胸毛からどんぐり

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苫小牧の森から~2&3日目~

2018-06-14 09:49:58 | 日記
おはようございます。
早速滞りました。ごめんなさい。

2日目はこちらも1日中大雨でした。なので、あまり写真が取れてません。
やった内容としては、樹種同定です。2つの森に行き、TAの方に教わりながら、どれがどの樹種なのかを学びました。これで大体の樹種は分かるはず!なのですが、自信はないので、札幌帰ってもあまり聞かないでください笑


施設に帰ってから結構調べたりしました。

3日目は、午前中2つのことを学びました。
1つ目は、台風で倒れた森がどう再生するかということ。
下の写真を見てほしいのですが、



この2枚は、どちらも2004年の台風でほとんどの木が倒れたところです。一方は、国が造林で手を加えて管理したところ、もう片方は、倒れた木などを放ったらかしにしておいたところ。
さてどちらが、手を加えた森かわかりますか??

実は上の写真が手を加えた森なんです。実は手を加えない方が、森林の天然再生は早いんですね。真ん中の大きな木は台風で倒れなかった木なので、その差は一目瞭然でしょう。
じゃあ、全部放ったらかしにしておけばいいじゃんと思うかもしれませんが、人工林は元々、商業的なねらいがあるので、価値ある木を植えたいという、森林所有者の意向もあるのです。なかなか難しい問題ですよね。


この地域をGoogleマップで見るとこんな感じ。実験的に、この2つの施行をし分けています。

その後、野生動物の調査を行いました。僕がやったのは哺乳類(エゾウサギとシカ)の調査。どう調査するかというと、糞を探すのです。これを直接目視して調査する直説法と対比して間接法といいます。
11年生の林と、46年生のはやしで同じ条件下で行いました。

鹿のフン。どこにあるか分かりますか??
エゾウサギの糞は11年生の森に多かったです。隠れ家が多かったからかな?

午後は、千歳市森林組合にお邪魔して、林産物販売の様子を見学しました。


この写真は、薪用のミズナラの木です。驚きなのはその価格。大体60年生で、1本1000円くらい。
安くないですか??椎茸のほだぎなどはもっと細いものを使うのでもっと安いです。
林業があまり振るわない理由の一つが垣間見えた気がしました。

また、ここは法人、企業は取引相手にはしていないそう。個人の需要で手一杯だそうです。
今、薪ストーブのブームなどで、需要は高まっているそうで窯を使うピザ屋さんからも注文が増えているのだそうです。
やっぱりこう言う現実的なものも見ないといけませんね。
それでは。

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