TRPGはじめて物語

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艦これ? おるたなてぃぶ!

2016年11月27日 09時30分47秒 | 艦これ? おるたなてぃぶ!

「♪〜」

「どうしたのよ?島風」

「遠征で、海の上でこんなん拾った!」

「へえ、なんか時代がかった箱ね?何が入ってるの?」

「変な石だよ。宝石の原石みたいな」

「ふうん。で、どうするのよ?」

「私は、あんまり興味がないから、提督に渡して資材調達の足しにしてもらおうと思って!」

「……!え、島風ってこんないい子だったの!?」

「あ、ひっどいな〜私だってここの泊地の一員だよ?」

「司令官が、電波提督だと、他の二次創作物では割りと色物のトリックスターでも真面目になるのね。

それは、私が預かるわ。その代わり、間宮の軍票上げるから、美味しいもの食べなさい」

「ありがとう!五十鈴さん!」

「ああ、久しぶりに心がほっこりしたわ……」


「私です」

「……!珍しいな君から電話なんて……」

「ちょっと困ったことがありまして……『彼』は動けますか?」

「君ほどの『覡』が珍しいな……何があった?」

「太平洋上で『輝けるトラペドヘドロン』が漂流してまして……それをうちの艦娘が拾ってきまして」

「!……しかも、太平洋上で!?……その周囲で遭難した船舶があったのかね?」

「報告は受けていません。あと、これが『財団』で登録されている物か確認したいのですが……」

「ふむ、ならーー」

「御堂長女は寄越さないでください」

「……そうか……まあ、そうだろうなぁ……うん……」

「ミスタ・サリンジャーは?」

「彼は、今、今世紀最大級に忙しい。EU離脱で英国での財団運営を彼一人の手腕だけで切り盛りしてるからな……マコトではだめかね?」

「厄介払いしたいだけじゃないですか!嫌ですよ!あんな剥き出し信管核弾頭女!」

「できれば、あの人間伊集院信管を落ち着くまで預からないか?」

「そっちで預かってください」

「こっちもトランプで忙しい……」

「……なら、ハル……ーー……ハル・ボーエンでいいです……」

「日本の諺ではなかったか?『五十歩百歩』って?」

「中国の故事です……ハル・ボーエンでいいです……」

「苦渋の決断だが、ハル・ボーエンも忙しい

「……?珍しいですね……あいつは何をしてるんですか?」

「してない。しでした……」

「……何をやらかしたんです?」

「タキオン検出しようとシンクロトロンを使用した」

「ん?普通じゃないんですか?」

「無断で、外部から、使用して、そのシンクロトロンの実験成果を無茶苦茶にして、逮捕されるときに『あんな実験私なら、3日もあれば上がる成果だ。10年もかける実験じゃない』と言い放って、国家反逆罪適用された」

「……馬鹿じゃねえの?」

「でもちょうど良かった。今網走にいるから、現地徴用できるな……あと宜しく!」

「あ、ちょ!待って……え?あいつ、北海道のシンクロトロン使ったの!?……死ねよ!どうやって物理的切断されたサーバーにアクセスしたんだよ!……あーもう、関わるとろくでもないなぁ!」

「大声出すなんて珍しいな……どうした?」

「知り合いを迎えに行かなきゃならなくなりそうです……どうやって、迎えに行こうかなぁっ」

「な、泣いているのか……」

「大丈夫……これ、別に悔しいとか情けないとか痛いじゃないから……強いて言うなら……生きてることへの反逆みたいなものだから……」

「?」



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