路招揺(ろしょうよう) 役…バイ・ルー
厲塵瀾/墨青 (れいじんらん/ぼくせい) 役…シュー・カイ
琴芷嫣(きんしえん) 役…シアオ・イエン
琴千弦(きんせんげん) 役…リー・ズーフォン
姜武(きょうぶ) 役…ダイ・シュー
「海棠の木」
遅天明と2人きりで錦繍公子は話をする。錦繍公子は姜武が厲塵瀾を抹殺するつもりだと話し、心は動かぬか?と尋ねる。琴千弦は金仙復活を阻んだ、金仙復活後は長玉聖主が亡くなり金仙は行方不明、琴千弦にも責任の一端がある、裏切り者には死あるべし、と。遅天明は厲塵瀾を倒せるなら協力は惜しまないと言う。姜武なら琴千弦の抹殺後に厲塵瀾もしとめると言う錦繍公子。遅天明は雄天にも話し、千塵閣攻めには我らも参加すると言う。
錦繍公子が帰った後、林子豫が遅天明に会いに来る。万路門の弱点を知りたくはないか?と言う林子豫。遅天明がどう信用せよと言う?と聞くと林子豫は、私は万路門に反旗を翻し敗れた、宗門以外に身の寄せ所がない、と話す。何が望みだ?と言う遅天明。林子豫は、路招揺に死を、と答える。
万路門。琴千弦が蔵書閣で書物を読んでいると、路十七が差し入れを持って来る。一緒に食べた後、書物に書かれている“六道金剛陣”を見つける琴千弦。それには“聖人の力で神器が持つ天の力を引き出す”と書かれていた。
栖止地。招揺の銭がたくさんたまったことを確かめた後、招揺と厲塵瀾は空空舗へ向かう。改良版・空空丸は一時的に力を増幅させた後、同じ量の力を吸収しようと炸裂が起きる、よって同じ量の力を補充すれば解決する、と話す店主。しかし特効薬はまだできていなかった。司馬容に見せるため、厲塵瀾は空空丸を買う。
招揺たちが街を歩いていると、周氏が追いかけて来る。あなたのことは絶対に許さない、と言う周氏。あなたが息子の名でたくさん善行を積んだから天に昇ったと。周氏が泣き崩れ、厲塵瀾は招揺の手を引いてその場を離れる。離縁状は?と聞く招揺。厲塵瀾は、寡婦になったんだ、必要ない、と言う。
周氏が追いかけて来る声が聞こえ、江州へ行ける木のうろへ招揺たちは入る。
司馬容の屋敷へ出た招揺と厲塵瀾。厲塵瀾は改良版・空空丸を司馬容に見せ、増幅された力と同量の力を補えば助かるそうだが方法が分からぬ、と話す。お腹が減った招揺は、食事をするため月珠と2人で部屋を出て行く。
司馬容は林子豫が遅天明の元へ行ったことを厲塵瀾に伝える。しかも放った密偵がことごとく消息不明だと。
お前の密偵だと見抜かれたか、江州も安全ではない、月珠と一緒に万路門へ来い、と厲塵瀾が言う。しかし、あの海棠を置いては行けぬ、月珠は海棠の下で息を引き取った、遺体は土にかえっても花は咲き続ける、私にとって庭の海棠は唯一の形見なんだ、と言う司馬容。
書斎で本当の月珠の肖像画を見つけた月珠。月珠は招揺に見せ、でも耳の形が違うのはなぜかしら?、と言う。司馬容に聞いて、と言う招揺。
招揺と厲塵瀾は万路門へ帰る。
林子豫は万路門の見取り図がいつ出来るか遅天明に聞かれる。頭に入っているのでいつでも、と言いながら、遅天明と一緒に部屋から出てきた林子豫。林子豫は隠れている密偵に気づき、鞭を首に絡め引っ張ると捕まえる。司馬容の密偵です、と林子豫が遅天明に言い、密偵は自害する。
林子豫は、司馬容は厲塵瀾の目だ、よって最初に潰す、と遅天明に言う。
封魔山。錦繍公子は遅天明と雄天が琴千弦討伐に協力を申し出たと姜武に話す。姜武が唐韻の釈放を許し、錦繍公子は牢へ行く。
あなただけは信頼していたのよ、なのに姜武と結託するなんて見損なったわ、と言う唐韻。錦繍公子は、ここから出て清音閣に戻ったら世事に関わるな、さらに君を失望させるだろうからな、だが分かる時が来る、と言う。
空空丸の解明は至難の業だと思った司馬容は、術に精通している琴千弦なら何か分かるかもしれないと考える。
司馬容が月珠を呼ぶ。しかし月珠は怒っていた。肖像画を見せ、この絵は間違ってる、私の耳の形と違うもの、正しく描き直して、と言う月珠。司馬容ができないと言うと、月珠はさらに怒ってしまう。これから万路門へ行く、留守を頼むぞ、と司馬容は話すが、嫌よ、と言うと月珠は行ってしまう。
琴千弦の治療が終わり琴芷嫣と路十七が会いに来る。これからどうするか尋ねる琴芷嫣。千塵閣に戻るつもりだが、路招揺の無事を見届けてからだ、と琴千弦は答える。琴芷嫣が、もしかして本当に女魔王のことを…、と言う。琴千弦はこれは純粋な気持ちだと話す。門主を好きなの?嫌いなの?と聞く路十七。琴千弦が答えず路十七は、門主は私のものよ、厲塵瀾に取られたけどね、でもあなたは門主を好きになっちゃ駄目、と言う。そこに安思が、西山主が琴閣主をお呼びです、と伝えに来る。
司馬容は戻ってきた路招揺が別人でも愛せるか厲塵瀾に尋ねる。心には招揺だけ、と厲塵瀾は答える。うつむきながら、そうだな、誰も代わりにはなれぬ、と司馬容は言う。そんな話をしていると琴千弦が来る。
司馬容は空空丸を見せ、招揺はこの薬のせいで炸裂しました、栖止地の薬で術がかかっているようです、琴閣主なら何かお分かりかと思いまして、と言う。
琴千弦は、蔵書閣の古書にある記述があった、肉体を再生する方法だ、六道金剛陣という名だ、この陣には法器と聖人の法力、天の力を持つ神器が必要となる、と話す。この3つをそろえて六道金剛陣を成功できれば空空丸による副作用を解決できるはずだ、だが…絶えて久しい人だけに真偽のほどは…と。厲塵瀾は、神器なら天剣の六合天一剣がある、と言う。法器と聖人は私が引き受けようと言う琴千弦。
琴千弦がこの陣には危険が伴うため協力を頼みたいと言い、厲塵瀾は、もちろんだとも、と返す。
司馬容が、姜武は“琴閣主の心魔”だという噂が、と琴千弦に聞く。琴千弦は、私の“一瞬の不覚”だ、と答える。それでは、どうやって心魔を除いたのですか?、と言う司馬容。琴千弦は、虛宗門の前門主から送られた薬で除いた、と言う。
遅天明の配下たちと司馬容の屋敷に来た林子豫は、自画像を見ていた月珠に、お前は木偶だ、絵の女ではない、と告げる。そして配下たちに火を放たせる林子豫。
私は月珠、木の子豚ではないわ、と泣きながら月珠は燃える海棠を見る。
琴千弦が昨夜発ったと招揺から聞いた路十七は、私に挨拶もなく?、と怒って行ってしまう。すぐ戻るのに、と言う招揺に、それを先に言わないと、と言う琴芷嫣。琴芷嫣は路十七を追いかける。
蔵書閣。怒りながら琴千弦と月見をした場所で鶏の足を食べていた路十七。琴芷嫣が行くと、私に断りもなく去るなんて、連れ戻す、と言う。止めた琴芷嫣は、おじ上は法器を取りに帰っただけよ、と話す。すぐ戻ると分かり、路十七は、姪っ子、食べて、と琴芷嫣に鶏の足を渡す。受け取った琴芷嫣は、なぜ姪っ子と呼ぶのか聞く。路十七は、私の方が偉いからよ、厲塵瀾が門衛だった時、私は東山主、厲塵瀾の弟子は私の姪よ、と答える。
駆けてきた阿大が、司馬府が焼き打ちに、と厲塵瀾に報告する。その場にいた招揺や司馬容は驚き、3人は暗羅衛たちと司馬府へ向かう。
海棠の木の下で一部焼けた月珠を見つけた司馬容は、車椅子から落ち、月珠のそばへ行く。必ず直す、と言う司馬容。月珠は、直さなくてもいい、私は木偶よ、痛みもない、私は偽物よ、本物の月珠じゃない、子馬はあなた、でも子豚は私じゃなかった、月珠は1人だけよ、偽物は嫌なの、と言う月珠。
司馬容は、聞いてくれ、と話すが月珠は、嫌よ、私の体は痛みを感じない、でも心は痛くてたまらない、きっともう海棠の花が舞うことはないわね、私はいなくなるけど元気でいてね、と言う。涙を流す司馬容。
月珠を寝台に寝かせた司馬容は、絶対に直してみせる、と言う。招揺が直すのは難しいのか聞く。司馬容は答えず、万路門に戻ろう、今後はここを引き払う、と話す。誰の仕業だ?心当たりは?と言う厲塵瀾。司馬容は、林子豫を探っていた密偵が戻って来ぬ、どうやらやぶ蛇だった、と言う。
司馬府を焼き払ったものの司馬容は仕留め損ねたとか?と林子豫に言う遅天明。林子豫は情報の宝庫である司馬府を焼き払ったので万路門にとっては大きな痛手のはず、と返す。遅天明が万路門の見取り図がいつ出来上がるか聞く。正確を期すためにも、もう少し時間を、と答える林子豫。遅天明は5日与える。
万路門の見取り図を前に、私は何をしているの?、とつぶやき、涙を流す林子豫。
千塵閣に法器を取りに戻った琴千弦。溯言が、なぜ路招揺のためにここまで?、“生死は縁”が口癖であるのに、と言う。琴千弦は微笑む。
万路門。厲塵瀾の治療をしていた顧晗光が、危険な陣を張るそうだな?、と言う。うなずき、体の調子を整えねばならぬ、と言う厲塵瀾。そばにいた司馬容に、お前からも言え、と顧晗光が言う。お前の体の具合では陣を張るのは危険だ、と言う司馬容。黒い気が多く出ており感情の起伏も激しい、お前の体がもたぬやも、と。死ぬかもしれぬとはっきり言え、と言う顧晗光。司馬容は、だが琴閣主はこうも言っていた、虛宗門からもらった薬で心魔を除いたと、晗光、その薬を知っているか?、と言う。
ーつづくー
まさか善行を積んだことで曹寧が天に登ってしまうとは(✽ ゚д゚ ✽)
天に昇ることは悪いことではないかもしれないけど、周氏にとってはつらいよね…。
路十七は琴千弦が好きじゃないのかな…。
急に服も可愛らしくなった感じ。
それに琴千弦が黙って千塵閣に帰ったと知って、あんなに怒って(*´艸`*)
そういえば、琴芷嫣があまり厲塵瀾の前でもビクビクしなくなった感じがする…。
月珠も真実を知って切なかった(;д;)
自分が木偶だったことも、本物の月珠じゃなかったと分かったことも悲しいよね。
裏切ったと思った林子豫も悩んでいるみたい?
考え直して見取り図を渡さないか、見取り図に細工してくれるといいんだけど。
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします。
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます