「私は、あんまり興味がないから、提督に渡して資材調達の足しにしてもらおうと思って!」
「司令官が、電波提督だと、他の二次創作物では割りと色物のトリックスターでも真面目になるのね。
それは、私が預かるわ。その代わり、間宮の軍票上げるから、美味しいもの食べなさい」
「……!珍しいな君から電話なんて……」
「君ほどの『覡』が珍しいな……何があった?」
「太平洋上で『輝けるトラペドヘドロン』が漂流してまして……それをうちの艦娘が拾ってきまして」
「!……しかも、太平洋上で!?……その周囲で遭難した船舶があったのかね?」
「報告は受けていません。あと、これが『財団』で登録されている物か確認したいのですが……」
「ふむ、ならーー」
「……そうか……まあ、そうだろうなぁ……うん……」
「彼は、今、今世紀最大級に忙しい。EU離脱で英国での財団運営を彼一人の手腕だけで切り盛りしてるからな……マコトではだめかね?」
「厄介払いしたいだけじゃないですか!嫌ですよ!あんな剥き出し信管核弾頭女!」
「できれば、あの人間伊集院信管を落ち着くまで預からないか?」
「こっちもトランプで忙しい……」
「日本の諺ではなかったか?『五十歩百歩』って?」
「苦渋の決断だが、ハル・ボーエンも忙しい」
「してない。しでした……」
「タキオン検出しようとシンクロトロンを使用した」
「無断で、外部から、使用して、そのシンクロトロンの実験成果を無茶苦茶にして、逮捕されるときに『あんな実験私なら、3日もあれば上がる成果だ。10年もかける実験じゃない』と言い放って、国家反逆罪適用された」
「でもちょうど良かった。今網走にいるから、現地徴用できるな……あと宜しく!」
「あ、ちょ!待って……え?あいつ、北海道のシンクロトロン使ったの!?……死ねよ!どうやって物理的切断されたサーバーにアクセスしたんだよ!……あーもう、関わるとろくでもないなぁ!」
「知り合いを迎えに行かなきゃならなくなりそうです……どうやって、迎えに行こうかなぁっ」
「大丈夫……これ、別に悔しいとか情けないとか痛いじゃないから……強いて言うなら……生きてることへの反逆みたいなものだから……」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます