marieの日記帳

大英博物館展―プロローグ~儀式と信仰 2

プロローグ モノは語る

展示室を入って、最初に目に入るのは、二つの棺です。
古代エジプトの棺
紀元前600年ごろ エジプト


緑色に塗られた顔は、植物と復活をつかさどる神オシリスに
関連するそうです。

棺桶 ライオン 2003年ガーナ国立民族博物館蔵

こちらも棺桶なのですが、古代のものではなく、現代のもの。
ガーナのガー族の棺で、1950年から死者の個人的な願望や功績を
反映したものが作られるようになったそうです。
生前ハンターとして知られた人の葬儀で使われたもので
棺は、ただご遺体を安置しておく入れ物という発想に留まらないところが
遊び心があって面白いと思いました。

第1章 2000000BC~2500BC 創造の芽生え


トナカイの角に彫られたマンモス
1万4000年前~1万3500万年前


手で槍を投げるときに強い推進力をつけるため作られた投槍器の一部で
最初期のアート。

カルパトス島の女性像
紀元前4500年~前3200年


大英博物館に所蔵されている最古のギリシア彫像です。
何のためにつくられたのでしょうか・・・・

第2章 3000BC~700BC 都市の誕生


ウルのスタンダード
紀元前2500年ごろ

世界最初の都市、シュメール人の都市ウル(メソポタミア)にある
王家の墓から見つかったものです。
素材に貝、ラピスラズリ、赤色石灰岩、ビチューメン(瀝青)が使われています。
用途は不明です。

ラムセス2世像
紀元前1200年ごろ

紀元前1279年から前1213年ごろまでエジプトを統治したファラオ。
権力の象徴として数多く制作されたそうです。
90歳代で死去したというので、この像は、かなり若かったときのものなのか
イメージなのかは、私にはわかりませんが、美しい顔立ちでした。

第3章 700BC~100AD 古代帝国の出現


ロゼッタ・ストーン(レプリカ)
紀元前196年

大英博物館といえばロゼッタストーンが思い浮かびますが
レプリカが展示されていました。
古代エジプトの象形文字(ヒエログリフ)を解読するカギになった石です。

コロンビア戦士のヘルメット
紀元前500年~後700年


古代コロンビアでは、金は金銭的価値ではなく
太陽の創造力を連想させるものとして珍重されたそうです。
素材は、金・銀・銅をあわせた金合金でできています。

第4章 1AD~800AD 儀式と信仰


ミトラス神像 100年~200年 イタリア、ローマ大理石


ペルシア発祥のミトラス教がローマ帝国全体に広まりました。
この像は、ミトラス神が雄牛を殺し犬と蛇が血を舐めています。
雄牛の血は、再生を意味し儀式で口にするパンとワインは
雄牛の肉と血を象徴したそうです。

ガンダーラの仏像 100年~300年パキスタン ガンダーラ 

人間の姿で表現され始めたころのブッダは、
彫りが深くて端正な顔立ちでした。

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