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グラーツで1泊後、再び列車でインスブルックに向かうことになりました。
インスブルックはかつて冬季オリンピックが開催された所だけあって四方高い山に囲まれた中世色が残る街です。
標高の高い山には沢山の牛が放牧してあり、山の頂あちこちで
「カラン、カラン」とカウベルの音が鳴り響いていました。
早朝の登山ケーブルで偶然、神戸からトレッキングに来ておられる
中年夫妻にお会いすることが出来ました。
お2人は
「チロルやスイスの山を歩くことが楽しみで、その為に一年間頑張って働いている」
と云いながら尾根を歩いて行かれました。
いい人生を送っておられるなぁ…。
明日はいよいよスイスに入って「アルプスの少女ハイジ」に舞台となった
マイエンフェルトに行く予定です。