おばぁが来た

おばぁが戻ってきた。

三年前に一度あっただけのマーを覚えていた。

痩せちゃって、どうした？

結婚は、まだかね？

おばぁは元学校の先生。

自分の教え子のように、語りかける。

おばぁの味噌には、

ミネラルがいっぱい。

おばぁの話にも

ミネラルがいっぱい。

このミネラルは、

海風が運ぶ。

昔、沖縄は、男が海にでて女が家を守った。

男は戻るところがあるから、

世界に羽ばたいた。

マーが、一度しかあったことのないおばぁにあいにいき、

人生の羅針盤ーカラハーイをみいだそうとするのは、そんな遺伝子によるのだれう。

ティンクティンクの

島を旅立つひとを思う

ミネラル分たっぷりの唄の原点だ。