蘭陵王は高延宗からもらった薬を飲み、雪舞の隣に座る。まず一杯飲もう、と蘭陵王は言うが、雪舞は体に悪いと先に何か食べるように言う。それでもやはり酒が先だと言う蘭陵王。乾杯はするが「やっぱり何だかいつもと違うわ」と言い雪舞は飲もうとしない。様子のおかしい蘭陵王に「まさかお酒に何か入れたのではないでしょうね」と冗談を言う雪舞。蘭陵王は「ならば」と言い、雪舞の持っていた杯を取ると飲んでしまう。そして自分の杯も。「これで信じるか」と笑顔で蘭陵王が言い、罰としして三杯飲むわと雪舞は自分も飲み始める。
二杯目を飲み始めた時には、睡魔に襲われる雪舞。「殿下…私を騙したの?お酒に何か…」と雪舞が聞くと、蘭陵王は涙を流しながら「すまない。許してくれ」と言う。雪舞を自分にもたれさせながら「約束を守れぬ。雪舞。どうか許してくれ、君まで死なせたくないのだ。たとえ最初はつらくとも、時が経てば私を忘れられる。すべて過去になる。こたびだけは君を連れて行くことはできぬ」と言い、雪舞の額に口づけをする蘭陵王。
小翠がおとりとなり、見張りの目を引きつけている間、裏から眠らせた雪舞を馬車に乗せ、韓曉冬が運び出す。馬車を出す前、韓曉冬は家令から蘭陵王の文を預かる。
刻限も近くなり、蘭陵王は高延宗にも行くように言う。高延宗は自分と一緒にどこかへ逃げようと話すが、蘭陵王の決心は変わらない。高延宗の肩に手を置き、総てうまくいったことの礼を言う蘭陵王。
蘭陵王は陛下を憎まず、仇などと思わないよう高延宗に言う。何事もなかったように静かに生きるようにと。そして、この沙汰が落ち着いたら、雪舞の様子を探り、無事を確かめてほしいと頼む。「姉上は絶望する。命を絶ちかねぬぞ」と言い返す高延宗。
「あの者が止める。そう信じて雪舞を送り出したのだ」と蘭陵王は言う。高延宗は、あらゆる者を気遣い、手をつくす兄に「なれど己は一人で逝くのか。このまま黙って見送れというのか」と涙を流す。そんな高延宗に「最後にもう一つ。来世でも必ず兄弟となろう」と蘭陵王は言う。その言葉に「兄上」と言いながら泣き崩れる高延宗。蘭陵王は高延宗の頭に手を置く。
高延宗が去り、蘭陵王は屋敷の中へ戻る。白山村でもらった雪舞の帯に口づけをし、雪舞のことを想いながら腰に巻く蘭陵王。
高延宗が安徳王府に戻ってくると、門の前に小翠がいた。涙を流す小翠を胸に抱き、高延宗も涙を流す。
奥方と曉冬は鄴の街を出た頃、小翠は安徳王府の侍女にしてもらうことになったと話す家令。家令は自分の家はこの屋敷、ここに残り、最後までご一緒すると言う。蘭陵王は家令を座らせ、共に酒を飲む。
しばらくして高緯と鄭児、祖珽や兵たちが蘭陵王府に来る。
「朕が参ったのは数多の者から訴えがあったゆえ。そなたが民の財を奪い取っておるとな」と言う高緯。鄭児は蘭陵王に近付き「興味深い夕食だこと。一人でかようにたくさん食べるの?」と言う。「誠、よいところにお見えです。聞いております。特別な酒を賜われると」と言う蘭陵王。そこに見つかったという箱が運ばれてくる。中には宝物がたくさん入っていた。これが民の財を奪っていた証しだと祖珽は言う。
高緯の前まで行き「申すことはありません。臣下はただご命に従うのみ。約束のとおり、善政をしいて下さることを心より願っております」と言う蘭陵王。高緯は蘭陵王が亡き後、必ず民を守ると言う。雪舞の姿が屋敷にないことが分かり、鄭児は祖珽に雪舞を捕らえ、葬るように命じる。「あなた方を添い遂げさせてあげるわ」と蘭陵王に言う鄭児。
鄭児が酒をそそぎ、蘭陵王に杯を渡す。蘭陵王は受け取ると、それを一気に飲み干す。蘭陵王の口から血が流れ、気丈に拭う蘭陵王。しかし溢れる出る血は止らない。蘭陵王は立ったままの姿勢で後ろへ倒れこむ。
蘭陵王の死が確認され、鄭児は笑いながら「お祝い申し上げます」と高緯に言う。顔色を変え、早く戻ろうとその場を去る高緯。鄭児は蘭陵王の遺体を宮殿に運ぶように命じる。
雪舞は馬車の中で目を覚ます。韓曉冬に馬車を止めてほしいと言うが、もう遅いと韓曉冬は止めようとしない。屋敷の皆で騙したことを知り、雪舞は理由を聞こうとするが、それにも答えようしない韓曉冬。雪舞が言わないのなら飛び降りると言い、ようやく韓曉冬は馬車を止める。「今、引き返したら殿下の覚悟が無駄になる。死を命じられ、君を逃がしたんだ」と韓曉冬は説明する。雪舞は買ってもらった櫛を取り出し「今日、殿下にもらったの。殿下の愛の証しが、ただこれしか残らぬというなら、私は殿下と定めを共にする。お願い、この先一人で生き延びるより、殿下と旅立たせて」と言う。雪舞の気持ちを聞いた韓曉冬は戻ることに。しかし、祖珽たちの追ってくる声が聞こえ、引き返せなくなる。
逃げた雪舞たちだったが、目の前に崖が現れ先へ進めない。馬車を崖から落とし、追っ手を欺いて二手に別れようと雪舞は言う。そして来る途中で小さな家を見かけたと雪舞が言い、雪舞と韓曉冬はそこで落ち合う事にする。
森へ逃げた雪舞だったが、祖珽に見つかり崖に追い込まれてしまう。じりじりと下がる雪舞。そして、とうとう崖から落ちてしまう。
韓曉冬は踏雪に乗って逃げていたが、途中でずっと眠っていた雪舞が家など見たはずがないと気づく。
じっと布をかぶされた蘭陵王の遺体を見つめる高緯。高緯は蘭陵王の元まで行くと、布を少しめくる。「朕の胸の中に、何というか…説明できぬ」と鄭児に高緯は話す。「さように気にかかるのなら侍医に確かめさせましょう」と言い、鄭児は侍医を呼ぶ。息もしておらず、脈もないと言う侍医。確かに死んでいると。それでも高緯は、蘭陵王が生きている間は心に刺さる棘だったが、死んだはずの今もまだ棘がここに残っている気がすると手を胸に持って行く。
高緯は小刀を持ってこさせ、それで蘭陵王を勢いよく刺そうとする。しかし刺す事ができない。鄭児は高緯の手に自分の手を添え、小刀を蘭陵王に突き刺す。おののきながらも小刀についた血を見て「血が黒い。誠に死んでおる」と言う高緯。
祖珽は雪舞が高い崖から転落したと鄭児に報告する。崖の下は急流で、落ちればまず命はないと。しかし鄭児はこの目で見るまでは死んだなどと信じないと躯を捜すように言う。
阿文と母親は、川辺で倒れている雪舞を見つける。
家に連れて行き、医者に見せた阿文たち。雪舞は脈が弱り、風邪をひき、血行も悪かった。そんな雪舞が身籠っていることが分かる。
蘭陵王の汚名をそそぎたい段韶は、朝廷で上奏しようとする。しかし陛下のご下命が過ちだったと言うのかと大臣が反論し口論に。そして皆を巻き込んでの言い争いになる。そのことが伝えられ「段韶殿の蘭陵王への忠誠心は変わらぬな。死んだ蘭陵王のために自らの進退をもかけ、大胆にも朕に上奏をなそうというのか」と言う高緯。鄭児はなだめると、蘭陵王は許し難き罪人だが、墓を作り手厚く葬れば身内に対する陛下の寛容さを天下に示しつつ、生きていれば雪舞が墓を訪れ捕らえることができると話す。高緯は「良きに計らえ」と言う。
ーつづくー
蘭陵王が雪舞とお別れする時も悲しくて悲しくて。
そして高延宗に「来世でも必ず兄弟となろう」と言った時は切なくて切なくて(;△;)
いつも明るい高延宗の涙もすごくつらかった。
蘭陵王も立派で、立派すぎて胸が苦しい。
毒酒を与えるには何か理由をつけなくてはいけないのかもしれないけど、汚名を着せるなんてあまりにも酷すぎる。しかも、ありえない理由で!!
さらに小刀で刺すなんて…なんてことをヾ(`Д´*)ノ
きっと子供が雪舞の命を助けてくれるよね(;_;)
もっと早く子供がいることが分かっていたら…二人で子供ができたことを喜んでほしかったよぉ。
こんなつらいままで、明日は蘭陵王の放送がお休み。
月曜日の放送まで長ーーーーーーーーいΣ(T▽T;)
ちょっと気持ちを落ち着けるためにもお休みがあったほうがいいのかな?
でも、続きも気になるよぉ(TωT)
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明日放送が無いーーーーーガーーーーーーン
月曜日まで、この気持ちをどうすればいいですか?
お茶会ですか~(o^^o)お茶会で泣きます。
そう~雪舞とのお別れの蘭陵王も辛かったけれど
5爺と蘭陵王の別れ…来世でも兄弟でって。・°°・(>_<)・°°・。
悲しすぎるよ~
雪舞に新しい命!ちょっと救われた気持ちですが…
これで雪舞は命を守る決意をすると思うの~
阿文親子~覚えてる!雪舞を助けてくれてありがとう~
鄭児が憎い!!バカ皇帝より酷いかも~
うささん、泣きそうです~ありがとうございます。
昨日は、蘭陵王と一緒に泣きました。
今日は、あんまり辛くて手のひらがチクチク痛くなってきてます。
蘭陵王は、真面目で純粋だから逃げないんですね。民衆のため。善政を行うために、静かに死を受け入れる人なんですね!王子の身分ゆえに。 本当に高潔な人ですね。
高延宗の頭にためらいながら手をおく所、お兄さんです~、辛くても、最後までいないで命令どおり去るのも、弟としてえらい。
雪舞を自害からとめてくれるあの者って誰?暁冬?子馬ちゃん!?
盃を飲み干して、ぬぐっても流れる血の赤さと、水色の衣装、腰の紅い帯に、雪舞の白い帯と赤い紐、、悲しいけれど、色彩が美しい、、見とれてしまいました。
そして後ろに大の字に倒れるなんて、、大魔人が倒れるみたい、、元気な軍神が一瞬で死ぬなんてどんな苦痛なんでしょうね、、
うーん
うささん、お疲れ様です。
雪舞の自害を防ぐのは~ですが私はですが、子馬ちゃんかな~って思うの(o^^o)蘭陵王は子馬ちゃんを信頼してるし、雪舞を愛してるって知ってるから、それと暁冬の気持ちを蘭陵王が知っているとは思えないからです~
でも私としては、暁冬も雪舞を凄く好きだから暁冬も絶対自害を防げると思いますが~
うささん、皆さんはどうなのかな~って思いました(o^^o)
昨日は眠れなかったわ~うささん、失礼しましたm(__)m
テイジを信じていた時には「このアホ!」という感じでしたけど・・・しかし、テイジといいこの時の蘭陵王といい、つくづく「人間顔が良くても性格が悪いと全然魅力的じゃないんだな~」と改めて思いました^^;
テイジなど皇后になって衣装も豪華だというのに全然素敵じゃない・・・。
(尤も、テイジ役の女優さんは凄く演技が上手いと思います。見る人が「ホントーに憎ったらしい」と感じられる演技をしていますよね。最初は真逆の感じの良い人を上手く演じていたし、この人はかなりの演技派ですね)
史書には蘭陵王は「容貌は柔和で、心は勇壮、声も姿も美しかった」と記されているそうです。美味しい食べ物が一つしかなくても部下と分け合って食べたとか。
このドラマを見ていても「凛々しいおのこ」というちょっと古風な言葉が浮かびます。
容貌が美しく、文武両道で性格も良く、かつ美声なんてまさに「完璧なヒーロー」ですね。
高緯を責めるでなく淡々と…毒酒をあおって(TT)
雪舞や五爺との別れに涙し、回想シーンでも涙し続けた回でした(ノ_・,)
子どもが雪舞を救ってくれますよね。
そして蘭陵王が雪舞を託したのは恐らく宇文ヨウ。
宇文ヨウならきっと雪舞を救って蘭陵王の仇を一緒に取ってくれるはず(ToT)
蘭陵王、雪舞のためを思ってだけどやっぱり最期のお別れはさせてあげたかったな…
高緯、こんなことしても心のしこりは取れるはずない!!
分かりきったことを(´д`|||)
まだかなりお話は続くのに主役の一人が亡くなってどうお話は続くのか、月曜が待ち遠しいですね(*^^*)
シリアス過ぎて見るのツラクテ。。
リタイア寸前です。
最初の頃、何度もリピして見ていた頃が懐かしいです。
一応、史実通り、毒酒を賜り賜死したのですね蘭陵王。
一緒に見ていた妹も驚いて、
「どうして主人公の蘭陵王が死んでしまうの?
あと10話どうやってもたせるのかわからない。
宇文ヨウっていう主人公級の人いたよね?
これからは、タイトル「宇文ヨウ」にしないといけない!!」
・・・「蘭陵王」→「宇文ヨウ」・・・
視聴率とれるんかな?(滝汗;)よくわからん。。
自分の妹ながら吹いてしまった
目に焼き付いて離れません。
悲し過ぎ、また悔し過ぎる別れ。
四爺が去って本当に高緯に
安らぎが訪れるのでしょうか???
せめてもの救いは、
雪舞があの親子に発見され、
子どもを宿していたことですが、
でもでも、四爺があんなことになるなんて
その空いた穴は大きすぎます。。。