ピアノが「Wynton Kelly」系と聞いて手にしたモノなんだけど、こりゃメッケもんかも...(^^)
というコチラは、ピアニスト「Peter Madsen」を中心とするトリオの1994年リリース作品...♪
なんでもレア本に掲載されたとかで、長らく入手困難だったもののリイシュー盤...(?)
ちなみに「Three Of A Kind」とはポーカー用語で、同じランクの3枚のカードからなる役(要は日本でいう「スリーカード」だけど一般的にはそう言わないらしい)で、「trips」(例えば888AKをもっていればtrip 8's.のように表現する)とも言うとかで...(^^)
その「Three Of A Kind」がトリオ名でトリオ名を冠したアルバム(いわゆる「Same Title」)なのか、名義は3人で単なるアルバム名なのかは定かでないので、ココでは分かりやすく3人名義にしておくことに(記事タイトルには長すぎてムリ)...♪
■ Peter Madsen, Dwayne Dolphin, Bruce Cox / Three Of A Kind (Minor Music, Ger, MM801039, 1994)
01. Paul's Pal (Sonny Rollins)
02. I'm Old Fashioned (J. Kern / J. Mercer)
03. Makin' Whoopie (W. Donaldson, G. Kahn)
04. My Buddy (W. Donaldson, G. Kahn)
05. Take The Six Train (Bruce Cox)
06. Everytime We Say Goodbye (Cole Porter)
07. On A Misty Night (Tadd Dameron)
08. Three Of A Kind (Peter Madsen)
09. Between The Devil And The Deep Blue Sea (Ted Koehler / Harold Arlen)
10. Dann (Dwayne Dolphin)
Personnel : Peter Madsen (piano), Dwayne Dolphin (bass), Bruce Cox (drums)
メンバーは、3人とも自分のサイトを持っているくらいだから、それなりに活動歴はあるんだろうけど、たぶんワタシは3人とも初(?)(だと思うんだけどあんまし自信なし...^^;)
それはともかく、確かにピアノの「Peter Madsen」は「Wynton Kelly」系だけど、あそこまでは跳ねてはいなくて、純粋に「小気味よくゴキゲンな」でいいんでないかな...(?)
そんな「マドセン」の特徴を活かしつつ、三位一体となった演奏が展開され、まさに全編にわたって痛快そのもの...(^^)
収録曲も小気味よいスタンダードを中心に各メンバーのオリジナルを1曲づつと、非常に分かりやすく(^^)、
サッパリとチャーミングにまとめた「Sonny Rollins」の「01」を皮切りに、スウィンギーな「02」、ブルース・フィーリングあふれる(とは言え行き過ぎてはいないと思う...^^)「03」、「04」、「09」、
しっとり聴かせるバラッド「06」、ドラマー「ブルース・コックス」のオリジナルとなるストレート・アヘッドなバップ・ナンバー「05」、『Tadd Dameron with John Coltrane / Mating Call』で知られる「07」、
コロコロとよく転がるピアノが印象的な「マドセン」のオリジナル「08」、ベースの「ドウェイン」のオリジナル「10」もイイ曲で、全編通してよくまとまった内容に...(^^)
先に紹介した『Bob Mamet Trio』、『Claes Andersson Trio』、『Guido Manusardi Trio』と、ここのところピアノ・トリオ作に「当たり」が多い気がする...♪
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