プーチン氏が武力行使にいたるであろうレッドラインについてはアメリカの主要シンクタンクから多くのレポートが出ていました。
多くは公開発表されているので、多くの人が知っていました。
バイデン氏は、プーチン氏の「モスクワを標的とするミサイルをウクライナ―ロシアの国境付近に配備しない。これを約束してほしい」という要求を拒否しました(公表されている要求はいくつかあります)。
ロシアという国に誇りを持つ彼が、自国民を狙ったミサイルがすぐそこに配備されるのをただただ黙って眺めているわけがないのです。
元々プーチン氏はアメリカ民主党(共和党のネオコンも含みます)に対する不信の念を抱いていたわけで(公の国際会議などで何度もアメリカ、NATOを非難していました)、それは遡れば東西ドイツ統合時にまでいたります。
(当時はまだソ連で、トップはゴルバチョフ氏でした。アメリカはパパ・ブッシュ大統領でした。様々なレベルでの十数度の交渉、会談で、NATOの東方拡大は絶対にしないことで合意していました。しかし、その後民主党のクリントン大統領はそんなこと知るか、といった態度でロシアの傘下を離れた東欧をNATOに加盟させていきました(“バカ息子”ブッシュも父の合意を反故にしてさらに進めました)。)
なぜバイデン氏は、プーチン氏が武力行使に出ることをわかっていながら要求をすべて拒否したのでしょう。
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アメリカの政治献金制度は、とても先進国のそれと呼べるものではありません(もともとおカネと政治に関する意識が他国と異なる国民性ですが)。
たとえば主要メディアを“所有”する“個人”が200億円を越えるおカネをひとつの選挙で民主党に献金していたりします。
これは公表されているのでまだ「マシ」ですw
公表されている企業/個人による政治献金の2~3倍の公表されない政治献金があるといわれています(額としては優に1兆円を超えているといわれています)。
手法としては、NPOや財団に「寄付」という体裁を取って、それを政党や政治家個人に流すわけです。多くの国では「賄賂」になりますが、この国では合法ですw
そして、先述の例でいえば、民主党は200億円を失いたくないので献金した“個人”の要求を優遇しますw
(共和党も同じです)
バイデン氏の周りにはネオコン(軍需産業)が取り巻いています。