2月11日 日曜日
のち


高校時代のクラスメイトに“ハルキ”と呼ばれていた男がいた。
彼の名字は角川…そう、ちょうど角川春樹氏が何か事件?を起こして有名になった時期だった。
名字が同じというだけなのに、ほとんど皆が彼を“ハルキ”と呼んだ。
そのせいで、彼の本当の名前が思い出せない。
その“ハルキ”と昨日、滑川市内のガソリンスタンドで会った。
高校時代以来なので実に二十数年ぶりだが、記憶にある顔から大きく変わっていなかったので、すぐに彼だと気付いた。
「よう、久しぶりだな。元気だったか」といった、他愛のない挨拶をしたのみで立ち入った話をせずに別れた。