宮中取水ダム
重力式コンクリートダム
信濃川水系信濃川 新潟県十日町市
訪問日 2024/10/1
大谷内ダムから北上、広々とした田園地帯を通り抜け、13.5km、20分ほどで到着です。信濃川本川にある唯一のダム(河川法で規定される)となります。東日本旅客鉄道(JR東日本)の所有する発電用ダム。首都圏の鉄道運転のための電力約23%を賄います(by Wikipedia)。
現地にある『JR信濃川発電所管内鳥観図』によれば、宮中取水ダムでは、宮中取水口と宮中第二取水口の二つの取水口で取水しています。宮中取水口の水は浅河原調整池へ送られた後、千手発電所での発電に用いられ、山本調整池に送られます。山本調整池からは小千谷発電所にて発電を行います。宮中第二取水口からは、浅河原調整池と山本第二調整池に送水され、山本第二調整池からは小千谷第二発電所にて発電を行います。大規模な連携を行っておりまして、宮中取水ダムだけを見てお終いという訳にはいきません。あぁ、時間が足りない。宮中取水ダムだけでもかなりの見どころがあります。
ローラーゲートが11門並ぶ堤体(堤高16.8m、堤頂長330.8m)、第8~11ゲートで放流中(放流量は現地表示で60.9㎥/s)でした。右岸にある魚道、魚道観察室もあります。それから左岸の宮中取水口からの沈砂池。御座なりにならない様、しっかり見ようと思いましたが、やはり時間が足りませんでした。左岸からの下流面や、沈砂池周辺は見逃がしました。またいつか来ましょう。このダムは、何度来ても楽しめると思います。
右岸魚道越しに眺める
魚道も含めて 定番の撮影ポイント
下流の宮中橋から正対
第10、11ゲートの放流
魚道付近に関係者と思われる人影 工事のため立入禁止だったら困るなぁと思いましたが、何かの調査の方々でした
魚道観察室の中 写真には撮れませんでしたが、魚の姿を見られました
右岸からの天端
魚道の上流側
右岸からの上流面 ノスタルジックな風情
魚道と下流を眺める 鷺が魚道で魚を啄む姿も見えました
上流を眺める ダム湖名はありません
放流中のゲート(8番だったかな?)の上から
ゲートピアを見上げる
第1ゲートから上流を眺める 右側は宮中取水口のスクリーン
左岸脇からの下流面
左岸からの天端
宮中第二取水口を見下ろす
上流面を眺める
沈砂池の入口ゲート
沈砂池… 大きすぎてどう撮影したらカッコよく見えるのか?
沈砂池の下流側ゲート
JR信濃川発電所管内鳥観図
水利使用標識(発電) 堤体右岸にある
水利使用標識(かんがい) 宮中操作所に掲示されている
水利使用標識(かんがい、流雪溝用水) 同じく宮中操作所に掲示