ナイトウィザードRPG §1

「なんで、今更ナイトウィザードなんだ……しかも、初版じゃねーか」

「バランスは悪くはないし、テンポがいいから面白いけどな」

「私がやりたい……とは、言っていないけど……

『月姫』が遊べるって聞いたから」

「『月姫』かぁ〜

リメイクが夏だったか？

リメイクの告知がされて、10年か……

リアルに死んでる人間もいそうだな」

「リメイクでるんなら、メルブラと真月譚がFGOとコラボしないかね？」

「と、言うわけで例の二人も呼んで、遊びたいのよ」

「彼ら、社会人になったからなぁ〜

それにナイトウィザードは4人位が丁度いいから

ひとりくらいで良いんじゃないかな？」

「ま、それに関しては心当たりがあるから

呼んでみようか？」

「私の関係者？」

「カルデアってことなら、関係者だね。

史実の君とは関わりはない」

「断言したってことは、時代が違うか

地域が違うか……」

「推理しない。

……ところで、おるるんは『月姫』で何をやりたいんだい？」

「『真祖』ね」

「（遠野志貴くんやるとか言ったら、丸かぶりだもんな）

吸血鬼というクラスはあるけど、アルクェイド・ブリュンスタッドほど強くはないよ？」

「まあ、RPGならしょうがないわね……」

「まんまはさすがに再現は無理だけど、似たような伝奇物の遊ぶことは可能だと思う……

吸血鬼がいるなら、あとは聖職者とかかな？」

「うーん……どうせ、0レベルじゃ再現できないんだし

テイストだけ真似したプレイングで自由に遊ぼうか……

ステージは『アーネンエルベ』でそこを拠点に暗躍する

『グレートキャッツビレッジ』を壊滅させるためにやってきた

魔術師協会の魔術師と教会の聖職者って感じで良くない？」

「ん？

それって『月姫』なの？」

「『月姫』のファンディスク『歌月十夜』みたいだけど……

それなら、シナリオも単純そうだな」

「う～ん……引っかかる所があるけど

思いっきり遊べそうなら、それでいいわ！」

「んじゃ、まぁ

キャラ作るか……ーー……お前、基本ルール以外使うの禁止な」

「うぐぁー」

「日光にあてた吸血鬼みたいに苦しみだしたわ」

「……これくらい、釘を刺しとかないとな」

「あんたも基本ルールだけよ……ね？」

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！」

「けふ……いい悲鳴だ……」（がくり）