本日最後のブログ
ドル円売り仕込みは80%仕込み終了ですが、
本日、月末のリバランス、、、。
ドル売りに注意だ
ドル売りに注意だ
【以下参照】
欧米の機関投資家は、月末にポートフォリオのリバランス(調整)を行うことが多いので、月末のロンドン・フィクシングの時間帯は大口のフローが集中することがあります。
たとえばポートフォリオのベンチマーク(MSCIインデックスなど)が変更されたときなどは、パッシブ系(インデックス追随型)のファンドはそれに従ってポートフォリオを入れ替えねばなりません。
また為替レートが大きく動くと、各国資産の時価総額が変動し、ポートフォリオのバランスが変わってしまうため、出過ぎた部分を売ったり、足りなくなった部分を買ったりします。これもなるべく裁量を入れないようにということで、ロンドン・フィクシングを使って行われることが多いのです。
またロンドン午後4時に会社で売買できない投資家(日本の機関投資家もそうですが)は、「ロンドン・フィクシングのレートで1000万ユーロ買いたい」というような注文を銀行に出すこともできます。
「ロンドン午後4時にアット・ベスト(成り行き)で買いたい」という注文だと、間違いなくロンドンの為替デスクにぼったくられてしまいますが、一言「ロンドン・フィクシングで」と言っておけば、カモにされる心配もありません。
ロンドン・フィクシングなら記録も残りますし、裁量や不正がなかったことの証明にもなります。客観性や透明性を重んじる機関投資家にとっては、こういうことがとても大事なのです。
こうしてロンドンの午後4時には世界中からフィクシング・レートで取引したい投資家の売買が集中するわけですが、さすがにロンドンは世界の為替市場の中心だけあって、フローが売り買いどちらかに極端に偏ることは稀ですし、意図的に動かしに行こうという不届きな輩も少ないようです