閑話休題~しまいづのブログ~

アンリツ スペアナ MS2661C(TG付) 修理

Anritsu アンリツ の 

スペクトラムアナライザー
MS2661C(TG付)



このスペアナは 

オプションで TG(トラッキングジェネレータ) が付いてる


故障の症状 : 画面が出ない 


いつもの 「液晶バックライトの故障」 と

あたりを付けて 取りかかる


実は この MS26シリーズ を手掛けるのは3台目  





Anritsu MS2661C Spectrum Analyzer

9kHz~3GHz









左 TG出力     右 スペアナ入力











起動時の画面は 暗い












そして 消えて・・・真っ暗












分解スタート












入力部は ステップアッテネータだ











TG出力部










メモリーカード スロット基板











下が メインCPU基板











電源部












フロントパネルを外す











これが問題と思われる 液晶パネルユニット



NEC NL3224AC35-01

検索すると 工業用液晶ディスプレイで販売している

でも 修理をしないと意味はない








基板を外す











液晶パネル裏の FFC を外す










液晶パネルの 裏



冷陰極管の高圧注意








これが 問題の基板



上が バックライト基板  下が 液晶表示基板









まずは バックライト基板を外す



電解コンデンサーが4個見える










液晶パネルの枠を外し











基板部分と液晶部分を分離











液晶部分の液晶パネルと バックライト











まずは バックライトを 他のパソコンのインバーターで点灯してみる



何だか 黄色くて暗い









バックライトの前面にフィルムが三重



一番下が 黄い









取り外す



明るい!!

うん これです

これで 点灯時は 明るくなるはず








次にバックライトが消えるのは この電解コンデンサーでしょうか











手持ちの部品で 何とかなるといいのだが











4個外してみる










47μFなのに 2μF



これじゃ まともに働かない




電解コンデンサーは 

今までの経験から

容量の倍半分までなら 許せる

10μなら 4.7μから22μくらいまで





少なすぎると当然いけないし 

大きすぎてもラッシュ電流が流れるから

電源回路によくない





取り替えた





ここで組み立てて見たけど

明るくはなったが すぐ消えた

・・・いうことは 

液晶基板の電解コンデンサーも怪しいことになる







これが 液晶基板










そして 電解コンデンサーを取り替え



 






いよいよ スイッチオン



出ました!!








きちんと表示している



フルスパン 0~3.000GHz







修理 完了












本日のおまけ



熊本で見た スカイツリー
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