最近のお気に入り

2007-06-14 | Weblog
★Radames Gnatalli : Brasiliana No7,8

 最近CD復刻されたニャタリ(ジナタリ?本当はどっちだろ)の、
 ブラジリアーナ7、8番のカップリング。
 いや~、8番はいい曲だな。
 ハダメスの妹Aidaとのピアノ二重奏の為に書かれた曲。

 Brasiliana no.8 para dois pianos  
 1. Schottisch
 2. Valsa
 3. Toccata-Choro
 
 そうか、1曲目はショッチなのか。
 アサド兄弟の演奏ではそれっぽく聴こえなかったけど。

★A Quattro : Bandolim Brasileiro

 Hamiltonに次ぐ10弦バンドリン奏者、
 Dudu Maiaによるルペルシ・ミランダ曲集。
 10弦弾いているものの、とてもオーソドックスで良い。
 ショーロってやっぱり様式美だと思う。

★Ze Paulo Becker : Um Violao na Roda de Choro

 ありそうで少ない6弦ギター主導のショーロ。
 この人、いい曲書きます。
 終曲のマシーシが楽しい。
 ホナウドのバンドリンで空気が変わる所が好き。

JIROKICHI

2007-05-11 | Weblog
昨日の前田組。

フルートの上西さんがゲスト参加、
ミラーボールも回るわで、
なかなかゴージャスな夜だったんじゃないでしょうか。
組長も「燃え尽きた~!」と言うてはりました。
先ずはメデタシ。

JIROKICHIの楽屋。
70年代で時間が止まってるようで妙に落ち着きます。
壁のポスターには憂歌団、ウェストロード、
ソーバッドレビュー、しーちゃんブラザーズ。
全部リアルタイムで見たぞ。

この関西臭が落ち着く原因か?

歌いたい衝動

2007-02-18 | Weblog
昨日のクラスタはまたまた盛り上がりました。
ご来場に感謝。

伸び盛りの歌い手さんと二人の御大サンビスタの音に乗っかって、
何とも気持ち良かったです。

最近、前田組との相乗効果もあって、
ブラジル人の「歌いたい衝動」が分かってきた気がします。
サンバは聴くものじゃなくやるもの、なんでしょう。


歌い手と言えば、
5月にマリーザ・モンチが来日するというので、
10年くらい前に今はなき渋谷WAVEで買ったビデオを引っ張りだして見る。
(ビニールにWAVEの値段シールが貼ってあるので分かる)

お~、全然覚えてないと言うか当時は知らなかった、
Os Novos Baianosが「Besta e tu」やってる!
「Quantas Lagrimas」も!
(どちらも前田組のレパートリーなのです)

そもそもこのビデオ、
ハファエル・ハベーロが出ているというので買ったのだが、
30秒くらい顔が映るだけだった、、。

A Ginga do Mane

2007-02-01 | Weblog
ショーロには珍しい、
メロディーがクロマチックに動きまわる名曲。
Mane Garrinchaという往年のサッカー選手の足捌きを模した曲だそうです。

メロだけ聴いていると、
とても60年代初めに作られた曲とは思えないほどモダンなのに、
コードは意外に普通。

ジャコーはヴィオロン・テノールという、
バンドリンより5度低い調弦の楽器で弾いているんだけど、
少し音を変える事でバンドリンでも充分演奏可能です。
一昨年、ホナウドが来日した時もホーダで弾いていましたね。

E線(バンドリンの1弦)を使うと楽に弾ける所を、
敢えてA線(バンドリンの2弦、つまりヴィオロン・テノールの1弦)で取る事で、
ジャコーのニュアンスが出せると思います。

これはもうソリスト冥利に尽きると言いますか、
弾いていてめっちゃ楽しい!

たまには何か書こう

2007-01-21 | Weblog
先日、ルペルシ・ミランダやトリビオ・サントスの映像を見たんですが、
どちらも凄かったな。

録音だけじゃなかなか分からないものです。


今年は新しく立ち上がりそうなユニットが2、3あるんだけれど、
まだリハを始めたばかりだったり、
メンバーがブラジル行って春まで帰って来なかったりで、
年明けはライブも少なく、
何となくゆったりと過ごしております。

個人的には今年はピシンギーニャをいっぱい弾きたいなと思っていて、
久しぶりにエンヒキ・カゼスとマルセロ・ゴンサウベスのデュオを聴いていたら、
「Passatempo」という曲で耳が止まる。

この曲やった事あるやん!
ギターデュオで7、8年前に。

古い楽譜を引っ張り出してみると、
同じコンサートで「Vou Vivendo」と「Pretencioso」もやっている。
当時、ショーロという認識はなかったですが、、。

アレンジはカルロス・バルボサ・リマ。
ジョビンのギターソロ譜なども出版していて、
執拗に凝ったアレンジをする人です。

見た目もちょっとオッタキーと言うか、
縁のでかい眼鏡をかけた、
アンディ・ウォホールみたいな感じで、
ブラジル人っぽくない。

編曲にも人は出ますなあ。