先日、昨年の息子(小3)の剣道大会での活躍が新聞に載り、浮かれていた僕。
「準優勝は負け」と言っている息子はいたってクール…笑
80チームの中で準優勝は立派な成績だ。
昨日の土曜日、息子(小3)は午前中参観日から、そのまま目一杯ともだちと外で遊んで帰ってきた。
夜は剣道の稽古が三時間もあるというのに、小3は後先考えずに遊ぶ 笑
案の定、疲れきった体で道場に向かう足取りは重く、「疲れた疲れた」と言う息子を見送った。
僕は野暮用を済ませ、妻と稽古を見に行った。
土日は道場内で試合をやるので楽しみにしている。そして息子を励ます意味もある。
息子は昼間の疲れか、やっぱりいつものように体が動いていない。先生はそれを見抜き、更に厳しく指導する。
試合をしてもなかなか勝てず、泣き出していた。
稽古中はほぼ泣いていたようだった。
「具合が悪い」と言って座っている子もいる。調子が悪ければ休めばいい。息子も明らかに調子が悪いのに先生が怖いのか、言えないのか、休まない。
泣きながらも厳しい稽古をこなしていた。泣くと、更に先生の指導が厳しくなるというのに…。
肩をひっくひっくとしている息子の姿を見て、がんばり屋だなと感心。目頭が熱くなった。
稽古が終わり、「がんばったな、えらかったな」と頭を撫でた。
息子は手で顔を覆い「ちょっとほっといて!」とうずくまり出した。
「そうか…つらかったんだな」
僕は何にもできずに車中無言のまま家についた。
家では、一足先に帰り夕食の支度をしていた妻が迎えた。
「がんばってたね!」
「ほっといて!稽古つらくてもやらなきゃいかんのやろ…ちょっとほっといて!」
同じやりとりだった。
剣道着を脱ぎに部屋に入ったがなかなか出てこない。
ほどなく夕食が並べられ、息子も着替えていた部屋から出てきた。
自分の中で消化したのか、気持ちを切り替えたのか、明るく今日の参観日の話しをしたり、テレビを観て笑っていた。
自分なりに考えたようで「次はこうしよう」「稽古前はちょっと早めに帰ってきて休んでから行こう」とぽつぽつ話した。
また息子が精神的に強くなった気がした。
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