野菜作り大好き、車も大好き、冬にはスキーを・・・何時も楽しく、面白く、ありがとうを忘れずに。

質問に答えて

クラブの後輩のEK4が私のEK9と違ってタックインでスパスパ頭が入るんです。違いを調べたり試したりしたのですがはっきりせず、LSDが私のはATSの1.5wayで後輩のがクスコRSの1way。LSDでそんなにタックインの効きが違うものでしょうか?あまりの違いにずっと悩んでいてLSDにたどり着いたところなのですが…いかがなものでしょうか?

と言うご質問を頂きましたので、俺なりの考えを書いて見ます。


まず、LSDが無い場合、ハンドルを切って曲がっていく時、左右のタイヤには回転差があります。SLDを装着すると、1way1.5way2wayに関係なく、アクセルオンで曲がっている時には、左右のタイヤを同期させようとする力が働きます。この同期させようとする力とタイヤの駆動力のバランスで、曲がっていくのか、アンダーになってしまうのかが決まると思います。

では、タックイン現象は、何故起きるのでしょう。
フロントで駆動している場合、タイヤとサスペンションは、曲がりながら前に進もうとする力がかかっています。このとき、タイヤでは、ブロックだったり、内圧だったり、扁平率などが関係してきます。
サスペンションでは、ゴムブッシュの移動量だったり、元々のサスペンション構造(ステアジオメトリーとでも言うのでしょうか)の関係てしょうか。

コーナーリングをしている時の車は、LSD効果を出し、曲がりながら前へ進もうと言う力で一杯です。ボディはその、フロントのサスペンションとタイヤに引っ張られて、着いて行く別けです。
その状態で、アクセルオフをした場合、タイヤ、サスペンションは、その物の持っている、曲がる力だけになってしまいます。すると、ボディは、進もうとする力よりも、慣性が勝ってしまい、コーナーの外側へ大きく力が掛かる事になります。
その瞬間をタックインと言うのだと思います。

では、LSDによる変化はどうなるでしょう。
質問された方が1.5wayなので、これから考えて見ましょう。
1.5wayの場合、オフ側のカム角で効果も変化しますが、細かな説明は抜きにして、上記したように、コーナーリング中にアクセルオフをした場合、元々持っている、曲がろうとする力だけになるのでは無く、LSD効果が発揮されてしまう訳ですね。
このLSD効果で、舵角とスピードにもよりますが、オフアンダーとか、プッシュアンダーとかになるんでしょうね。

1wayの場合は、アクセルオフの時に、LSD効果がゼロ(イニシャルトルク分は除きますが)になります、車が元々持っている、曲がろうとする力が素直に出てくると思います。
この瞬間を、タックインと言うのでしょうか。

しかし、ドライバーの走らせ方にもよりますが、コーナーへのアプローチで、早めのブレーキングで、アクセルオンのまま突入されたほうが、早い場合も多々有りますね。
色々な走らせ方を、テクニックの引き出しに入れる練習も大事ですね。ベストコーナーリングを探すためにも、外ビデオを撮ったり、インカーを撮ったり、デジスパイスで分析したりと、多くの方法を使い、高高率な練習、テストをしてみてはどうでしょう。結論、LSDの違いでしょうね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「#車の事 #カーメンテナンス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事