『ティラノサウルス・キング 白亜紀の恐竜バトル』

夏休みっぽい新作映画をレンタル。２０２２年の中国製CGアニメ、ティラノサウルス少年が王座を奪われた父の敵を討って王になる。前に見た韓国映画の「タルボサウルス」シリーズよりも対象年齢が低いっぽくてかなり甘口な内容。主役が肉食動物のせいで“主役が獲物を狩るのはOKだけど悪役が獲物を狩るのはダメ絶対”問題が・・・。終盤で出てくるカルノタウルスの「悪い王様」がわかりやすく憎まれ役！って顔で良かったな。恐竜の咆哮が「ジュラシックパーク」シリーズとそっくりだった。

「ヴェロキラプトル」を見た勢いで

「ジュラシック・リボーン」を「ランペイジ」を見返した。

ジュラシックリボーンはヴェロキラプトルと同じような低予算モンスターパニックだけど
類似品の中ではかなりサービス精神旺盛で見せ場が多く、CGの出来も悪くない。





そう思いながらランペイジを続けてみたら
こっちは流石に２００倍くらい豪華で勝負にならないな、と。





それは画面の作り込みの話だけじゃなく登場人物のちょっとした会話も同じで
Jリボーンは気の利いた会話とか個人のジレンマを語りだすと途端に「上手くない」感じが出て
ランペイジもドラマは退屈なんだけど「メジャーな映画」って良く出来てるなと思える。

『ヴェロキラプトル』

久々に超低予算の恐竜映画をレンタル。このDVDジャケットの人、出てなかったな。



登場人物３人、恐竜を殺人鬼に見立てたホラー仕立てで意外に真面目に作ってあって
予算内で無理して出来ないことをやって「なんじゃこりゃ！？？」みたいな珍品にはなってない
逆に物足りない出来。

主役がゴーストタウンの恐竜から無事逃げ切ってそのままエンディング、で良さそうだけど
彼女がコメディアンとして恐竜ギャグを披露するエピローグは「・・・」という感じで
蛇足っぽい。

タルボサウルス３部作

『タルボサウルス 激突!史上最大の恐竜』『大恐竜時代 タルボサウルスvsティラノサウルス』
『ディノ・キング 恐竜王国と炎の山の冒険』の３本を見返した。



１作目は動物ドキュメンタリー、２作目は主人公の内面ナレーションのみ、
３作目が恐竜たちが唇を動かして会話する作劇で全然タッチが違う。

同じCGを少しずつ手直ししながら使いまわしてるっぽくて大作感はないけど、
画面に恐竜が映ってるだけで楽しい人間としては理想的なシリーズ。

しかし肉食恐竜のタルボサウルスが主役のこのシリーズ、２作目で主役が
別の肉食恐竜を「残忍な怪物」呼ばわりしたり、３作目でケラトサウルスの狩りを
「悪いこと」として退治するシナリオは擬人化の仕方が超イビツで、

ライオンが肉を食べない代わりにスシを食べることでお茶を濁した「マダガスカル」や
ヒョウがドーナツを食べていた「ズートピア」は上手い逃げ方をしてたな、と思う。


「ディノキング」で主人公の名前が「パッチ」から「スペックルズ」に変わってるな。
「大恐竜時代」の英語タイトルが「Speckles The Tarbosaurus」だから翻訳した人が違うせいか。

原題が「점박이: 한반도의 공룡」でグーグル翻訳で「朝鮮半島の恐竜」、
これと「ディノキング」は日本語吹き替えしか収録されてないけど韓国映画。
「激突!史上最大の恐竜」は日本と英語音声収録でただし字幕なし。

『失われた世界（2001）』

同じタイトルが多いので検索しにくいけど今回見たのはボブ・ホスキンスのTV映画。
１４５分の長尺、TV放送時には２本に分割されたみたい。

秘境に探検に行くと恐竜や猿人がいたというこの古典話を映像化したものは
何本もあるけど、意外と「決定版」みたいなのに出会えない。

本作も、シナリオ通りに撮影しました、みたいな感じの淡々とした出来で
アロサウルスｖｓ現地人との戦いなんかは悪くないけど地味。

1925版のロンドンで暴れるブロントサウルスを
今の技術で映像化してほしんだけど・・・。