テーマは「鮎はなぜ減ったのか?」

2008-04-18 05:56:14 | Weblog
永尾です。
RKBでは、毎週木曜日夕刻(6時15分ぐらいから10分ほど)に鮎の特集番組を組んでくれています。

テーマは「鮎はなぜ減ったのか?」
1回目は、山の崩壊による川の濁流による川の濁り。
2回目は川鵜(鳥)の話でした。
番組では塚本さんが、話しておりました。カワウが増え始めたのは7,8年前とのこと。
カワウは、一羽で、500グラムの鮎を食べるので、1000羽いれば一日で500キログラムの
鮎を食べ尽くしてしまう、と言うお話でした。
先日のシンポジウムに来られた高橋勇夫先生は、川鵜の増加を農薬の減少により川
鵜が増加したとのことでした。また、地球温暖化の影響で、今まで越冬できなかったカワウが、温暖化のお陰で越冬できるようになり増加しているのでは?という見解を述べておられました。また、もう一つの理由は、河川の改修により、川は直線的になり、鮎が隠れるところがなくなったというのも、一つの理由になっているとのこと。

さらに、これは、去る2月3日のシンポジウムにおいて分かったことですが、
栽培漁業センターで成長した鮎は、急流を知らないのですばしこくなくて、稚魚の放流をしても、カワウから逃げることができず、すぐに食べられてしまうのだそうです。
昨年までうちの鮎の里親は、生駒水産さんの流れのある水槽で丁寧に育てられた稚魚を放流していましたが、今年は、その犠牲的協力も限界に来ているとのことで、稚魚の放流をとうとう、あきらめました。なぜなら、栽培センターの稚魚では、わざわざ、カワウの餌を川に放流しているようなものだからです。こんなことも、シンポジウムや川漁師さん方の話を聞かないとなかなか、分からないのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。