潮岬の、打ち寄せる大きな波を、ボールペンで描いてみました。下書きの上に、まず岩から仕上げます。濃い黒の中に、また一段と濃い黒を表します。初めから濃く描くと、紙がわずかにへこみ、全体的に綺麗に仕上がらないので、何回も塗り重ねて黒くしていきます。次に打ち寄せる波を、仕上げていきます。波を表すのは、非常に難しい。白と青の波の交差、白を残しての塗り込みは、時間と根気の作業、落款の位置決めをし、そこにテープを貼って仕上げていきます。
浅いところの波、深いところの波、岩の上の波、ぶつかってしぶきを上げる波、波には表情があり、瞬間瞬間に変わり、同じ形は2度と無い。そんな波の表現がうまく描けたかな？落款を押して完成。
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