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中国時代劇「蘭陵王」第37話 あらすじ

2014年04月01日 06時19分07秒 | 蘭陵王(中)

鄭児は四喜に"蘭陵王は尚書令でありながら、民から財を奪い取った咎により毒酒の刑に処された。生前の戦功を称え埋葬は許す。なれど死者を悼んでその墓を訪れることまかりならぬ"という触書を出すよう命じる。しかし雪舞が生きていたとしても、危険を承知で墓など訪れまい、と話す高緯。

鄭児は「愛のためなら危険も犯すでしょう。楊雪舞は夫に深い想いを寄せているのです。なれど蘭陵王の最後には立ち会えませんでした。墓の場所を知ったなら罠だと分かっていても必ずや参りますわ」と言う。そんな鄭児に高緯は「そなた同じ立場ならどうだ。罠だと分かっていながら命をかけて朕の墓に来てくれるか」と聞く。「嫌ですわ。何をおっしゃいますの。陛下と小燐(鄭児)は、いつまでも仲睦まじく暮らすのですよ。死など考えませぬ」と答える鄭児。その言葉が高緯は嬉しい。


阿文は街に貼り出されている触書を見かける。


黄河・周国境・船の上。
宇文邕は蘭陵王が罪に問われ処刑されたと知らされる。雪舞の行方が分からないと知り、必ずや捜し出せ、と言う宇文邕。そこに国堺で捕らえたという韓曉冬が連れて来られる。

韓曉冬は憔悴しきっていた。懐から取り出した蘭陵王の文を宇文邕に渡す。
"この文が届く頃、私は黄泉の国におりましょう。主君が望ばま臣下は死を免れぬもの。潔く旅立ちまする。なれど唯一の気掛かりは雪舞の行く末。天下広くとも雪舞を託せるのは貴兄お一人のみと存じます。共に酒を酌み交わした朝、思い通ずるところ兄弟のごとく、情けと義を感じた次第。貴兄の助けあらば、己が去った後を思い煩うよしはない。このご恩、来世にてお返しいたす。高長恭絶筆"と文には書かれていた。

宇文邕は目を潤ませ「よもや、わが軍を悩ませたあの軍神・蘭陵王が主君の手にかかり命を落とすとは。愚かな」と言う。度量の狭き皇帝に虐げられ何ゆえ逆らわなかった、朕とならば泰平の世を作れたものを、蘭陵王の他に好敵手などおらぬ、と。

韓曉冬は「奥方を助けて下さい」とひざまずく。宇文邕はすぐに捜しに行くことを決める。同時に斉軍の動きを探るよう、宇文神挙に命じる。
韓曉冬にも軍医に診せ「治り次第、雪舞を捜すぞ」と言う宇文邕。韓曉冬は感謝する。


「殿下…殿下」とうなされる雪舞。雪舞は柳で剣術を習っていたが、いつの間にか蘭陵王がいなくなっている夢を見ていた。そこに阿文が大変だと言いながら家に帰ってくる。その声で雪舞は目を覚ます。「一大事なんだ。蘭陵王が」と言いかけた阿文は、雪舞が体を起こすのを見てやめてしまう。「何があったの?」と雪舞は聞く。

「教えてちょうだい」と雪舞に問い詰められ、阿文は蘭陵王が不正を働いた罪で陛下から毒酒を賜ったというお触書が出ていたと話す。蘭陵王が亡くなったと聞き「嘘よ」と取り乱す雪舞。飛び出して行きそうになる雪舞を阿汾と母は必死で止める。そして泣き崩れる雪舞を二人は寝台に座らせる。

雪舞を抱き締めながら「惨いねぇ。よりによってこんな時に亡くなるとは。子供が産まれるっていうのに父親がいないなんて」と言う阿文母。雪舞は「何ですって」と驚く。自分が身籠っていることを初めて知った雪舞に、来年の春に子供が産まれることを阿文母は話す。


阿文は蘭陵王の墓の場所が書いてあったと、お触書を母に見せる。母は雪舞の体の調子が悪く心も乱れているため、元気になられたら王妃様に差し上げようと言う。


寝台に座りながらお腹をさすり「殿下。私たち、子供ができたわ。なれど果たしてくれなかったわね、どんな名前をつけるのか。剣術もまだ覚えてないわ。どうやってこの子に教えたらよいの。殿下…ねぇ、教えてよ。独りぼっちでどうしたらよいの」と雪舞は涙を流す。


倚霞殿。
蘭陵王の死後、高緯は寝付けず、酒を飲む日々が続いていた。鄭児は「悪いのは君主を脅かした高長恭です。命を経つべきでした」と話す。高緯は皆に褒められた蘭陵王が憎かったが、死なせるべきではなかった、また誰かと比べられる、恐くなると言う。そんな高緯を励ます鄭児。

高緯が眠った後、戸締まりをし、誰が来ても決して中には入れないよう紅萼に命じ、鄭児は人目を避けながら倚霞殿を出て行く。


ぼんやりとし食欲もない雪舞。そんな雪舞に阿文母は雪舞に縫ってもらった阿文の履物を見せる。雪舞はその履物を見て、あの時の母親だったことに気づく。
三人のせがれを戦で亡くし、残ったのは末っ子の阿文だけ、家族を失う苦しみならよく存じている、上の子たちが死んだ時、私も死にたかった、なれど阿文が幼く、自分のためではなく阿文のために生きたと言う母。その阿文も戦にとられ、もし生きて戻らなければ死ぬつもりだったと。しかし蘭陵王のおかげで阿文も無事に戻り、兵役も免除してくれた、生きていて誠によかっと言う。そして雪舞に生きていてこそ希望があると話す。

雪舞は涙を流しながら、殿下は私を守ろうとして自分の命を捨てたと言う。そして最後に過ごした日、たくさんした約束を、どれほど殿下がつらい気持ちで聞いていたかと思うと胸が張り裂けそうだと言う雪舞。私を送り出した後、死を待っていた時も寂しかっただろうと。殿下を守ると約束したのに、結局、殿下が私を守ったと言う雪舞に、阿文の母は「殿下は命と引き換えにあなたとお子を守られたのですよ。それゆえ、殿下と生まれるお子のためにも生きねばなりませぬ。蘭陵王が守った命なのですから」と言う。その言葉でようやく雪舞はお粥を食べ始める。


蘭陵王府の前を通った高緯は、多くの民が別れを惜しんでいる姿を見る。
「朕は負けた。初めから負けておった。民は蘭陵王を崇める。あやつが死んだ今では、もはや競うことすらできぬのだ」と鄭児と祖珽に言う高緯。祖珽は「民草などお気にかけず、捨ておかれませ。何も分からぬ愚かな者どもにございます」と言う。「愚かな者どもだと」と高緯は怒り出す。何も分からぬ愚かな者どもは、朕に高長恭を殺させたお前たち、蘭陵王に咎なきことは幼い子供でも知っていると。
鄭児はなだめようとするが、高緯の気は晴れない。


かまどの火付けに手間どる阿文に、雪舞は硫黄を取ってきてもらう。それを使い簡単にできる火の付け方を教える雪舞。
雪舞は今までかくまってくれたお礼を阿文に言い、もう1つ蘭陵王のお墓がどこにあるのか調べてほしいと頼む。阿文は墓参りは危険だと心配するが、蘭陵王の死に目に会えなかった雪舞は、せめてお墓参りがしたい、生きる支えがほしい、子供が生まれたら斉の国を離れなくてはいけない、そうなれば二度と戻ってこられない、子供にも父親の墓参りをさせたいと話す。阿文は調べることを約束し、家の中で休むように言う。


阿文の家に兵隊が来る。仙都苑の造営のために阿文を連れて行くと言う兵。母の面倒を見なくてはいけないと、阿文は見逃してくださいと頼む。兵は見逃してやってもいいが金目のものを差し出すように言う。我慢できなくなった雪舞は、家を飛び出し、阿文の妹のふりをして髪飾りを差し出す。兵はそれを受け取ると帰って行くが、髪飾りで味をしめた兵隊が何日かしたらまた来るはずだと阿文たちに言う雪舞。


宮中。阿文の家に行った兵が紅萼とぶつかる。その時、紅萼の落とした雪舞の人相描きを見た兵。これで手配書を作ると聞いた兵は「居場所が分かりますぞ」と言う。それを聞いていた鄭児が「楊雪舞を見たのか」と聞くと、兵は雪舞のいる場所と身籠っていることも話す。驚く鄭児。


鄭児は兵と一緒に阿文たちの家へ行く。脅された阿文と母は、雪舞が西へ向かったと言う。言われた道を追い始める鄭児たち。

雪舞は皇后を騙してすぐ逃げるように阿文たちに言い、自分は蘭陵王の墓へ向かっていた。

騙されたと分かった鄭児たちが阿文の家に戻ってくるが、すでに二人の姿はどこにもなかった。しかし、家の中に蘭陵王の触書が落ちていることに気づく。「罠にかかったようね。天女を捕らえるわ」と鄭児は笑う。


ーつづくー


高緯…鄭児や祖珽にそそのかされたとしても、結局決めたのは自分だし(*´Д`)=3
蘭陵王がいるからこそ、その上に行こうと努力もできたはずなのに。
そもそも人の言いなりになっているあたり駄目だよね( ̄▼ ̄|||)

人目を避けて倚霞殿を出て行った鄭児だけど、外套が派手すぎるような気がする(;´д`)ノ

雪舞がね、蘭陵王がどんな気持ちだったかって、寂しかっただろうって話している時が切なくて切なくて。ポロポロ(;△;)
あと小馬ちゃん…。
小馬ちゃんの言葉も表情もつらかった。
早く雪舞を助けてあげてほしい。
きっと貞がね、今度は雪舞を救ってくれると思うの。

鄭児が鄭児が!!!
雪舞が危険だよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。
でも、もっと恐い事が起こりそうな………Σ(T▽T;)



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4 コメント

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( ; ; ) (Apple)
2014-04-01 20:38:53
雪舞が~切ないね~( ; ; )
でも、妊娠!雪舞のことだからお腹の子を守って生きるよね~

鄭児が絶対雪舞を殺そうと必死~
怖い怖い~高緯より怖い~
でも、高緯もバカだよね!ノイローゼじゃん

鄭児どこに行ってるの?

暁冬が生き抜いて子馬ちゃんところに来てくれたよね~ありがとう!
子馬ちゃんも~蘭綾王とのお酒をかわすシーンを思い出して~かっこいいわ~

雪舞どういう行動をするのかな~
気になりますね!これ以上の辛いことはないように(>人<;)

うささん、ありがとうございます。
返信する
蘭陵王の文(ふみ)が良かったです。 (柳花)
2014-04-01 20:55:41
愛する雪舞を恋敵に託すというのが良かった。

信頼できて、雪舞を必ず守ろうとする意志もあり、皇帝という権力者でもある。(守るには権力もあるにこした事はない)
確かに一番の適任者だと思います。
でも蘭陵王の度量が狭かったら、「自分が死んだ後、恋敵に託すなど耐え難い」と思ったかもしれない。
そういった私情抜きで「最も雪舞を守れる人物」をちゃんと考えて手紙を書いた蘭陵王は偉い。

手紙の文章も好きだなあ。

雪舞には子供が出来たんですね。この子がどうお話に絡んでくるのかも楽しみです。
返信する
蘭陵王の決意が切ないです。 (Berry)
2014-04-02 19:23:37
蘭陵王が、安徳王に雪舞を任せるのはあの方、それは宇文邕でしたね。そしてこれほど鄭児がひつこく雪舞を狙うなんて、、
蘭陵王の手紙がいいですね。うささん、あらすじにきちんと書いてくださりありがとうございます。
ここの部分に、じーんときました。
"共に酒を酌み交わした朝、思い通ずるところ兄弟のごとく、情けと義を感じた次第。貴兄の助けあらば、己が去った後を思い煩うよしはない。このご恩、来世にてお返しいたす。高長恭絶筆"
私は馬賊から救うために一緒にと戦い、二人でお酒を飲むシーンが大好きなんです!
蘭陵王は、二人は友人になれただろう、共に酒を酌み交わした朝、思い通ずるところ兄弟のごとく、情けと義を感じた次第。貴兄の助けあらば、己が去った後を思い煩うよしはない。このご恩、来世にてお返しいたす。高長恭絶筆"と文には書かれていた。
蘭陵王は馬賊の戦いの後、お酒飲んで、友人であり偽兄弟のように思うって言ってたんですよね。雪舞を救ってくれた感謝もあったんですよね。
あの時は宇文邕は、だまってたんですが。
皇帝の子馬ちゃん以外、本当に誰もいないですよね。
あんなに宇文邕にやきもちやいていた蘭陵王が、貴兄って、、、、絶筆って、、、決意がつらいですね
返信する
うささん更新ありがとうございます。 (toria)
2014-04-02 20:41:00
録画が見れていないので
うささんのあらすじを読まさせて頂きました。
ありがとうございます

蘭陵王、宇文ヨウにお手紙を書いていたのですね・・
「貴兄」なんて宇文ヨウのことを言って
雪舞のことをお願いしたなんて
ドラマでどんな風に蘭陵王が語っていたのか
見てみたくなりました

まだまだ雪舞に危機が迫っている状況ですね。
それにしても鄭児しつこすぎ
返信する

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