閑話休題~いづのブログ~

ALINCO(アルインコ) 安定化電源 修理

本日の修理は

結構古い 

アルインコのトランス式 定電圧安定化電源



もちろんジャンク

症状 : いつからか「ブーン」と言うハム音がひどい







アルインコ って 建築用仮設足場メーカーだよね










トランジスタは 懐かしの 2N3055 4本











内部



特に変わったとこはないよね









電源トランス



AC18Vを整流してる









ドライバーの 2SD880



これもまた アンティーク











制御基板













制御は UA723PC



懐かしの 723シリーズ










電圧調整用のボリューム












負荷試験



確かにこれくらいの負荷でも 「ブーン」 ってハム音が結構うるさい









まず 基板の電解コンデンサーは交換するとして














簡易チェック

唸りは トランスの鉄心の振動と決めてみる



以前 この方法で 自作のトランスの唸りを止めたことがある









瞬間接着剤を流し込むこと・・・これで3本目



これだけ使うと 結構 異臭と目の刺激がハンパない

換気や通気を良くしてね
 









それでも 止まらないから こんなこともやってみた



・・・ゴム足









おかしいなぁ

手で触っても トランスの鉄心が振動している感触はない



トランスだけでの 負荷試験



う~ん 唸らない

・・・てことは トランスの唸りじゃないね










なんと 電解コンデンサーが 唸ってたよ

これ



18Vを整流すると 25Vを超えてしまうのに









これに変えてみた










あれ?? まだ止まらない

と いうことで そのほかの部品を再チェック


結局 これ



整流ブリッジの内部の1個が飛んでた



簡易チェックはしたんだけど 配線が付いたままチェックしたから

はっきりわからなかったんだね

ついでに 25Aから35A に変更(左:不良 右:新品)








これで 完了!!












本日のおまけ





岡山市内を走る路線バス・・・おしゃれでしょ

コメント一覧

いづ
あきさん へ

当ブログをご覧頂き有り難うございます
見てみないとハッキリは分かりませんが
古い機械なら電解コンデンサの交換は必須です
修理はそれからだと思います

一度 試してみてください
あき
はじめまして。アマ3の初心者です。中古のep-2500がテスターで、可変で最高電圧は10vです。13vになりません。また、スイッチオフ後、電源ランプは暫く30秒点灯してます。
両事象は関係ありますか。
コンデンサ交換で出力電圧は改善するでしょうか?ご教授お願い致します。
いづの修理担当
kelly さんへ
修理 頑張って 楽しんでくださいね。

応援しています。

ご質問やご依頼がありましたら、お気軽にご相談ください。できる範囲でお知らせしますから。

今後も 4649 お願いします。
kelly
いづさんへ

大変参考になるアドバイス、有難うございます。
保護回路は、やはり出力の遮断が確実ですね。
リレーを数個パラに入れ、設定してみようと思います。
電解コンデンサー同様、この方が安上がりですね。

723については、地道にパスコンを入れていくのが好いみたいですね。もっとネットで調べてみます。

修理に関しては下手の横付き程度で、失敗も多いのです。
長くフィリピンへ出入りしているうちに、物の大切さを学んだせいか
勿体ない精神で、ガラクタを手に入れてはハンダ鏝を握ってはの繰り返しですw

いづさんの測定器類の修理、とても勉強&参考になります!陰ながら応援しています。
いづの修理担当
kelly さんへ
修理がお好きなようですね。簡単に味わえる達成感が何とも言えません。
修理を趣味でやってるので出費の多少は仕方ないところですね。

保護回路の件ですが、出力を遮断した方が一番いいと思いますが、電流が大きいですから難しいでしょうね。最近のオン抵抗の少ないFETを使うのもいいかもしれません。
十分余裕をもって設計するのが簡単な安全策かもしれません。

723はゲインが高く低い周波数で発振しているのでしょうね。うまく対策すれば問題が無くなると思います。
最近のSW電源は以前より高い周波数で発振させてノイズ対策をしやすく設計されているようで、かえってノイズが少ないかもしてません。

修理記事も随時掲載いたしますので、また見に来てください。

コメントをありがとうございます。
kelly
初めまして。先日ヤフオクでEPS-200Mという、EPS-300の兄弟分を手に入れました。
違いはトランスが19Vチョットとドライバーが違うことくらいで、電圧計兼電流計が付いています。
他は見事なくらい一緒です。約20Aの負荷をかけましたが、幸運のも「唸り」はありませんでした。
基板のコンデンサはルビコンでしたが25V耐圧なので35Vに替えました。一か所パターンが焼けて
切断箇所があり傍らにクラックの入ったDiが・・・・ しかもDiは導通状態!
OUTで長時間ショートさせたのでしょうか?!
ブロック・コンデンサと整流ブリッジは、モノが無いので日を追って交換する予定です。
1Kで落としましたが、整備に2K弱かかりそうです。

ところで、2N3055がショートして過電圧が掛かり、負荷側機器が壊れてしまう事故があるようですね。
15VのツェナーDiとリレーを使い過電圧防止の回路を付けようと思いますが、切断はDC側かAC側に
入れるか、どちらが良いのか迷っています。DC側の方が確実なのですが、リレーの許容電流の関係で
DC30Aはリレーが大掛かりかな~?と、、、

あと気になったことは、無線機に繫いで遠くのAM放送を聞くと、ノイズが若干気になります。これって
使っているICの関係なんでしょうか?短波のSSBで聞く分には問題は無いのですが。
昔、友人から借りたUA723を使った電源にカーステレオを繫いだら、見事にAM放送はノイズで聞こえなかった
経験があります。何か発信か回り込みでもしていたのか?
それ以来、DaiwaのSW電源を使っていました。こちらは不思議とノイズは出ませんでした。
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