クラブの3だから、ストーリー2レベルまで開放ですね。
では、1レベルから行きましょうか」
「13レベルのモンスター相手にタイマンを張るほど、度胸はないし……
そもそも、生前それやって封印されてんだろ?」
「正確には、タイマン張ったあと仲間が駆けつけて、タコ殴ったあと、精神体になってルーセントに乗り移って復活しようとしたところを、マーファのフレイルで石化させられたって事情だけど……
今のボクたちじゃあ、冥府のデーモンは戦えないよ」
その説明が1レベルのストーリーです。
君たちは、町並みをキョロキョロしながらあたりを探索していると
『やあ、友人』
と、塀の上から声をかけられるよ」
ね?」
『意識のある人間が、ここを通るのは久しぶりだ。
ちょっと話し相手になってくれないか?』
と、言ってくる」
俺はデーモンなんていう下等生物とは違うからな』」
『ボクたち以外にも、意識を保っている人間はいるのかい?』」
「『まあ、たいていの人間は、ここに来たときには意識があるのさ。
それが、だんだん虚ろになっていき、最後には、何も考えられなくなって、奈落に落ちていくんだ』」
形状とかねわかるかな?」
そーいや、名前もしらないや」
アルヴィンス・デラクロスの作り上げし、最後の魔法都市。
当然、家を持ち職を持ち、生活を営んでいるよ』」
古代王国カストゥール。
その10の門閥の一つ。
死霊魔術の門主!!
ノーライフキング!!!
古王国期ですら400年くらい生きてる。
現行最後のカストゥール王国の生き残り!!
アルヴィンス・デラクロスであります」
クリスタニアでは、異次元に都市作っていたし……
こういうとこに介入しててもおかしくないでしょう?」
まあ、15レベルくらいには下がっていますが、十分強いっすね」
どういう仕組みなんだ?
魔力の塔からの魔力供給は無いだろ?」
奈落と呼ばれている動力に魂を落として、魔力として都市に供給する。
無限の魔力じゃなくて、有限だけど尽きることのない魂を使ってる訳だね」
「あ……オルルンが、ヒロインが流しちゃいけないような鳴き声で唸ってる」
魔法王国期の都市なのか……
ってことは、ここのダンジョンボスって……」
ノーライフキング・アルヴィンスだよ」
つーか、魔神王に勝てる存在がここのボスだったのか……」
『最近、転生者共がこの街に降りて来てる。
奴らは、この街で何かをしようとしているらしい』
と、言うところで、そいつは塀から落ちるよ」
しかし、座ってたのに滑って落ちるとか、どんだけドジなんだよ……」
『ぼ、ぼ、ぼ』」
呪われろ!」
八尺は……240㎝か……
じゃ、ジャイアント扱いで良いよね?」
9レベルじゃないか!?」
ジャイアントは、オーガと違って話がわかる奴もいるんだ!
と、とりあえず、わかる言語で会話を試みろ!!」
まあ、下位古代語は覚えてるだろうから、−20%で勘弁してあげよう」
いい?
じっと目を見て、後づさるのよ?」
「なら、ひとまず会話で話せるかどうかを判定して、続いて説得してもらいましょう」
「ええっと……44+15でペナルティが−20%か……(成功率39)」
ーー05……
ルーセント。君しか話せないからね?」
「じゃあ、僕達は何も聞いてない。と、挨拶して立ち去ろうか?」
「うーん……(一応、転生者側の刺客だから、それだと戦闘になっちゃうなぁ)
−40%でよろしく」
「……くっそー!」ーー98……「うわぁ!出目にも見放された!!
しゅ、集中力!!」ーー90……「うわぁぁ!駄目だったぁ!」
「じゃあ、不意打ちじゃないからイニシアティブから行こうか?」
「待って!」ーー27……「戦闘指揮が成功!!イニシアティブに+2だ!」
……とは、行ってもボクは何もできないぞ?
通常移動で離れてアーバレストを巻き上げる!」
「スリープクラウドを巻き込まないように打つわ!集中力!!」ーー44……「発動成功っ!」ーー29……「やった!集中力成功!!」
「む?−15%か……ま、それでも35%……」ーー84……「運がいいな……寝たよ」
運良くジャイアントから逃げ出せた一行、ま、ジャイアントに勝てるとは思っていませんでしたよ(笑)
さて、ダンジョンボスの正体がわかっただけでも全身です。
どうなることやら(笑)
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