山形の森 保守醒論

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「日本創新党」の山田宏・杉並区長には期待したいのだが・・・・

2010-04-28 13:31:04 | Weblog
首長新党として結成が待たれていた「日本創新党」(代表・山田宏杉並区長)の、結党が発表された。
自民党歴が長いブログ子であるが、松下政経塾出身でこれまでの言行から期待したい政治家として、野田佳彦財務副大臣と山田宏杉並区長には注目していたものである。
ともに民主党に所属歴があるが、いまの日本人に最も求められるべき保守の国家観・歴史観を持ち合わせているからである。
かつて会田雄次京大名誉教授が、講演で憂慮していたとする「宗教観・道徳・歴史」を学ばなかった世代が国家の中枢となる現在、鳩山内閣誕生で一気に噴き出したような憂悶の感がする。
会田教授の指摘はGHQの占領政策(敗戦日本の国力解体、日本人の思想改造)に阿た政治家・知識人、重ねてそれを利用して浸透工作に入った社会主義・共産主義勢力に任せるままに、戦後民主主義(赤化工作)の美名のもとに是認してきた60年余の日本人精神の腐敗と堕落を指しているものと思われる。
(対日占領政策基本方針に基づいた)1945.12.15の「神道指令」、12.31の「修身・日本歴史・地理」の授業禁止と教科書の回収指令は、日本人から「宗教観・道徳・歴史」を喪失させる去勢策(隷従化)そのものであろう。
野田財務副大臣は政府側の立場として自由な振る舞いを制限される身であるが、山田区長は中核派(新左翼)の拠点の一つでもある杉並区で、堂々と左翼勢力と対峙してきた10年余の経験と実績がある。
これほどのブレのない保守性観を持ち合わせた政治家は、自民党内にもほとんどいない。
そのうえで財政構造改革もしっかりと進めてきている。 いまこそ求められる保守政治家像である。
鳩山政権に入った前原国交相は、メディア登場から評価する向きもあるが、「永田虚偽メール」問題でも露呈したことだが、八ツ場ダム建設中止・JAL再建問題など前後を考えない言行が多く、トップリーダーとしての器量不足がまたも浮き彫りとなった。
松下政経塾出身者でも個人の資質が色濃くでてくるなかで、数合わせの政党・政治集団を急がずに、個別政策の前に個々の政治理念・信条を基軸に「日本創新党」の結集を計って行って欲しいものだ。
斎藤弘前山形県知事も結党に参加しているが、彼から山田と同様な確固たる保守の理念を感じ取れるものではない。
5年余りに亘り観察してきたブログ子の見立てである。
「日本創新党」の山田宏・杉並区長に期待するものは大きいのだが・・・・、そのためにも、参加メンバーの理念仕分けを精査すべきである。

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