東京奇譚集～村上春樹

村上春樹の本を読むのは高校生以来です。

短編集なので、読むのが遅い私でも半日位で読めました。

奇譚といえばそうかなとも思うし…

『偶然の旅人』

それぞれの出来事が妙なところで繋がる感じのお話。
調律師のお話は、少しいい偶然です。


村上氏にも、数々『不思議な偶然』はあったそうです。
些細なことから、人生のあり方を変更せざるを得ない出来事まで

彼がその『不思議な偶然』を人に話すと
相手の反応が薄いそうで、がっかりしているようです。
すこし、笑ってしまいました。

本人には大きな偶然ですが、
他人には、よくある話だったり、
ただの偶然じゃないのと思うことだったり、
リアクションに困る時もあるかもしれません。

女性だとこの手の話で、
盛り上がることもあると思うのですが…

女性のほうが事象をつなぎ合わせることが
得意なのかもしれませんね。

『品川猿』もちょっと良かった。

今日の香り
マジョラム＆クラリセージ