10月2日 月曜日
田舎は変化に乏しいというが、ちょっとしたきっかけで大きく変化することがある。
僕はそれを実家地域で感じた。
おそらく老朽化が原因だろう、実家のすぐそばにあった小学校が閉校になり、新しい小学校はずっと下流に新築された。
この小学校がなくなったことで、それを当てにしていた商店は軒並み撤退または閉業。住民の何割かは村を捨て(言い過ぎか?)下流の街に引っ越していった。
かつては街道沿いに並んでいた家々も歯が抜けたように一軒、また一軒と無くなり、今ではずいぶん寂しくなった。
若い人たちが去ったことで村の平均年齢はぐっと上昇した。
子供を育てるのに不適になったのだから当然だろう。
昔は過疎なんて何処か別の地域のことだと他人事だったのが、今やそうではない。