FUJI Fine Pix HS10 修理 前編 メイン基板交換
FUJI Fine Pix HS10 修理 後編
今回は FUJI Fine Pix HS30
フォーカスエラーのジャンクを
「フラットケーブルの接触不良」 であろう
・・・と安易に考え 落札してみる
ところが原因は
鏡胴と本体を繋ぐ
フラットケーブル（ＦＢＣ）の断線 と判明
ここで 注意
今回のような「修理」 は よい子なら真似をしないほうがいいです
だって これを落札したのが５月初旬
物は小さくて見えないし
いろんな 治具や道具も必要
いくら修理のマニアでも 途中くじけそうになって
結局 修理に２か月かかってしまったからです
では 分解からスタートです
いつものこの作業は 結構大事
これがメイン基板
フラットケーブルの接触不良を期待して
「接点復活材」 で掃除したけど 駄目 だった
あえなく 分解作業へ
鏡胴を外す
そして ＣＭＯＳセンサー部 を外す
これが ＣＭＯＳセンサー部本体
真ん中に見える 赤外線フィルターの下に
ＣＭＯＳセンサーがある
このフィルターを外せば 赤外線写真の撮影が可能に
おっと！！ フラットケーブルが切れてる
これが 本体側
鏡胴側
お見事 断線
こんな風に くっつかないかなー
あれこれ 考えたあげく
ダイヤモンドヤスリで フラットケーブルを磨く
予備半田
これで イイ感じ
接続をどうするかを迷う・・・
フラットケーブルのパターンが ０．３ｍｍだから
１本が ０．０８ｍｍのメッキ線（真ん中は爪楊枝だよ）
小さな作業は いやになる
こんな 治具を作った
見えないから ヘッドルーペとさらに拡大鏡
やっぱり これが１番だった
作業用の拡大鏡
フラットケーブルに半田付け中
全部を 配線完了！！
きれいじゃないけど これ以上見えないし 手先が難しいのでこれが限界
エポキシボンドで 保護
修理できた 鏡胴
順番に 元に戻す
ごみを入れないようにね
本体側に 半田付け
こんな感じで 収まった
組み付け中
そして
緊張の一瞬！！！
スイッチ・・・オン
やったーーー！！
・・・とはいえ ここまで２か月だよ
ＦＵＪＩ の 望遠シリーズは
右から Ｘ-Ｓ１ ＨＳ３０ ＨＳ１０
「修理」 の勢いがついちゃって
こんなことになってます
本日のおまけ
たびフェア といえば
これでしょ！！
