みなさま
早いもので、同窓会から二週間が経とうとしています。あわただしい日常に戻りつつも、心の中には楽しかったできごとや、言い尽くせなかった思いがぽろぽろとこぼれてきて、何やら忘れものをしてきたような気持ちで過ごしています。
そんなふうに、ああでもない、こうでもないと思案しているうち、一つの詩ができました。みんなこんな気持ちでいたのかな....と。感受性の衰えは隠しようもありませんが、湯沢の懐かしい時間が、忘れていたものを思い出させてくれたのかもしれません。いささか照れくさくもありますが、添付ファイルで送りますので、よろしければ読んでみてください。
朝晩はめっきり寒くなりました。からだは昔のようにはいきませんので(笑)、おたがい気をつけて過ごしましょう。
それでは、また。
篭島
「一枚の写真」
遠い日の一枚の写真
あなたがいる
わたしがいる
はじけそうな笑顔で
前だけを見つめてる まっすぐに
今のわたしに問いかけるように
心に刻んだ約束を
めざした星のかがやきを
忘れずにいるかと
呼んでいる あの日のうたが
そのままのふたりでいた場所に
真夏の丘の青空に
降りそそぐ あの日のうたが
花に背いて ひとりうつむく
小さなわたしのこころの底に
失くしてた一枚の楽譜
あなたの声
わたしの声
祈るようなしらべが
いとしさを紡いでる ひっそりと
永久に消えない願いをこめて
はるかに仰ぐ いただきの
果てない遠さと険しさに
立ちすくんだけれど
呼んでいる あの日のうたが
すきとおるふたりがいた場所に
朝陽にぬれる高原に
よみがえる あの日のうたが
道に迷って つまずいて
なお歩き続ける
わたしの胸に
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素敵な詩をありがとうございます!
合唱曲にして、みんなで歌いたいですね。
千代美^o^