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2024年ドラマの自分的ランキング。

2025-03-10 | ドラマ テレビ番組
だいぶ時間がたってしまいましたが…😓 
2024年に見たドラマの自分的ランキングです。
※なるべくネタバレにならないように書いたつもりですが、気になる方はご注意下さい。

☆1位
「宙わたる教室」NHK
「ここには何だってあります」
定時制高校の、世代も事情もさまざまな生徒たちが集まってできた科学部が、「全国的な科学研究の発表会に出たい!」という目標に向かって協力する、実話を元にした小説のお話。
顧問の理科教師役の窪田正孝さんも素敵でしたが、柳田岳人役の小林虎之介さんが、すごくすごく魅力的で。
不良仲間との縁を断ち切れない、ナイーブで難しい役どころ、そして何より作業着が似合う…!
見ていると、「柳田岳人」という人が本当にどこかに存在しているような気持になりました。
先生の言う、「(頭で考えるだけではなく)まずはとにかく手を動かしましょう」などなど、名セリフもいっぱい。
私も手を動かして、ガチャガチャあがいてみます!
いろんなヒントがいっぱい詰まっている作品でした。

☆2位
「ケの日のケケケ」NHK 第47回創作テレビドラマ大賞
「不機嫌なモンスターにならないためには、たゆまぬ努力が必要だ」
感覚過敏症(特に音、味覚、光に過敏)である女子高生が、自分とまわりの人を大切にしながら、みんなが居心地のいい場所を作るために、自ら挙手して立ち上がるお話。
感覚過敏は個人差が大きく、また、感覚は共有できないので、つらさがなかなか人に伝わりにくいそうです。
部活を強要してくる学校や、いろんなものを食べさせようとする母の再婚相手にわかってもらうために、身を削るような努力をする彼女。
何も強要しない「ケケケ同好会」に集まった、つらさを抱えた仲間を通じて、自分だけでなく、みんなのためにもがんばろうと決心するのはすごいなぁ。
自分も放っておくとすぐ不機嫌になりがちなので、「ご機嫌でいるための努力」を常に頭の片隅に置いとかないと💦
主演の當真あみさんがとても魅力的で、映像も美しくて、見終わると清々しい気持ちになりました。ほっこり。

☆3位
「クラスメイトの女子、全員好きでした」読売テレビ
37歳売れない作家の「枝松脛男」が、13歳の時に埋めたタイムカプセルの中身は「グチノート」。
大人になって、郵送で届いたのは誰かの書いた小説のノートでした。
脛男はそれを元に「春と群青」という小説を書き、賞をもらってしまいます。
今さら盗作であるという事実にビビる枝松は担当編集者に相談し、二人はノートの持ち主を探すことに。
13歳の時、クラスメイトの女子全員好きだった彼は、父の教えもあって記憶も確か。
ノートの持ち主候補の女子の思い出を、一人ずつたどっていくという、現在と過去が交互に進むストーリーです。
37歳役の木村昴さん、13歳役の及川桃利さんともにふんわりやさしい雰囲気が魅力的。
中学生のアホすぎる(ほめ言葉)日常と、彼の目を通して語られる女の子たちのかわいさが、なんでも否定しがちな昨今、まぶしかったです。
ラストもあたたかくやさしくて、明るい気持ちになりました。
原作はエッセイみたいなので、いつか読んでみたいです。

☆4位
「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」NHK (Amazon Prime Video)
外国で亡くなった人のご遺体を、故国へ送り届ける「国際霊柩送還士」のノンフィクション小説を元にしたお話。
特にエピソード5のリリー役の松本若菜さんの美しさにうっとり、最終回の主人公の母の覚悟と行動力にはっとしました。
国籍も、人種も、立場も、人生もさまざま。
亡くなった人、残された人をつなぐ国際霊柩送還士のお仕事を垣間見ることができました。

☆5位
「海に眠るダイヤモンド」
2018年の東京と、1955年の海底炭鉱・端島(軍艦島)の二つの時代が交錯する物語です。
2018年、謎の資産家女性いづみと出会った売れないホストの玲央が、彼女の語る、生き生きとした過去の端島の話に引き込まれ、最後に彼女も知り得なかった秘密にたどり着きます。
戦争の記憶がまだ生ヶしかった端島時代、玲央とそっくりな鉄平や、食堂の看板娘の朝子、威勢のいい炭鉱夫たち、訳ありで流れてきた女性など、狭い島内にたくさんの人がひしめきあって、まるで一つの家族のように暮らしていました。
皆で苦楽を共にする生活は、とても賑やかで楽しそうで、一緒に見ていた家族が「ここで暮らしたい!」と言いました(プライバシーがないから私は無理💦)。
戦争で家族を失った人や、原爆の後遺症におびえる人、炭鉱事故、追われる人など、つらい描写も多かったのですが、鉄平という人の生きざまに導かれ、最後には登場人物たちがみな明るい表情になっていてよかったです。
海に眠る宝石ということで、映画「タイタニック」のラストを思い出しましたが、あちらは人生のすべてが終わり、帰っていく場所という感じだったので、真逆でおもしろいなぁと思いました。
できれば端島時代のお話だけをずーっと見たかった~。

☆その他

「季節のない街」Disney+
1話の電車バカの六ちゃんの印象が強烈。災害復興住宅を舞台にした宮藤官九郎監督作品で、なんともいえない味がありました。
原作は山本周五郎、影響を受けたのは黒澤明監督の映画「どですかでん」だそうです。

「すっぴんヒーロー」TBS
変身するとすっぴんになるヒーロー(女性)が、乙女心と正義感の間で揺れ動くコメディ。おもしろかった!

「オードリー」NHK朝ドラ再放送 大石静/作
京都太秦生まれの主人公が、両親と旅館の女将の間でスポイルされて育ち、自分の生き方を見つけるまでのお話。
本人だけでなく、まわりの登場人物たちの人生も見ごたえがありました。

「VRおじさんの初恋」NHK夜ドラ
孤独な中年男性が、サービス終了直前のオンラインゲームで知り合った女性アバターに初恋し、お別れするまで。
相手のリアルは意外でしたが、ゲームの世界も現実の世界も、しみじみと美しく、深い余韻が残りました。

「花咲舞が黙っていない」日本テレビ 池井戸潤原作。
今田美桜さんが元気に演じている、銀行の臨店班(調査係)のお話。半沢直樹もちょこっと出ます。

「青春ウォルダム 呪われた王宮」NHK 韓国ドラマ 
青春は関係ない気がしますが、呪われた世子(王位継承する王子)と、家族殺害の嫌疑を受けたお嬢様が、お互いを助けるため、一緒に陰謀に立ち向かう物語。
謎解きがおもしろかったです!

「御史(オサ)とジョイ」NHK 韓国ドラマ 
不正取締官で美食家の暗行御史と、生活力抜群、バツイチのジョイが、仲間たちとともに悪い奴らを追い詰める痛快時代劇。
回を重ねるごとに仲が深まって、お互い助け合う関係が心地よいです。

「ヒョンジェは美しい」韓国ドラマ 
三人兄弟を早く結婚させたい両親が、一番に結婚した者にマンションを譲ると約束するホームドラマ。
実子を探す祖父や、お金持ちの家族、実業家の独身女性など、みんなが本当の家族になるまでのお話です。

「人生はビューティフル 愛はワンダフル」韓国ドラマ
自死用の募集サイトで知り合った男の子に温情をかけられ、生き残った妹と、男の子の母親の葛藤。
玉の輿狙いで金持ちと結婚したものの、夫が浮気相手と事故にあい、長期昏睡状態になったとたん、金持ち姑に離婚を強要される姉。
どこがビューティフルでワンダフル?と思うほど重い内容で、前半ほんとに見るのがつらかったです…が、つい見てしまったホームドラマ。
ラストはびっくりのハッピーエンドです。

「春になったら」関西テレビ 
がんで余命を宣告された父親と、売れない子連れ芸人と結婚を決めた娘が、お互いのやりたいことを一つ一つかなえていきます。
キャンプや海辺、父親と一緒に過ごすかけがえのない時間がとても美しかったです。

「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」東海テレビ 
家族の中で浮いている頭の固い父親が、息子の引きこもりをきっかけに出合ったゲイの青年に助けられ、努力して価値観をアップデートしていくお話。
メイクに興味がある息子、同人誌作製に命をかける娘、ゲイのアウティング問題など。
病気の娘のかわりにコミケに参加する回はサイコーにおもしろかったです!

「光る君へ」NHK大河 
衣装も舞台もとても美しく、お話も最後まで興味深く見ることができました。
ただ、主人公たちの生き方を変えるような重大なきっかけが、冒頭の母をはじめとして、どれも突然で残酷な死で、特に最終回直前の分はもやもやしました。

「おい!!ハンサム2」東海テレビ 
すごく昭和で男前なお父さんと、何事もふわっとかわすお母さん、それぞれくせのある三人の娘とそのまわりにいる人たちのお話。
何かあるとすぐ家族会議を招集するお父さん、隙も愛嬌もあるのにハンサムすぎてよき!

また長くなってしまいました💦
韓国ドラマは話数が多くて、つい思い入れしがちな気が。
日本ではこんなに長い作品って少なくなりましたね…。
今年もおもしろいドラマにいっぱい出合えますように~!



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2024年11月~2025年1月に見たドラマメモ。

2025-02-03 | ドラマ テレビ番組

冬ドラマが始まって一カ月ですね!

11月~1月に見たドラマを忘れないようにメモします。

下記は、1話目を見た感想です。

 

【2025冬ドラマ】

「アリスさんちの囲炉裏端」BS-TBS 東京から田舎に戻ってきたアリスさんが古民家の囲炉裏端で作る料理。おいしそう。

「あらばしり」読売テレビ 必要な人しかたどり着けないという酒屋さん。イケメン多数の酒の化身?に癒されるお話。

「東京サラダボウル」NHK 東京は異人種が溶け合わない、サラダボウル。緑髪の国際捜査官の奈緒さん、翻訳官の松田さんコンビが、異国語を話す人たちの事件を捜査する物語。興味深い。

「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」NHK大河ドラマ 江戸中期の版元(出版社)、蔦屋重三郎が吉原を盛り立てるために奔走する物語…なのかな?

「御曹司に恋はムズすぎる」関西テレビ 顔だけはいい御曹司が事業に失敗、祖父の会社の新入社員として、仕事に恋に翻弄されるコメディ。永瀬廉さんがよき。

「まどか26歳、研修医やってます!」TBSテレビ 2年間の研修期間、研修医はお客様…ではいられないドラマ。芳根京子さんいいなぁ。

「問題物件」フジテレビ 物件マニアの主人公が問題あり物件の調査係なのに、ほぼ上川さんが謎解きして解決してしまうお話。キャラが濃いです。

「プライベートバンカー」テレビ朝日 大富豪専用の金融スペシャリストの唐沢さんが、金融情報を披露しつつ、顧客に害をなす奴らをこらしめる?お話。

「日本一の最低男 私の家族はニセモノだった」フジテレビ 選挙で当選するため、亡き妹の家族を受け入れて、イメージアップに利用しようとする主役が香取君のドラマ。

「私の知らない私」読売テレビ 一年間の記憶を失った主人公が、自分がその間に罪を犯したかもしれない疑念と、入り組んだ人間関係が大変そうなお話。

「家政婦クロミは腐った家族を許さない」テレビ東京 「クロミがあなたを私にふさわしい主人に育てます」「この家には害虫が多い」ブラック家政婦登場!

「風のふく島」テレビ東京 福島12市町村移住者の方たちの実話をもとにしたオムニバスドラマ。毎回主人公が変わります。

「法廷のドラゴン」テレビ東京 プロ棋士をあきらめ、弁護士になった主人公の法廷ドラマ。細かく将棋シーンが入るため、若干テンポが悪い気が…。

「クジャクのダンス、誰が見た?」TBSテレビ チョコレートのエピソードがなかった…。刑事の父を失い、父の手紙により、犯人とされた人の冤罪を晴らすため、娘と弁護士が謎を追うサスペンス。

「アンサンブル」日本テレビ 恋愛トラブル専門弁護士のお話。すごく見やすくて、なんだか癒されます。

「アイシー 瞬間記憶操作・柊班」フジテレビ 主人公は一度見たら忘れない映像記憶の持ち主で、捜査員として難事件を解決していく刑事物。

「ホットスポット」日本テレビ バカリズム脚本の宇宙人がテーマ?のコメディ。ブラッシュアップライフが好きだったので期待。

「TRUE COLORS」NHK シンディ・ローパーの歌が刺さる。成功を前にした女性フォトグラファーに降りかかる運命…。

「119エマージェンシーコール」フジテレビ 元銀行員で抜群に耳が良い主人公が、119に電話してくる人の身になって寄り添い、頑張ろうとするお話。

「秘密~TOP SECRET~」関西テレビ 重大事件の犯人の脳をスキャンして、その記憶を映像として再生し、捜査する機関の話。えぐいエピソードが多いですが、美しい記憶には胸打たれます。

「フォレスト」朝日放送 大手ホテルグループの一人娘の主人公が、つらい過去の事件に加え、家督相続の泥沼にはまっていきそうなお話。

「御上先生」TBSテレビ 「(君の)その孤独を僕は見捨てない」「泥水をすする覚悟ならできている」「エリートは『神から選ばれた人』であって、上級国民ではない」と言う御上先生と超進学校の生徒たちのこれからが楽しみです。

「相続探偵」日本テレビ 葬儀の場所に現れる相続探偵が、故人が残した相続に関する謎を解いていくお話。故人の作家のひねくれ具合があっぱれ。

「ホンノウスイッチ」テレビ朝日 お互いを好きすぎる幼なじみ同士の、ギクシャク、緊張、ドキドキドラマ。主演二人がかわいいです。


【その他(単発・再放送など)】

「あ・うん」NHK再放送 向田邦子脚本 最近ちょっと昭和のドラマにはまりつつあるかもしれない…。十代の女の子から見た、戦友二人のそれぞれの家庭における悲喜こもごものお話。

「独眼竜政宗」NHK大河再放送 途中の3話目から。緊張感があって品格を感じさせる俳優さんの演技、岩下志麻さんの美しさにうっとり。

「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」 wowow 映画は見ていないので実写初見。キャラの再現度がすごくてめちゃ受けました!

「フェンス」wowow無料1話 冒頭から引き込まれました。沖縄米兵犯罪、基地問題。オスプレイの爆音にびっくり。主役の松岡茉優さんの演技がすごい。

「ながたんと青と」 wowow無料1話 さすが門脇麦さん!京都の老舗料亭を継いだ30代主人公が、15歳下の男性と再婚、料亭を立て直す物語。おいしいレシピ付き。

「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」日本テレビ 再放送 大好きなお仕事ドラマ。家族も一気見するおもしろさ。内容、タイトルのまんまです☆原作も好き。

「おんな城主 直虎」NHK大河ドラマ再放送 子役の女の子がすごくいい!戦国時代、遠江(静岡県西部)の井伊家のお話。おもしろい。

「ドラえもん 母になる~大山のぶ代物語~」 NHK再放送 子どもを失った悲しみを乗り越え、ドラえもんを好きな子どもたちを愛したのぶ代さんの物語。

「スーパーヒーローアカデミー」ノルウエー制作 NHK Eテレ 主人公のスーパーパワーはおしりから…!大爆笑。

「グランメゾン東京」TBSテレビ 大好きなお仕事ドラマ。ミシュラン3つ星を目指すレストランのシェフたちのお話。映画に続きます。

「となりのナースエイド2025」日本テレビ 最後に火神細胞の秘密が明かされましたが、物語はまだまだ続く感じです。

「オクニョ 運命の女」韓国ドラマ再放送 牢で生まれた主人公が、自分の出生の秘密を知るために奮闘する時代劇。一度挫折して再視聴です。

「それぞれの秋」1973年 脚本:山田太一 一周忌記念再放送 平凡な5人家族の次男が、持ち前の思いやりとお節介で、家族の危機を懸命に乗り越えようとするお話。昭和感全開で、キッチンとか懐かしかった~。

「銀座黒猫物語」カンテレ 銀座に実在するお店が登場する、人情あふれるドラマ。案内人?は黒猫です。楽しみ。

「バニラな毎日」NHK夜ドラ 倒産し、借金で苦労する女性パティシエが、謎の料理研究家に厨房を貸して、悩める生徒さんと共にお菓子を作り、勇気づけられるお話。焼き菓子が食べたくなーる。

「滅相もない」MBS/TBS 巨大な穴が突然現れた日本。救われるという噂から、その穴に入るかどうか悩む8人の男女が、各自の人生を語るお話。

 

人間関係ドロドロ系、アイドル主演系などは苦手なので見ません。
再放送はどんどん録画されるので、毎日が録画用HD残量との戦いです💦

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2024年に見た「報道特集/ドキュメンタリー系番組」の自分的ランキング。

2025-01-13 | ドラマ テレビ番組

前回の続きです。

以下は、2024年に見た報道特集やドキュメンタリー系の番組で、勝手に付けた自分的ランキングです。


☆1位

メルトダウン File.8 「前編 原発事故・危機の88時間」NHK 2023年再放送

「我々のイメージは、東日本壊滅ですよ」(吉田所長の証言記録:政府事故調)

東京電力福島第一原発事故について、2011年3月11日~15日までの88時間を再現した実録ドラマ。

今は亡き大杉漣さんが出演されています。

内容はとても緊迫していて、見るのがつらくなるほど。

でももし機会があれば、一度は見て欲しいです。

誰も経験したことのない危機を、命をかけて、必死に乗り越えて下さった方々に尊敬と感謝を。


☆2位

「クローズアップ現代 追跡!全国 PFAS汚染 発がん性も?汚染源は?」NHK

有機フッ素化合物(PFAS)の恐ろしさについて、初めて知ったのがこの番組でした。

水や油をはじき、熱にも強く、防水スプレーやレインコート、フライパンのコーティング、泡消火剤などに使用されているPFAS。

主な汚染源は、化学工場、産業廃棄物処理場の汚染水、泡消火剤を多用する基地、空港と言われています。

自然分解されない安定的な物質であり、取り締まる法律もないため、長年放置されてきました。

結果、地下水が汚染され、高濃度のPFASが全国各地の水道水から検出されているそうです。

発がん性、脂質異常症など引き起こす恐れが高いと言われているPFAS。

水道水が安全ではなかったなんて…、他人事でなく恐ろしいです。


“PFAS汚染”全国マップ(河川・地下水等 令和4年度)NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/tokushu/20240612/pfasmap/#4/37.45/137.5


☆3位
 
第33回 FNSドキュメンタリー大賞「Tokyo Young Homeless 彼らを見つめた半年間」フジテレビ

冒頭、ニコニコしながら楽しそうに路上生活をしている、28歳のホームレスの男性シンさんに密着した番組。

偏見をなくしたいと、においや身なりに気を使い、ボスと慕うホームレスの先輩や同年代の仲間と助け合いながら暮らす半年間の記録です。

彼らが語る、社会で理不尽な目にあって自殺未遂した過去、現在の安らぎある路上生活。

ボスが年齢的な事情で路上生活を卒業、仲間も社会へ戻っていく流れの中で、体調を崩し、どうしようもなくなるシンさん。

不本意ながら生活保護を受け、宿に入るがすぐに路上へ戻ると、彼から笑顔が消え、生活は荒れてしまう。

最後に会った時のシンさんは、新しい服、たくさんのピアスを付け、暗い目をして。

「路上は卒業した、今は忙しい」と去っていく。 


見終わってすぐ、やるせない…と思いました。たくさんピアスが自傷行為に見えて。

あんなに目をキラキラさせて頑張っていた人が、絶望して路上生活からも去っていく。

仲間たちのように、少しでも希望をもって社会に戻るならよかったのだけど…。

番組ディレクターの「ホームレスに至るまでの“普通の社会生活”が彼らにとってそれだけ生きづらかった」

「生きづらさを感じる人たちへのまなざしが、少しでも温かい世の中であってほしい」

というメッセージが重く感じられました。

引用:フジテレビ 第33回 FNSドキュメンタリー大賞「Tokyo Young Homeless 彼らを見つめた半年間」紹介ページ

 

☆4位

「NNNドキュメント24 アボジが眠る海」山口放送

戦時中、山口県宇部市の長生炭鉱で起きた海中炭鉱の水没事故。

183人が亡くなり、7割が朝鮮半島出身だったそうです。

炭鉱の支援団体は遺骨の収集返還を国に求めるも、海中で見えない遺骨は受付不可とのこと。

長年にわたる支援団体の方々の努力、代替わりしていく遺族の深い悲しみ。

番組最後に、炭鉱の坑口の発見と潜水調査があり、遺骨収集が一歩前進したそうで、嬉しかったです。

 

☆5位

「BS世界のドキュメンタリー『生成AIの正体 シリコンバレーが触れたがらない代償』」NHK(制作 オランダ)

 
「(私たちは)よく知りもしないテクノロジーをあまりにも信用しすぎている」

セルビア メディア研究者 ブラダン・ヨーラー氏

生成AIに限らず、デジタルテクノロジーを提供する大企業は、その仕組の見えない部分を「クラウド」と呼ぶ傾向があり、内容を伏せる。

これは、決して見ることができない「仕組」について迫った番組ではと思う。

 
生成AIはデータセットと呼ばれる大量のデータとアルゴリズム(手順や方法)で機能する。

データセットは、大量に集めたデータを細かく分類する必要がある。

それは過酷な作業で、主に行っていたのは世界中の賃金の安い人々だった。

毎日残酷な画像を見続け、自殺した方もいるとか…。

今は自動的にネット上で大量のデータを収集しているが、情報が偏りがちになる。

(例:「美しい」=「裸の女性の画像(エロ)」など)

ChatGPTはバージョンアップごとに計算能力が100倍、コストも約100倍になるそう。

ゆえに生成AIを開発維持できる企業は限られ、独占が生まれる。

大規模AIが内部でどんな動きをしているか、開発者でさえも説明できないブラックボックスであるそう。

そして、生成AIはオリジナルを作り出すのではなく、学習したデータの平均値を導き出すため、生成されたものは「平均的な偽物」になるという。

 

「何か対策しなければあと数年で、生成AIのコンテンツが人間の作り出したコンテンツの量を超える。

統計学を駆使した高度なシステムが、ガラクタを生み出すために使われている。

AIが作り出した世界に生きるのは、平均値を求める凡庸な世界に生きることだ」ブラダン・ヨーラー氏

引用:BS世界のドキュメンタリー『生成AIの正体 シリコンバレーが触れたがらない代償』


※情報量がすごくて、しかも衝撃的な内容だったのでメモもこんな長く…!

ネット上に生成AIコンテンツが出回ってる今、AIが作った偽物すら学習対象になっているのでしょうね。

偽物から偽物が生まれていく…、恐ろしい時代になったと思いました。

ツールとしてきちんと管理し、本物や正しい情報が汚染されないようにするためにはどうしたらいいんだろう…。

 

2024年は前半、あまり報道・ドキュメンタリー系の番組を見ていなかったので、後半どーんとまとめて見た感じです。

今年はどんな番組に出会えるかなぁ。

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2024年に見た報道特集やドキュメンタリー系の番組。

2025-01-08 | ドラマ テレビ番組

毎年、年末近くになると、報道特集やドキュメンタリー系の番組がまとまって放送されるので、ここぞとばかり集中して見ました。

2024年に見た分を、備忘用にざっとメモしておこうと思います。

張り切ってまとめたら、すごく長くなったので、分けて掲載します💦


「プロフェッショナルスペシャル 世界を子どもの目で見てみたら~漫画家 青山剛昌」NHK

 名探偵コナンで有名な青山先生の、マンガ制作にかける執念、無邪気さ、あやうさ。

 見ごたえがありました。

 

「ネット犯罪から若者を守れ!~韓国 警察の苦闘~」NHK

 掛け金500億円のネットカジノの運営に中学生が含まれるなど(中高生の勧誘役)、韓国のネット犯罪の低年齢化に衝撃が。

 大人たちの苦悩を感じました。

 

「ダークサイドミステリー サイコと呼ばれた男 エド・ゲイン」NHK

 ゴールデンカムイの江渡貝弥作が強烈すぎる!と思っていたら、実在のモデルがこの人でした。

 事実は小説(マンガ)より奇なり…!

 

「パパがある日女性に」朝日放送テレビ

 トランスジェンダーの方が性を変えたら、前の性で結婚していた場合、同性同士は結婚ができないため、離婚するしかないと。

 家族なのに…。

 

放送文化基金賞 ドキュメンタリー部門 最優秀賞

「ETV特集 膨張と忘却 ~理の人が見た原子力政策~」NHK

 国が進めてきた原子力政策決定の不合理さについて、委員の吉岡氏の残した資料を元に制作された番組。

 難しくて分からない所もあったけど、原発ありきの国策決定の一連の流れについて知ることができました。

 

2023年 日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組 最優秀賞

「こどもホスピス ~いのち輝く”第2のおうち”~」 朝日放送テレビ

 ドイツのこどもホスピスで看取られた方が、こどもに「(一緒にいられて)幸せだね」と語りかけることができたことの重み。

 番組最後の言葉も強く響きました。

 

2023年 日本民間報道連盟賞 番組部門 テレビ教養番組 優秀賞

「20年目の花火」鹿児島テレビ放送

 20年前に起きた花火工場での大規模爆発事故、10人が亡くなったそうです。

 事故以前に会社を取材し、事故後に疎遠になっていたTVディレクターが、退職前に再び取材した番組。

 花火会社の社長の、経営者側としての責任、そして弟と仲間を亡くした悲しみ、いつまでも癒えない遺族の苦しみ。

 ずっしりきました。

 

第40回 ATP賞テレビグランプリ ドキュメンタリー部門 最優秀賞 
 
 「新・爆走風塵 中国・トラックドライバー 生き残りをかけて」テムジン NHKエンタープライズ NHK

 中国の物流を担うトラックとその長距離ドライバーの番組。

 まださわりしか見ていないのですが、ちゃんと見ようと思って保留中です。

 

第43回 「地方の時代」映像祭2023 グランプリ

「立つ女たち~女性議員15%の国で~」NHK

 統一地方選挙に出馬した、茨木と長崎の女性二人に密着した番組。

 SNSを駆使し、「地盤・看板・かばん」ではない方法での挑戦は、手探りで悩みも多く。

 子育てや仕事をしながら、人の縁を大事にされていて、ラストではなんと女性議員割合19%に!

 

「ねほりんぱほりん 投げ銭を投げきった人たち」NHK

 動画配信中、配信主に金銭を寄付する「投げ銭」にはまって、200~1300万円を使った人たちの続きの回。

 前回視聴後、はらはらしていたのですが、それぞれ落ち着いたみたいでよかった~。

 

「調査報道 新世紀 File4 オンラインカジノ 底知れぬ闇」NHK

 違法なのに、ネット広告から簡単に参加でき、一度はまると抜け出せないオンラインカジノ。

 拠点は海外にあり、当たりは確率ではなく、操作されているそうです。

 「グレーだからOK」と勧める動画やサイトはやらせとか。衝撃でした。

 

「アナザーストーリー選 発見!ナチス略奪絵画 執念のスクープの舞台裏」NHK 2021年再放送
 
 2012年ドイツで発見されたナチス略奪絵画1280点(ピカソ等名画多数)。

 一年後、週刊誌が衝撃の内部事情を発表しました。

 絵画は、ナチス4大画商グルリットが返還せず着服したもので、彼の死後、息子がマンションの一室で管理してきたのだそうです。
 
 画商の息子は、秘密が漏れないように、生涯独身で誰とも交流せず、食事は缶詰、病院にも行かず、国籍はオーストリア。

 2014年に81歳で亡くなった後、スイスのベルン美術館へ全作品を寄付し、持ち主がわかる作品は返還されるも、特定作業は難航しているそうです。

 彼の生涯は、父親の執念、「名画を守れ」という呪いに縛られていたのではと思い、苦しくなりました。

 

「NNNドキュメント24 第2の家 あなたの再出発、手伝います。」山形放送

 山形県米沢市、認定NPO法人with優が運営する、生活に行き詰った人が一時的に避難できる「第2の家」。

 一泊1000円、自炊しながら規則正しい生活をして、自立を目指すそうです。

 引きこもり17年の45歳男性、家族に虐待された18歳女子高校生が入居、巣立っていきました。

 「今すぐ感謝なんてしなくてもいいよ、いつかでいいよ」って言われてた暴言(本人談)高校生が、最後に「幸せを感じました。ありがとう」。

 

「クローズアップ現代 “リピーター医師"の衝撃 病院で一体何が」NHK

 全国で増えている、医療事故を何度も繰り返すという医師たち。

 医師不足で、技術が足りてない医師も採用しないと病院が回って行かないことが原因なのだそうです。

 番組では、8ヶ月で8件の医療事故(うち翌月死亡2名)を起こした医師の例が取り上げられていました。

 恐ろしいのは、上役の医師が医療事故を報告せず、そのまま問題医師に手術を続けさせていたこと。

 自分や大切な人がそんな目にあったら…、とても恐ろしいです。


次回に続きます~。
 

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10月に見たドラマの備忘録。

2024-11-01 | ドラマ テレビ番組

今年ももう残すところ二か月になりましたね。

時間が経つのが早すぎます💦

録りためていた10月スタートのドラマ、さわりの部分だけ見て、続きを観るか決めています。

何を見たか記録しないと後になって忘れてしまうので、ここに書き出してみることにします。

以前はメモしてたけど、面倒でやめてしまいました💦

(下記は、録画済みでまだ見てない物も含みます)


「離婚弁護士スパイダー」 面倒な部分をはしょっているので、さらっと見られる。毎回スッキリ。

「若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私」 こじらせ主人公が苦手で…。

「嘘解きレトリック」 レトロな雰囲気と温かい人間関係がほのぼのして好き。

「NHK夜ドラ 未来の私にブッかまされる」 出だしがドラえもん!?と思いましたが、続きが楽しみ。

「Qrosの女」 桐谷さんが癖のある雑誌記者の役で、取材の裏側的なことが見られておもしろいです。

「あのクズを殴ってやりたいんだ」 奈緒さんは大好きな女優さんなんですが…。

「私の町の千葉君は。」 大人の初恋キュンキュン物。

「ライオンの隠れ家」 まだどうなるかわからない感じで気になります。

「放課後カルテ」 子供の健康について勉強になります。

「3000万」 NHK 普通のママ役の安達祐実さんが大金を手にして、どんどん深みにはまって行くのが恐ろしい…。

「私たちが恋する理由」 さらっと見られる大人の恋愛ドラマ。

「バントマン」 戦力外通告された野球選手が再起をかけて奮闘する物語。

「つづ井さん」 推しパワー全開でパワフルな登場人物たちにタジタジ…。

「団地のふたり」 団地に住む幼馴染の二人の女性と団地の人たちのほのぼの日常物。終わるのが寂しい。

「オクラ ~迷宮入り事件捜査~」 刑事物。

「イニョプの道」 韓国ドラマ再放送 だんだんはまってきました。

「おむすび」 NHK朝ドラ 私も家族もとても楽しみにしています。

「この恋は初めてだから」 韓国ドラマ再放送 大家と賃借人が契約結婚する話。キュンとします。

「ヒロシの心霊キャンプ」 山でおきた実話ホラー物。もっと見たいなぁ。

「宙わたる教室」 NHKドラマ 定時制高校が舞台のお話。とても興味深い。

「おいち 不思議がたり」 NHKドラマ 時代物。町医者の卵のおいちが不思議な力で謎を解く物語。おもしろかった。

「海に眠るダイヤモンド」 長崎の軍艦島の物語。過去と現在が交錯します。

「花子とアン」 NHK朝ドラ再放送 翻訳者の村岡花子の生涯。おもしろいです。

「モンスター」 趣里さんが主演の癖のある弁護士のお話。サクサク進むので見やすいです。

「D&D 医師と刑事の捜査線」 お医者さんと刑事の事件物。

「マイダイアリー」 大学生のふわふわキラキラ物語。

「全領域異常解決室」 オカルト&事件物。家族がとても楽しみにしています。

「民王R」 まだ見てないけれど、楽しみ。


人間関係ドロドロ系、アイドル主演系などは苦手なので見ません。
再放送はどんどん録画されるので、毎日が録画用HD残量との戦いです💦

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