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中国時代劇「蘭陵王」第28話 あらすじ

2014年03月17日 23時14分07秒 | 蘭陵王(中)

宇文邕は蘭陵王に二つ話しておきたいことがあると言う。一つは、馬賊の所行は大罪だが、背景には長くに渡る戦乱がある、あの者たちを都へ伴い皇帝に引き合わせてほしい、というものだった。高湛は民の苦しみを知るべきだと。「斉がこのままならば、我が周が攻めるまでもなく自ずと滅びの一途をたどろう」と言う宇文邕に蘭陵王はうなずくと「私もそう思う。援軍が着き次第都へ連れ帰り、陛下のご決断を待とう。この場で処刑はせぬ」と返す。

宇文邕は「もう一つ、命を救われた恩義、この先何があろうと忘れはせぬ。雪舞はおぬしだけを想っておる。大事にしてやれ」と言う。蘭陵王は宇文邕の肩に手を置くと「おぬしは雪舞の恩人だ」と言い、宇文邕の飲もうとしている酒を止める。「今は飲まずにはおられんのだ。満ち足りたおぬしには分かるまい」と言う宇文邕。蘭陵王は宇文邕の持っていた酒瓶を取ると、自らが一口飲み「時に情けと義は相容れぬもの。我らは方や周の皇帝、方や斉の武将、相対する立場でなければ良き友となれたはず」と言う。
二人は笑いあいながら、一つの瓶に入ってる酒を飲み合う。


蘭陵王に手を握られながら眠っていた雪舞が目を覚ます。頬笑むと「ずっとついていてくれたの?それゆえよく眠れたのね」と蘭陵王に言う雪舞。もう長い事ちゃんと眠れずにいたと。雪舞は宇文邕に会いに行こうとするが、すでに宇文邕は発った後だった。「命を助けてもらってお礼さえ言えないままだなんて」と目を伏せる雪舞に「あやつには分かっておる」と蘭陵王は言う。そこに皇太子が来て馬賊を処刑すると二人に知らせが。

蘭陵王と雪舞は急いで馬賊を燃やそうとしている皇太子の元へと向かう。
「報告したはずです。都へ連行し陛下のご判断を仰ぐと」と言う蘭陵王。雪舞も馬賊は元は普通の民、戦で住まいや家族を失い、朝廷も救ってはくれなかった、悪行に走ったのは生き延びるため、死罪にあたらぬものもいるはずだと訴える。しかし「見逃せば規律が保てぬ」と高緯は聞こうとしない。

「みだりに殺すはいかがか」と蘭陵王が言えば「言葉に気をつけよ。私は民の憂いを除いてやるのだ」と返し、雪舞が「なれど人を生きたまま火あぶりにするなんて残酷すぎます」と言えば「王妃の教育がなっておらぬな。これ以上無礼を申すと許さぬぞ。ことに楊雪舞、覚えておくがよい」と怒鳴る高緯。そして「忘れるでないぞ、私は皇太子である」と言うと、高緯は馬賊の入っていた檻に火をつけさせてしまう。雪舞は顔をそむけ、耳をふさぐ。

高緯が馬車に戻ると、そこには着飾った鄭児の姿が。「気に入ったか」と聞く高緯に「面白いものを見せるとおっしゃったのは、これでしたのね。昼間なのが残念です。これが夜であれば燃え盛る炎がもっと美しく見えたでしょうに」と鄭児は笑いながら言う。ただ、この匂いだけは我慢がならないと。鄭児の手をにぎり「これより後、鄭児を不快にさせた者は私が懲らしめてやるからな」と言う高緯。そして鄭児を抱き寄せ「高長恭(蘭陵王)はお前にしたこと総ての代償を払う。必ずや報いを受ける」と言う。「うれしい」と言う鄭児。


楊林氏の墓の前で「おばあ様、お許し下さい。来るのが遅すぎました」と謝る蘭陵王。そして「共白髪まで添い遂げられますよう天から私たちを見守ってください」と言う。隣にいた雪舞は、手を会わせながら高緯のことを憂いでいた。「残忍な仕打ちが気になって仕方ない。馬賊を焼き殺したなんて、誠に恐ろしい光景だったわ。皇太子には憐憫の情もなかった」と蘭陵王に言う雪舞。そして自分たちが楯突いた事を根に持つはずだと心配する。蘭陵王は不安な気持ちが消えないと言う雪舞に考えるのはよすように言うと、楊林氏に何が起ころうと生涯雪舞を愛し、守り抜くことを約束する。決してこの手を離さないと。


蘭陵王に戻った雪舞は「お二人とも危険な目に遭われたたのですね」と言う小翠に「なれどよいこともあったのよ。私も殿下も学べたから」と話す。そして「鄭児にはちゃんと人生をやり直してほしいのだけど」と言う雪舞。鄭児を許せる雪舞に驚く小翠。しかし雪舞は、正直に言うと今は殿下が皇太子と対立したことが気になって、考えている余裕がないと言う。


朝廷で高湛は、捕らえた馬賊を生かして届けるという蘭陵王の判断を褒める。一方、大半を生きたまま焼き、残りの者は戻る道すがら一ヵ所につき一人を斬首した高緯には、残酷すぎる上、独断での斬首は法に反する越権行為、一国の皇太子がかように無慈悲で何とすると激怒。「人を殺めるしかできぬとは、さような皇太子などいらぬ」と言う高湛に「こたびは殿下のみならず私にも非が。我が妻、雪舞が馬賊に捕らえられた際には、怒りで我を忘れ対処を誤りました」と高緯をかばう蘭陵王。

高湛は蘭陵王がずっと高緯に忠義を尽くしてきたことを知っていた。これまでの功績と馬賊討伐を称え、高湛は「蘭陵王に璋玉を授ける」と告げる。耳を疑う高緯と驚く蘭陵王。太師・段韶は慌てて璋玉を賜われるのは皇太子のみ、蘭陵王には他のものを授けるようにと言うが「人の定めた礼法なら朕が改めてもよいはずだ。皇太子にあるは過ちのみ。ならば功のある蘭陵王に授けて何が悪い」と高湛は言い返す。さらに「蘭陵王、朕の命に逆らうか」と高湛に言われ、高緯を気にし、ためらっていた蘭陵王も受け取るしかなくなる。


雪舞は帰りの遅い蘭陵王を蘭陵王府の前で待っていた。ようやく戻ってきた蘭陵王に抱きついた雪舞は「心配したんだから」と言う。そんな雪舞は頭上に輝く赤い星を見つける。「おばあ様の話では、あの星が出ると天罰が下ると。君主や高官に悪い事が起こるの」と心配そうに話す雪舞。赤い星は天下に災いが起こる前触れだと。皇太子の諍いを心配していた雪舞は、さらに赤い星が現れ「恐いわ」と言う。「何が起ころうとも君さえ側にいれば何も恐れはせん」と安心させるように言う蘭陵王。


豚小屋で生活を強いられていた祖珽も赤い星に気づく。「赤き星は天の罰なり。君主、おおいに不利となる」とつぶやく祖珽。ついにここを出て行く時が来たと祖珽は悟る。


宣徳宮。
「みごと周軍を撃退すれば、朕の死後、玉座はそなたに譲り渡そう」と高湛に言う高演。高湛
は周を破り戻ってくるが、すでに高演は嫡子の高百年を皇太子に封じていた。その後、落馬で受けた傷で数日の命となった高演は、高湛が皇位を奪うつもりだと気づき、高百年だけは助けてほしいと頼む。しかし、そんな高演も高百年も高湛は殺してしまう。その二人が血を口から流し夢に現れるようになり、高湛は悪夢にうなされるようになっていた。


高緯は蘭陵王が璋玉を賜ったことが許せず、怒りが収まらない。陶器を割る高緯に、お付き合いに来たと鄭児も一緒に割る。それが嬉しい高緯は機嫌を直す。そんな高緯に、殿下は朝廷で孤立無援、蘭陵王には安徳王の他に段韶や斛率光がついている、今こそ殿下は信頼でき、復活を強く望む者を呼ぶべきだと話す鄭児。それは祖珽だと。


雪舞は皇太子が持つべき璋玉を蘭陵王が賜ったと高延宗から聞く。蘭陵王が国事に翻弄され、ついには不幸な最後を遂げると言っていた楊林氏。その定めを避けることができるかもしれないと、雪舞は蘭陵王に職を辞して隠居してもらおうと考える。


高緯が祖珽に会いに行く。「長らくお待ちしておりましたぞ。陛下が蘭陵王を重んじておいでか。私がお助けしますぞ」と言う祖珽。自分の身分を取り戻し、それが皇太子即位の第一歩になる策があると。さらに祖珽は、これより二日の後は月のない闇夜、この策を行なうには最良の日だと言う。


悪夢を見続ける高湛を心配し、高緯は女媧廟から神の水をもらってきたと四喜に渡す。これは安眠を促す水で、毎日、日暮れ時に寝所の窓にぬって差し上げればいいと。四喜はすぐに高湛に報告しようとするが、高緯は効果には確証がない、ぬかよろこびになれば、そなたが不興を買うかもしれないと止める。


雪舞は段韶を呼び、蘭陵王と皇太子への不安を話し、職を辞して都を離れれば殿下を守れるかもしれないと言う。尚書令の職責を放棄したり、斉の民や兵を見捨てる事はしないのではと言う段韶に、雪舞はひざまずいて力を貸してほしいと頼む。段韶は今こそが確かに殿下にとって最良の時期かもしれないと言う。


四喜は言われたとおり"神の水"を使い、高湛の寝所の窓を拭く。


蘭陵王が帰って来ると、屋敷には高延宗、段韶、斛率光が来ていた。即位した皇太子がどう出て来るか案じている、殿下の忠義の心は承知しているが、殿下にはもう家族がいる、奥方のことも考えてほしい、と話す段韶と斛律光。そして雪舞は公務から離れてほしいと蘭陵王に頼む。しかし蘭陵王は国に仕える身で身勝手は許されないと聞こうとしない。兄が従うわけがないと思っていた高延宗は、すぐが無理なら段階をふめばよいと、高湛と会って暇をもらってきたと言う。その暇をもらう理由を、高家の子孫を絶やさないため、天女と過ごしてもらわねば困ると訴えたと言う高延宗。「私を嘘つきにせぬように休みの間ははげんでくれ」と高延宗に言われ「ふざけるな」と怒ったように蘭陵王は言う。


ーつづくー


宇文邕と蘭陵王。本当に良き友になれたらどんなによかったか…。

鄭児がますます恐くなってる!!Σ(T▽T;)
「これが夜であれば燃え盛る炎がもっと美しく」って、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁヽ(@ω@;)ノ
高緯は優しい鄭児が好きだったんじゃないの?
二人とも残忍すぎ。

こっちの高湛は高緯を殺したと以前言ってたけど…こんな風に殺していたのね(;△;)
しかも、高演があと数日の命だと言っていたのに、わざわざ息子を目の前で殺すなんて…。
それはやっぱり皇位の恨みを晴らすためなの?(;_;)

雪舞も心配しているけど、赤い星が恐い。
祖珽も何か企んでいるみたいだし、いろいろ気になるよぉ(@_@;)



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いろいろと気になりますね。。。 (time)
2014-03-18 02:08:05
負のオーラな人々やアイテムが
動き出し始めましたね。
そして、高湛の暗い過去も。。。

個人的には、台詞も。。。

共白髪まで添い遂げられるよう・・・
憐憫の情がなかった・・・
君に共するは虎に共するが如し・・・

こんな感じでしたでしょうか。。。
ちょっと日本語では高度な気が。。

などなど突っ込みどころたくさんですが、

四爺と小馬ちゃんの友情と
七歩詩も。
四爺、周りの気遣いに気付くのでしょうか???
返信する
殿方二人の友情に、乾杯。 (Berry)
2014-03-18 15:28:25
雪舞をめぐって、斎の軍神と周の皇帝が二人でお酒を飲み交わす、なんて嬉しいシーンです。ここでは、義兄弟のような親友以上の仲になれたんですよね。二人は剣を交えても互角だし愛情も、お互いをライバルとみていても評価しあっているし。雪舞の愛情は蘭綾王ひとすじなので、宇文邕は察して去りますが、それも男らしいです。
ところで、お婆様の預言を回避する方法をあれこれ考えると、蘭綾王は皇太子に強くでて、皇帝の高湛にもっとアピールしていくべきかなあと。引退や休暇でなくて、彼が皇帝になれば世の平和になるし、それが最適な方法ではないかと思います。周りがもちあげて、そうならないでしょうか。ね。
返信する
更新ありがとうございます (toria)
2014-03-18 22:32:17
子馬ちゃん、冒頭の5分くらいでいなくなっちゃいましたよねΣ(゜д゜;)
前回、前々回とお祭りだっただけにちょっとショック(@Σ@;)
正確に計ってないからわからないけど5分もいなかったような
しかし、宇文邕と蘭陵王がお酒飲むシーン、何か凄かったような・・
ステキなシーン過ぎて、後半、延宗様が出てきたのですが延宗様がかすみそうでした(人´∀`).☆.。.:*・
美男2人で語り合い、1つのお酒を飲みあい、女(雪舞)を大切にしろだなんて
Berryさんのおっしゃる通り、これで義兄弟の杯を交わしたことになりそうです♪
公の立場では、周の皇帝、斉の武将で敵同士ですが
プライベートでは今後仲良くできるかもしれません。仲好し♪o(^▽^*)人(*^▽^)o仲間♪
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こんにちは~ (Apple)
2014-03-19 11:12:34
子馬ちゃんが可哀想だったけれど、
蘭陵王とは、友になったよね~
雪舞とは、会わずに帰って行くとこがまた良い~

それに比べ、皇太子…最悪~
テイジも怖い~でもまだ蘭陵王を好きなのかな~って少し思いましたが…

皇太子は蘭陵王だけでなく、雪舞にも何かしてきそうです。
凄く心配( ; ; )

雪舞と蘭陵王は、前のように仲良く、イチャイチャも見たいかも~

5爺がちょっと影が薄く感じますね~

うささん、ありがとうございます。
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