'ROUND MIDNIGHT

ソウルにジャズ、ボサノバ、シティポップ、そしてビールが大好き(^^)お気に入りの曲やアルバムを紹介しています... ♪

杉本喜代志 / One More

2013-07-27 11:35:27 | Jazz/Fusion

さて今回は、「YouTubeに動画ないからジブンで創っちゃった」動画を使って、CDを紹介しちゃおうというシリーズ...(^^)

登場するのは、先の6月26日に日本コロンビアの「Dig Deep Columbia」シリーズにて世界初CD化されたコチラ... ♪

Kiyoshi Sugimoto (杉本喜代志) / One More (1981) (Re-issue : Columbia, Japan, COCB54064, 2013)

01. The Island Skyline
02. Mujer Espanola
03. Dream 'Bout Butterfly
04. Steppin' Up
05. Night Train
06. I'm Blind To All But You

Personnel : Kiyoshi Sugimoto (g), Marcus Miller (b), Omar Hakim (ds), Warren Bernhardt (ap, ep), Shunzo Ohno (tp on 01, 03, 05)



ワタシもこれはリアルタイムで聴いておらず(^^;)、今回が初聴きだったわけで、まずは「百聞は一見にしかず」と「01」の動画を創ったので、どうぞご覧あそばせ... ♪

Kiyoshi Sugimoto / The Island Skyline from album One More (1981)



と、杉本氏のギターも十分スバラシイが、「Marcus Miller (マーカス・ミラー)」のベースはヤバすぎ...! カッコよすぎ...!

共演のキッカケ等は下のインフォを見てもらうとして、個人的に「マーカス」と言えば1980年の『Glover Washington Jr. / Winelight』、『David Sanborn / Voyeur』あたりでその存在を知り、1981年の『Luther Vandross / Never Too Much』で完全にノックアウト...(^^)

以降今でも追っかけやってますって感じですからね...(笑)(とは言えサイコーなのは『Bob James & David Sanborn / Double Vision』(1986年)くらいまでかな...?)

そんなマーカスにこんな1枚もあったとは、まさに『アリガトウ』と言えるCD化でございます...(^^)

とマーカスの話に終始してしまいましたが(^^;)、当アルバムに関しては、(個人的には)トランペットが入った3曲が印象的(^^)と言うわけで、ソチラも併せてどうぞ... ♪

Kiyoshi Sugimoto / Dream 'Bout Butterfly from album One More (1981)




Kiyoshi Sugimoto / Night Train from album One More (1981)






【以下はメーカーインフォより】
マーカス・ミラーとオマー・ハキム。最強のコンビネーションから繰り出されるグルーヴに、杉本の練達のギターが踊る!
若き日のマーカス・ミラー、オマー・ハキムとの貴重なセッション!
当時ファースト・コール・ミュージシャンとして押しも押されもせぬ人気を誇ったギタリスト杉本喜代志が、渡辺香津美の「TO CHI KA」ツアーのために来日していたマーカス・ミラー、オマー・ハキム、ウォーレン・バーンハートを迎えてレコーディングした重要盤が初CD化
特にマイルス・デイヴィスに見出される直前21才のマーカス・ミラーの活きのいいプレイは必聴

【以下はHMV特集ページ「80年代のマーカスはやはりイイ!」より】
杉本喜代志は1942年静岡市出身のギタリスト。1960年からプロ活動を始め、自己のグループを結成。他に日野皓正グループなどでも活躍し、1969年に初リーダー作を発表。渡米を経て、1975年に鈴木宏昌、松木恒秀、岡沢章、村上秀一などが参加した6枚目のアルバム『Our Time』、1978年に松木、岡沢、深町純、渡嘉敷祐一、清水靖晃らが参加した『L.A.Master』などでクロスオーヴァー~フュージョン色を打ち出した作品をリリースした。スタジオ・ミュージシャンとしても、当時のファースト・コール・ギタリストとして大きな活躍を見せていたという。

『L.A.Master』から2年後の80年7月に彼は、新作のレコーディングを行うのだが、そのメンバーとしてマーカス・ミラー、オマー・ハキム、ウォーレン・バーンハートを召集した。といっても、事前に綿密なスケジューリングがなされたわけではなく、メンバーが日本についた後のレコーディング1週間前に急遽決定したという。彼らは折りしも、渡辺香津美のTOCHIKA TOUR(1980年6月30日~7月13日)のために来日していた。杉本は徹夜で5曲を書き上げた。

1980年のマーカス・ミラーと言えば、参加作品ではブレッカー・ブラザースの『Detante』、トム・ブラウン『Love Aproach』、デイヴ・グルーシン『Mountain Dance』、スコット・ジャレット『Without Rhyme Or Reason』、チャカ・カーン『Naughty』、デイヴィッド・サンボーン『Hideaway』、デイヴ・ヴァレンタイン『Land Of The Third Eye』、グロ-ヴァー・ワシントンJr.『Winelight』などが挙げられ、まさに売れっ子スタジオ・ミュージシャンとして注目される、その後の大ブレイク直前の時期と言える。この後、マイルス・デイヴィス、デイヴィッド・サンボーン、ルーサー・ヴァンドロスとの濃密な共同作業の他、ボブ・ジェームス、アレサ・フランクリン、ロバータ・フラックらのアルバムで深く関わることになる。

さて、ご紹介する杉本のアルバム『One More』が録音された80年当時、マーカスはとオマーは21歳!この活きの良いリズム・セクションに加え、主役の杉本のギター、ウォーレン・バーンハート、そして大野俊三(3曲で参加)を含めたレコーディングは、初見演奏でリズム録りは2日で終了したという。まさに、創造力、パワーに漲るセッションだった事は、容易に想像できる。

マーカスのプレイは、得意のグリッサンドを連発しスラップ、2フィンガーとも全快。今では、なかなか実現がかなわないオマーとのリズムも圧倒的なバネと若さに溢れている。「昔のマーカスは良かった」という声も多く聴くが、やはり本作や『TOCHIKA』、ルーサー、サンボーン、マイルスの80年代作品を聴くと納得できるものだ。勿論今のマーカスもカッコ良いのだが、この時期のプレイがあってこそのものだと思う。

マーカスばかりに話が進んでしまったが、本作『One More』はまさに80年代的ギター・フュージョン・サウンド。日本が誇るスタジオ・ギタリストとニューヨークの若きミュージシャンが織り成す、世代と国を超えた真剣勝負のセッションから生まれた、フュージョン全盛期のパワー全開アルバムと言えるだろう。渡辺香津美『TOCHIKA』から波及し生まれた、日本フュージョンの隠れた名盤。録音から33年の時を経て、初CD化!初回生産限定盤のため、この機会をお見逃しなく!(金澤寿和氏ライナーノーツを一部参照)



One More Winelight Voyeur Never Too Much Double Vision



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