うちのうにねこ

そこら辺にいるタダのパラサイトシングルと、同居猫のお話。

うちのうにねこ創世記5 (全5回)

2011年05月10日 20時31分08秒 | うちのうにねこ

2004年6月から「うちのうにねこBlog」を始め、丸々1年が経過しました。

その間、HTML版「うちのうにねこ」は過去記事アーカイブとなり、「うちのうにねこBlog」が正式に「うちのうにねこ」の本体になっていました。

とは言え、まだ、うには「偉そうな猫」のキャラクターになっていません。

ですが、僕は「甲斐性無しのおとーちゃんで下僕」の原型である、召使い的キャラクターになっていました。


この時期の僕は、そんなに人間不信ではありませんでしたが、どちらかというと、プライベートは誰にも邪魔されず静かに暮らしたいという、偏屈な生活でした。

同年代の友人・知人・同僚はアクティブに公私を楽しんでいましたが、僕はその中に混じるコトが苦痛で苦痛で仕方がありませんでした。

だからと言って、自宅で何か独りで趣味があったりする訳でもなく、むっつりしたままうにと遊ぶような日々でした。


そんな時に、体調も精神も崩れました。

忘れかけていたうつの再発です。

前回は予兆があったのですが、今度は予期せずいきなりドカンと来ました。

診察の結果、今度のうつは、前回より相当重症で、相当な長期療養が必要でした。

しかし、僕は勤め人でしたので、前回と同じく、急に休むわけにも行きません。

幸いなコトに、前回のうつ病の時に相談した所属長や支社長は、まだ会社にいらっしゃったので、正直に状況を説明し、現在抱えている仕事を何とか済ませた上で休みをいただきたいと申し出ました。

快く、所属長も支社長も療養休暇を認めていただきましたが、病気療養期間は最大規定でも前回と同じ3ヶ月、溜まっていた年次有給休暇とリフレッシュ休暇を足しても合計で5ヶ月です。

半年取ろうと思えば、年次無給休暇を使って休む必要があります。


とは言え、6ヶ月先のコトなんて考えるような余裕はありません。

取れる限りの休みである5ヶ月の休暇をいただき、また自宅療養生活が始まりました。


・・・・また自宅でやるコトがない日々の始まりです。


そんな中、唯一僕に残っていたのは「うちのうにねこ」でした。

最初は徐々に更新をしていたのですが、単に飼育日記的なコトに飽きてきました。

「多分、このままだと、更新するのも苦痛になるだろなぁ」と思った僕は、思い切って文体を変えてみるコトにしました。


今までのエントリーは飼育日記で、飼い主からの上から目線でした。

でも、客観的にうにと自分の関係を見たとき、うにがトイレに行ったら、真っ先に砂の処理をし、食器は毎回殺菌消毒してカリカリを供し、うにが体調を崩したら落ち込みがちな気持ちを無理に奮い立たせて病院に搬送し、どこから見ても猫に尽くしている自分の姿が見えてきました。


・・・・ふむふむ、うには実際偉そうにしてるし、それに尽くしてる僕って立場で書いたら面白いかも。

でも、起こってない事象をネタにした嘘エントリーを書いてはいけません。

うにの目線から、うにが僕や家族や自室の窓から見える人間を観察するスタイルで書くコトとしました。


うにはいつも上げ膳据え膳でVIP待遇ですので、我が家の女王。

僕はうにの気まぐれな行動に右往左往する下僕。

そういうキャラクター構成で、2005年7月より、現在の「うちのうにねこ」とほぼ変わらないエントリーが投稿され始めたのです。


その後、2009年にアーチン殿下が仲間入りし、白黒帝国が樹立され、2011年に清志郎伯爵が新しい仲間になり、今現在の「うちのうにねこ」に至っているのです。


これからもずっと、形は変わるかも知れませんが、「うちのうにねこ」と「白黒帝国」は続いていくコトと思います。

 

「いつまで続くか見モノであるな」



【うちのうにねこ創世記 (全5回) 終わり】


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