基本的には、ちょっと無理があるシチュエーションですが、
江戸末期の庶民の生活や武士の困窮、宿場町の様子や法と刑罰について興味深い描写がされています。
特に舞台が東北地方なので良く知っている地名がたくさん出てきますし、
仙台市内の町名と江戸時代の街の様子が身近に感じられます。
泉区七北田って、死刑やさらし首の刑場があったんですね。
テーマの総括は、江戸末期に破綻した武家社会と封建制度の矛盾についてですが、
旅の途中のエピソードは、それぞれまあまあ面白いです。
ここでは、あえて主人公2人の関係については書きません。
読む前に あらすじ を知りたい方はネットで検索してください。
武士の言葉遣いに詳しくなりました。