師走の大掃除でもないが、面白い物が出てきたので紹介しよう。加藤紘一が宮沢内閣の官房長官時代に古川首席参事官が記入していたと言われる「官房機密費」の金銭出納帳(のコピー)である。“官房機密費”に関しては、共産党が国会でも質問した経緯があったと記憶するが、県内関係に絞り、その一部をお見せする。まず、報償費(官房機密費)の性格として「報償費は、国が国の仕事を円滑に実施するため、その状況に応じ、最も適当と考えられる方法により、機動的に使用される経費である。」と規定している。これを頭に置いて、得と御覧あれ。加藤の在任は1991.11から1992.12である。(記載のママ)11.27山形県議20万×10人、12.26山形県議歳暮30万×6人、4.20志田秀紀(秘書)200万、4.20遠藤利明200万、7.29山形県議120万、8.7山形県議ゴルフ79万、9.8(鶴岡)地元入り経費245万、11.1夫人ハイヤー代15万、11.6地元秘書90万、12.末遠藤利明100万、などと記されている。地元県議のゴルフ代までもが、国政の円滑な遂行のために寄与してるとは到底思えないが、県議達自身も、まさか、国費の官房機密費から流用した“お小遣い”とは知らず、加藤個人の政治資金からの支出と受取っているだろうから、問われるのは、官房長官の立場で国民の血税である報償費を私的流用していることだ。これでは古巣の外務省職員が愛人・競馬に公費流用することを咎められないはずだ。その後発覚した南青山の居住マンション3室の家賃・生活費までも政治資金で充当するノ~天気さもなんとなく解かる。官邸からこういったものが流出することも大問題だが・・・。はたして、納税者、有権者はこの実態に納得できますかな。
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