「街 ~長原ヴァージョン」 “古代船なみはや” に寄せて
古代大阪は、海岸線が平野部まで深く入り込み、上町台地が半島のように突き出し、その東に河内湾と呼ばれる内海が広がっていたという。
長原の地は古代において海を臨む海岸線に位置していたと云われている。
古墳時代になると、河内湾は淡水化し、河内湖になり、やがて淀川や大和川の度重なる氾濫により土砂が堆積し大阪平野を形成していく。
長原古墳群からは船形埴輪が発掘されており、古代船も行き来していたものと思われる。
船形埴輪は1989年、大阪市制100周年を記念して「古代船なみはや」として復元され、実際に韓国釜山までの航海を行なった。
その実物は閉鎖された「なにわ時空館」があった南港北に展示されている。
この実物古代船「なみはや」を長吉東部中央公園横の未利用地に誘致、展示しようとする運動がある。
以下、小林新聞補発行「だんじり新聞」の記事より。
4月3日の長原東わいわいフェスタでは「街 ~長原ヴァージョン」が初披露される。
常盤会吹奏楽団のアレンジと演奏を実力派演歌歌手の吉野悦世さんと中村美優さんがどのように仕上げるか、今からワクワクである。