一年前の健康診断の結果が悪かった。
以前から体調不良というか、なんとなく倦怠感が続いていた。
血圧が高めなのはいつものことだが、ここまで悪かった記憶がない。
「50代だからかな、ただの疲れかな」と思い、再検査や病院に行くことはなかった。
そして今年の夏、倦怠感は更に強まり、休日は寝たきりになった。
昼間にいくらでも眠れるのに、夜9時には猛烈な睡魔が襲った。
重いものが持てなくなり、午後は仕事にならないくらい倦怠感が増した。
気持ちはうつ状態、死にたいとさえ思うようになった。
こりゃあいかんと思い、
夏の間は30分ほど早朝のウォーキングをした。
食べ物にも気を使ったが2ヶ月間全く改善されなかった。むしろ疲労感が増す。
2か月前に近くのクリニックに一年前の検診結果を持って駆け込んだ。
一通りの検査を終えて三日後、クリニックの先生から連絡がきた。
「病名がわかりました。『橋本病』です。薬を出せます、すぐに来れますか?」
僕はすぐにクリニックへ。
甲状腺機能が低下しているのが明白な血液検査の結果が出ていたのだ。
基本的にのどぼとけ下にある「甲状腺」が腫れて機能していないとのことだった。
そういえばずっと喉のあたりに違和感があって、喉にしゅっと吹きかけるヨード的なものを
いつも寝る前にやっていたなと思い当たる。
もう3年くらい使い続けていた。
そのヨードも良くなかったのがわかったのだ!!
がーん・・・橋本病はヨードを多く摂取したらいかんのらしい。
コンブなどに多くヨードは含まれているが、甲状腺炎の時は控えなければ
いけなかったらしい。僕はコンブをあまり食べていなかったので
原因は喉に吹きかけていたヨードだなと納得。
橋本病(甲状腺機能低下症)という病気はどうやらよくわかっていないらしい。
甲状腺炎はどうしてなったのか、どうやったら治るのかもわからない。
更に慢性化しているため、なかなか治らないようだ。
甲状腺はのどぼとけの下にある。
エコー検査もした。
健常者よりもかなり腫れていたのがわかった。
理屈はこうだ。
甲状腺から出るホルモンによって免疫がコントロールされている
⇓
なんらか?の原因で甲状腺炎になり、ホルモンが出なくなると免疫システムがうまく働かなくなる
⇓
免疫としてのシステムが壊れて、内蔵や全身の筋肉に免疫システム自体が攻撃をし始める!
⇓
代謝が落ちて急激に太る
むくみ、全身倦怠感となる
なんということだろう!!
しかも男性に少ない病気だと知った。
女性には多いそうなのだが、これは辛そうだなと実感した。
原因はストレス+のどに塗るヨードの連日摂取なのかなと勝手に思う。
「チラーヂンS」という甲状腺ホルモンを補う薬が出た。
最初は一番少ない分量で試して、効かないようだったら量を増やしていく。
基本的に治す薬ではなく、ホルモンを補う薬とのこと。
投与後はだいぶ症状が良くなったが、相変わらずの疲労感と筋肉痛は続いている。
1ヶ月投与を続けて、血液検査をした。
甲状腺ホルモンが補われていたので、数値はすべて正常化に戻っていた。
しかし。うっかり薬を飲み忘れると2~3日極度の疲労感に戻ってしまう。
2か月目、薬の量を倍に増やしてもらった。
やはり倦怠感はありつつ、大きな改善はない。
このままずっと付き合わなければならないと思うと憂鬱になる。
以下、主な症状を記しておく。
【主な症状】
・全身倦怠感
・1日中眠気がある
・手足、顔の浮腫み
・全身筋肉痛
・太る(食べなくても変わらない)→僕の場合、68kg代だったのが急に73kgになり、食事を減らしても体重が落ちない。
・上記症状によるうつ状態
経過はまた「わたくしごと」で書いてみよう。
とにかくつらい。つらすぎる。
私は痩せてるのでむくみを太ったと思い
全身筋肉痛を運動不足と思い筋トレを始め
とんでもない勘違い。
当時は肝炎、膵炎と誤診されてました。
大病院に行き即、入院。一ヶ月後の検診で元に戻りドクターからは顔が別人になったと言われました(元の痩せた顔になっただけ)。チラージンは一生飲み続けることになりましたが服薬していればほぼ、健康体を維持できます。
原因は不明と言われましたが
確かに発病時は何も希望が持てない暗い生活をしていました。
薬の飲み忘れはご注意を。
お大事に。
橋本病、こんなにつらいものとは思いませんでした。
薬をうっかり忘れてしまうと、すぐに症状が戻って2日間はしんどくなりますね。経験してからは確実に服用するようにしています。
治るという病気ではないようなので、無理せず付き合っていきましょう。