山形の森 保守醒論

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「邦人を救えない國」、国家足らぬ日本の姿

2007-11-24 23:11:29 | Weblog
「北朝鮮による拉致被害者家族会」の横田滋さんが代表を退任した。75歳まで衰齢を押して頑張ってきたのだが、拉致問題が解決された訳ではないので、「お疲れさまでした」と、一言で言い難く複雑な思いがする。国家として、邦人の生命と財産を護ることは、経緯の是非を問わず、全ての為政者に課せられた最優先・最大の使命だろうに。過去、ペルー日本大使館占拠事件の折、日本政府は主体的に何の手建も出来ずに、情報収集に精出すだけの事務当局に“任務ご苦労”とばかりに、橋本首相自らがアンパン配達するパフォーマンスに終止した。いまや、日本という国は邦人保護能力を喪失しながらも、国民はその深刻な事態すら感受できないでいることに愕然とする。横田さんの退任は予測されてはいたが、報道を受けて名刺綴帳を開いてみた。平成15.6.29、山形にお招きして「(拉致された日本人を)救う会山形」としての支援(自援)大会を山形国際ホテルを会場に開催した。ブログ子も主催メンバーとして、大会進行役を担った。当初、横田ご夫妻の参席を予定していたのだが、妻早紀江さんが体調を崩し、代りに長男拓也さんが一緒された。進行の中、拓也さんの紹介を誤って、(名前を)双子の次男哲也さんと間違えたことが、後日に参集者(?)のブログで指摘された。(適度な緊張はあったが、終了後も気付かずにいた)大会前の控室で面対、名刺を交わした司会進行役(ブログ子)としては、いまも赤面の思いだ。多数の参集を頂き、「解決前進へ」との思いを念じていたのだが、いまだ停滞の域を出ない現状に忸怩たる思いは尽きない。日本人(当事者意識)として、山形市中心街・市役所内などで、政府に“国民共通の切なる声”を伝えるべく署名活動・写真展等の広報活動を展開しているが、無関心の多さに邦人同胞として言葉もない。今年初の“大沼デパート前”での署名活動のとき、面前の呼びかけにも拘らず、YBC(山形放送)の女子アナが、“気にも止めないそぶり”で通り過ぎた。テレビでよく見るアナウンサーだけに、現社会事情を受け留めない象徴現代人と感受性の無さを痛感し、一瞬憤りを覚えた。社会依存(マルクス主義)の社会主義は伝達という縦軸を忘れた(自分が良ければの)「自己完結主義」に陥っている。父母知らず子知らずのマルキストが跳梁跋扈・拡大生産され、マルクス・クレーター帝国建設に煽導されている。人間性域を確保し、腐敗を阻止する強力な防腐剤(スーパーコンサバティブ)が求められる。

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