん。
元気出していこう。
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脱毛中の女子大生の上でくつろぐ看板猫ハル。
客の上に乗るなっ(笑)