FFTRPG 妄想リプレイ 「ファイナルしてないファンタジー」

「この記事に登場するシステム、キャラクター、設定などは『すべて』フィクションです」

「それじゃあ、続きを始めようか」

「白魔と黒魔は決まったから、僕達か……」

「あとどんな役割が必要なの？」

「戦術的には、前衛攻撃職と壁職が必要かな」

「前衛攻撃職は、語感でわかるけど……壁職って？」

「これはかなりゲーム的なんだけど、相手の攻撃を引き受ける役割なんだ」

「……確かにゲームね……フルプレートメイル着ててもゴメンだわ」

「うわ、含蓄あるわ……さすが、反転してもジャンヌ・ダルク……」

「……？なんでだ？金属鎧着てれば最強じゃん」

「1542年……」

「なにそれ？」

「鉄砲伝来よ……日本に伝来したのは遅かったけど、100年戦争時代には、大砲……野砲が存在したのでそれこそ中世の軍記もののような密集防御なんてやっていたら、やられていたわ」

「あと、クロスボウや鉄砲もあったんで、プレートメイルが意味ないんだ」

「……壁職は気が向かないから、前衛攻撃職にするわ」

「それがいいな。GM……キャラ作成の定石は？」

「定石？」

「ゲームだもの、遊ぶための暗黙の了解はあるさ。選択するのは自由だけど……ルールに縛られるだけが、ゲームじゃないのさ」

「『みんなで楽しむ』ことが、TRPGの目的だから、ルールであっても遊ぶ上で不都合があっても、崩壊しない程度の許容を『みんなで』話し合うのもゲームのうちなのさ」

「……なるほど……図ったわね？」

「……シャープペンを置いてください」

「……マスター」

「宝具は止めて」

「私を誘ったことに関しては、どうでもいいわ。定石を教えて」

「あ、うん……まあ、定石といっても選択肢が狭いからどんな選び方をしてもそこそこ遊べますけど……そうですね……ロール（役割）が決まっているなら、その役割に沿ったメイン職。攻撃職なら【戦士】を２つ、あと好きな職業から１つが基本ですね」

「なるほど……数字が良くできてるなぁ」

「たしか、この【赤魔術士】は万能って言ってたわね……数値を見ても【力】にポイントが割り振れるみたいだし……よし、私は【戦士】【戦士】【赤魔術士】にするわ」

「【力】が８になるのか」

「これなら、期待値以上でしょ」

（オルタちゃん……）

「優しい目で、わたしをみるなぁっ！」

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（閑話）

オルタちゃんだけかよっ！

すいません。第45代大統領に興奮して、一晩中ネットを徘徊していたので、頭がぼんやりしております。

明日あたり化けコンビが決めて、HPとMPを決定、お金と装備、アビリティの決定と……割とあるなぁ〜

さて、ここでTRPGの魅力を語る場所みたいになっていますが……

本当は、使ったルールを掲載する場所のつもりだったんです……

そうしたら、なんかキャラたちが暴走を始めて……プロット崩壊……

もう、補正も諦めて、脳髄から迸るオルタちゃんのおバカキャラを愛でています（笑）

でも、そんなオルタちゃんでも「専門分野」では譲れなかったみたいですね。

さすが、聖女認定500年待った女の子（笑）

ペトロさんが気を使ってただけのことがありますね。

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