リメイクの短編原型を書き出ししながら色々思い出しました。
私、この連載を書き始めた当初・・・2009年だっけ?もう10年以上前か。
この時の私はただ、主人公がマナの木になる前提で、それはどんな人生になって、主人公達の生き様はどんな風になってどんな答えになるのか、それを誰より私が見てみたいと思っていました。
それは今でも変わらない。
でも、今の私が表現したい事はそれだけじゃなくて・・・。
私、昔からちょっと変な妄想癖があって、小さい頃は生きている、って感覚が薄くて「人ってなんで生きているんだろう?」とか、「人は死んだらどうなるんだろう?」とか、「死とは一体なんなんだろう?」とか、いつもフワフワ考えたり疑問に思ってる様な子供でした。
その時も連載を始めた時も、私は何も解っていなかった状態だったと思います。
それから連載を進めながら生と死について考え続けた10年だった気がします。当時は何も解っていなかった。今だって私が死や生を「解っている」なんて、傲慢だと思っています。
でも10年以上経った今私が書きたいものは、この連載は決して悲しい話などではないという確信、その“答え”です。
主人公達ならそうなると信じているというか、主人公達はそうしたいのだろうなと、なんとなく思ってます。
主人公らが伝えたい、残したいのは“希望”なんだとはっきり解ります。
いや気のせいかもしれないけど、でもそう思うんです。
死が絶望なら、これから先病気とかで死に直面する様な自体になったら私達は絶望しなければならないのか?
もし死が絶望なら、そういう時は悲しさしかない。
でも私は絶対違うと思う。死は絶望なんかではないし、希望はどんな状況だろうと必ず存在するもの、なのだと思う。
人生っていいことだけで形成されている訳ではない。辛い事も悲しい事もある時はあるし、運命的なそれらから逃げる事なんて出来ない。
でもいいこともある。幸せな時間、尊い時間もある。
それら全てが大事なものなんだと思うし、希望は全ての先にしかないとも思う。
この物語はバッドエンドでは決してない。
悲しい辛い事も嬉しい幸福話も全て書く。それが人生であり、それらは全てが尊いものだ・・・それを忘れないようにしたいし、思い出しました。
鬱だろうとラブラブ話だろうと私は書く!という気持ちを思い出せました。
大丈夫、思い出せたし多分まだまだ書けると思う。
どんな長さだろうと書いてやんよ!!( ・∇・)
特殊設定とかあるし需要があるのかは果てしなく謎だけど(笑)、でも私の瑠璃女主への情熱、この新刊に込めたい!