山形の森 保守醒論

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朝日新聞の「宏池会・保守本流」は欺瞞→アサヒる

2008-01-21 21:14:39 | Weblog
旧宏池会の古賀派と谷垣派が合流を発表した。
朝日新聞をはじめとするメディアは、「宏池会」を“保守本流”と表するが、それは如何なものか。
両派は、(政局が読めない)SYピエロ加藤の「?道化の乱」で宏池会第2次分裂となったのだが、宮沢喜一前宏池会会長の「保守」なる理解と認識はどうだったのか?、について興味引く発言がある。
首相退任後に田原聡一朗のインタビューで、「あなたは、最初から保守政治家だと思いますか。保守とはどういうことなのか?」の問いに、宮沢は「一方に社会主義、そして共産主義というのがありました。当時革新と称されていましたがね。私は社会主義、共産主義には反対で、本当は資本主義と言いたいのだけれど、これはまた別のインプリケーション(言外・含蓄)を持つものだから、マーケットエコノミーと言いましょう。それが保守だと私は捉えています」と答えている。
お分かりの通り、宮沢の理解する「保守(政治家)」は経済的見地(資本主義体制)からのみで、国柄などの発想は出てこないのである。
日本人国家として長年培われてきた“歴史や文化の伝承”などは見えず、これが朝日新聞などのメディアが「宏池会・保守本流」と報道する欺瞞(アサヒる)の正体なのだ。
確かに、池田勇人が1957.6「宏池会」を結成した当時は、安全保障問題等において“(日本)保守”を感じさせる言動があったが、暗愚の鈴木内閣(宮沢官房長官)を経て「宮沢宏池会」の“保守DNA”は著しく減退した。
宮沢喜一は首相在任時、靖国神社に参拝(1992.11頃、未確認)したと伝えられる。
加藤紘一(官房長官)は、「宮沢さんに『参拝してきたので遺族会に言ってくれ(参拝の約束は果した)』と言われ、『いつ行かれたのか?』と聞いたら、『あなたに言うことではない(宮沢は加藤を信頼していない。この関係が分裂にも繋がる)』と言われ、苦労した」と自書している。
保守の観点からすると加藤より、それでも宮沢の方がまだましなのだ。
首相の靖国参拝を批判する加藤は、近接の衆議院九段宿舎に居住、(参拝するでもなく)靖国神社隣設の遊就館を幾度となく訪れ、展示批判の粗探しをして米国・中国等に(悪意解釈を)触れ回る。
過去のこととは言え、このような「売国政治家」を会長に頂いた政策集団「宏池会」のDNAに“保守”を呼称する術を見いだせない。
朝日新聞の“欺瞞→アサヒる”なみだ。(山形3区・保守有権者の奮起に期待したい)

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