「えーと、私の分はこれでよしっ!・・・かな?」
改めてカゴの中を見ると、私が選んだ量と同じくらいの商品が並んでいる。
(・・・いつの間に)
「雄二君も結構入れてたんだねー。これで全部?」
「いや、あとひとつ・・・」
今まで迷いなく商品を選んでいたはずの雄二君が、ここに来て探すような目付きで店内を見回した。
たぶんここだろうと着いた先は店の一角にある百円均一のコーナーだった。
「姉さんに持っていかせるケーキ入れる箱をね・・・」
そう言われて納得した。
確かにケーキを裸のままでお姉さんに持っていってもらうわけにいかない。
お姉さんの好みも参考にしつつ、箱を選んでレジへと向かった。
レシートには中学生では中々払うことのない金額が書かれていた。
もちろん雄二君の物も合わせた額なのだけれど、ケーキへの期待度がどんどん上がって気がして少し複雑である。
そして、金額も多い分量も結構なものである。
「薄力粉減らした方が良かったかな?」
大丈夫、大丈夫、と雄二君がポケットから出したものを広げると大きなバックになった。
いつもは一週間分くらいまとめて買うんだよ。
袋に品物を移しながら、雄二君が話してくれた。
(同い年なのになぁ・・・)
私の中に、うまくまとまらない気持ちがあるのを感じた。
改めてカゴの中を見ると、私が選んだ量と同じくらいの商品が並んでいる。
(・・・いつの間に)
「雄二君も結構入れてたんだねー。これで全部?」
「いや、あとひとつ・・・」
今まで迷いなく商品を選んでいたはずの雄二君が、ここに来て探すような目付きで店内を見回した。
たぶんここだろうと着いた先は店の一角にある百円均一のコーナーだった。
「姉さんに持っていかせるケーキ入れる箱をね・・・」
そう言われて納得した。
確かにケーキを裸のままでお姉さんに持っていってもらうわけにいかない。
お姉さんの好みも参考にしつつ、箱を選んでレジへと向かった。
レシートには中学生では中々払うことのない金額が書かれていた。
もちろん雄二君の物も合わせた額なのだけれど、ケーキへの期待度がどんどん上がって気がして少し複雑である。
そして、金額も多い分量も結構なものである。
「薄力粉減らした方が良かったかな?」
大丈夫、大丈夫、と雄二君がポケットから出したものを広げると大きなバックになった。
いつもは一週間分くらいまとめて買うんだよ。
袋に品物を移しながら、雄二君が話してくれた。
(同い年なのになぁ・・・)
私の中に、うまくまとまらない気持ちがあるのを感じた。