三代目なんとなく日記

ロストケア

ああ、早く各部屋の窓を開けたい!

夕方以降は取り敢えず玄関の扉だけは開けていますが、玄関だけではさすがに

風の流れが無いので、玄関付近は涼しくても、その奥の部屋は相変わらず

空気がこもった感じで暑苦しいです。

一応ベランダの外壁塗装は明日までなので、月曜日からは窓を開けてもいい

はずです。

それにしても思ったほどペンキの匂いがしなかったな。

ここ数日は風が強かったのも幸いしたのかもしれませんが、それでも夕方に

なって玄関を開けてもそれほど匂いは入ってきません。

やはり最近のペンキは匂いを抑えたものがあるのかな?

 

さて、金曜日の夜は9時から週末デザートを食べながら小一時間ほど3人で

映画鑑賞をするのが恒例となっていますが、先週から見始めた昨年上映

された松山ケンイチと長澤まさみ主演の「ロストケア」の後半。

(2時間程度の映画を2週に分けて見るという・・・)

この映画は高齢者の介護を扱った物語です。

ざっくりあらすじを言うと、訪問介護士をしている松山ケンイチが壮絶な介護

で苦しんでいる家族や介護をされている当人含め、その苦しみから解き放って

あげるために患者を人知れず殺してゆき、やがてそれが松山ケンイチのやった

事だとバレ、長澤まさみ演じる検事と介護についてそれぞれの思いをぶつけあう

という話です。

なんていうか、我が家もかなり壮絶な方ではあったので、松山ケンイチの想いも

介護に携わっている家族の気持ちも手に取るように分かるわけで・・・・

うちと同じく、脳梗塞で半身が不自由になり、やがて認知症になって寝たきりに

なった松山ケンイチの父親演じる榎本明さんの認知老人の演技があまりにも

リアルすぎて、実際殆ど父を介護していたのは私と母なのですが、何故か途中で

妹が号泣し始めました。

「あかん、演技上手すぎる・・・オトン思い出すしなんか切ないよぉ!」

と言いながら涙を拭いていました。

私もグッとくるところはありましたが、妹が泣いているのを見て涙は引っ込んで

しまいました(苦笑)

なんかね、榎本さんの演じる認知症の老人役が本当に当時の父そっくりで。

ただ、榎本さんの場合はまだ時々ふとまともな状態に戻る時がある程度の認知症

ではありましたが。

でも、時々まともな状態に戻ってしまう方が本人は辛いだろうな。

だから息子に「殺してくれ」と頼んだんだろうけど。

うちの父の場合は晩年はもう私らを世話をしてくれる人、としか思っていなかった

と思うので。

私らも散々虐待してしまったし。

家族だからこそつい罵詈雑言や手が出てしまう。

今思えばなんてことをしてしまったんだと思いますが、でも当時はそうせずには

いられないほど私や母も精神的に切羽詰まっていたし。

 

父が亡くなる少し前は、夜中歌い続けていた時期がありました。

その時、何故かよく歌っていたのはハピーバースデーの唄。

あんなのうちでは歌ったことないのに。

たぶん、施設で誕生日などにスタッフさんが歌ってくれた時の楽しい思い出

だったのだろうか。

ちゃんとした言葉にはなっていませんでしたが、メロディーはその歌でした。

後になって心の中で少しだけ「ごめんね。うちでは楽しい事がなかったかも」

と父にわびた気がします。

 

この映画に答えはないですね。

介護をしている家庭それぞれに思う所があると思います。

 

そんな今日は父の誕生日。

仏壇に手を合わせました。

 

色々あったねぇ~オトン・・・(苦笑)

 

 

【本日の夕食】

★豚バラ肉とじゃがいもと玉ねぎのバジルソースパスタ

  「豚バラ肉・じゃがいも・玉ねぎ・トマトペースト・バジルソース・粉チーズ)

★海鮮野菜サラダ

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