南三陸町志津川にお墓参りに来ました。
お寺は、山の上にあって、津波の難を免れましたが、
そこから見る街の様子は、いまだに荒涼としています。
ここは、住宅密集地でした。
土盛りによって、町中が、まるでエジプトの遺跡のようになっています。
近づいてみると、こんなに高い。
５年前、ねも の実家は、壊滅しました。
家があった場所は、もはや特定できませんが、この辺りです。
有名な防災庁舎と、
結婚式場だった高野会館は、震災遺構として残すようです。
この高野会館では、叔父が、老人クラブの宴会をしていました。
屋上に避難したので、死にませんでしたが、極寒の中を朝まで過ごしました。
災害復興住宅は、ようやく完成間近ですが、
この場所は、もともと高台にあって、整地に時間がかかっていた訳ではありません。
なんで、たったこれだけの建物を作るのに５年間もかかるのでしょうか。
叔父は、既に、プレハブ仮設住宅に５年間住んでいます。
仮設住宅って、環境劣悪ですよ。 いちど見学に来て下さい。 あれじゃあ死人も出ます。
かさ上げした高台に、仮設でない、最初の商業施設ができました。
明るい話題は、これくらいです。 なにもかも遅すぎです。
