1979年ユネスコの世界遺産に登録されたモンサンミッシェル。
ピラミッド型のトンブ山の形を
考慮しながら花崗岩の周囲を包み込むように建設されています。
708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから
「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受け、悪魔の悪戯だと思い信じなかった司教。
3度同じ夢を見、その3度目に大天使ミカエルがオベールの額に指を触れて強く命じたところ、
オベールは稲妻が脳天を走る夢をみてその翌朝、自分の頭に手を置くと
脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、お告げが本物であると確信して
礼拝堂を作ったという言い伝えがあります。
細い道を上って、修道院へ
扉の左に立っているのは、ジャンヌダルクです。
百年戦争で、大天使ミカエルの声を聞き、彼女の活躍で
オルレアンの解放とランスでの戴冠式の両方が成し遂げられました。
列柱廊
別のエリアに行くための分岐点の役割を果たし
ギャラリーは、瞑想と祈りの場でした。
サン・マロ湾
新約聖書においてミカエルは、 ヨハネの黙示録に登場し、
悪魔の象徴である竜と戦い 打ち倒します。
ミカエル像が、金色に塗られ 鐘塔の上に立っています。
初めの基礎が建立されて1300年以上たち、800年以上の改築を遂げて
現在の形となったモン・サン=ミシェル。
歳月の中に様々なドラマが繰り広げられ重みを感じます。