大好きな叔父が3月に亡くなった。
コロナでずっと会えなくて、
なぜ誰も会いに来ないのか分からないまま、
分からずに悲しいまま亡くなってしまうなんて絶対嫌だと思っていたら、
亡くなる前日に、
容体が良くないから会わせてくれるらしいと聞いて
2時間車を走らせて会いに行った。
目は開いていても、
私を見ているのかどうかもわからない視線。
でも、
本当に会いたかったし、
言いたいことが沢山あったから、
腕や背中をさすりながら話し続けていた。
おばさん(奥さん)はおじさんの事が大好き過ぎて、
一人で泣いてばかりだったので、
ずっと抱きかかえて見つめあって、
何か月ぶりに会える二人がこんな大変な容体であっても幸せそうで、
私は三人だけのときに、
数枚の写真と動画を撮ってしまった。
あれから8か月が過ぎようとしていて、
やっと少し落ち着いたおばさんに会うことが出来た今日。
もしも悲しくて見ることが出来ないなら、
私のスマホにずっと保存しとこうと思っていた動画を、
おばさんが見たいと言って
泣きながら「嬉しいありがとう」と動画を持ち帰って行った。
こんな病室で動画を撮るなんてって、
誰かが言っていたのを聞いたときに、
あれはもしかしたらダメなことだったのかもと思って、
ずっと心の中で気になっていて言えずにいたから、
おばさん本人が嬉しい嬉しいと言いながら帰っていくのを見送って、
やっと撮っても良かったのかなと思えてちょっと泣けてきた。
私をいつも守ってくれたおじちゃんが、
いいよって言ってくれてる気がしてホッとして、
いっぱい泣けてきた。
おばさん本人よりもいっぱい泣く姪っ子はまずいので、
かなり我慢したけど・・・ね。
空の上に、
大好きな人たちがどんどん増えていくから、
自分が空に近づくころには、
そちらに行くのが怖くない私になるんだろうな。