今日は、地震から2年経った熊本城がどこまで観光できるかチャレンジに行きました。
UDくまもとのスタッフの北里(中年独身45歳)が、今回、初の車椅子体験をしながら 二年経った
とは言え、まだまだ復興半ばな現状や、障がい者用のトイレが今どうなっているかなどを伝えて行
きます。
今回は熊本城公式ホームページ上にある、二の丸、天守閣コースの一部を行きます。地震によっ
て昔の姿から変わってしまった熊本城の表情や、逆に今しか見ることのできない熊本城の姿を、駐
車場のある二の丸広場から、ゴールの加藤神社までみんなで一緒に行ってみましょう。
先ずは障がい者用の駐車場は二の丸広場の奥にあります。熊本城公式ホームページでは、ルート
は城彩苑からとなっていますが、階段があります。車椅子ではいけません。この二の丸駐車場から
の見学が良いでしょう。
まずは障がい者用のトイレの確認からです。以前からの正面のトイレは使用不可になっているの
で、ご注意ください。代わりのトイレがすぐそばにあるから安心ですね。
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トイレもお休み処も、駐車場のすぐそばにあるので心配はいりません。
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トイレ自体は古いタイプのものですね~。
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赤ちゃんのオムツもここで替えられます。
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次はお休み処に行ってみましょう。仮設のお休み処にはちゃんとスロープがついています。
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スロープに乗るには電動車椅子の方は問題ないでしょうが、ちょっとした段差があります。初心
者の方は、介助者の方の手があった方が良いでしょう。ちなみに筆者は、早くも介助者の助けをか
りました。
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車椅子初体験の中年独身45歳は、売店のスロープだけでへこたれて、缶コーヒー抱いて店内で休
憩。ああ言ってたのに、早くも心配に。
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外に出ると、二の丸広場は地震後も変わらず桜の季節を終えて、新緑が柔らかな日差しを浴びて
気持ちよいです。
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しかし、いざコースに戻って熊本城に目をやると地震から二年経っても当時のままのところもか
なりあります。
まずはコースに沿って右手方向に進むと、すぐにこの現状を間のあたりにします。石垣から草木
が生えて来ているところなど、「夏草や兵どもが夢の跡」という句を思いだし、当時の合戦場など
に思いを走らせました。それも今の熊本城ならではの風情です。自然の力は凄いですね。
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取材の季節は春の若芽の季節だったのですが、静かな光景にこころが奪われました。
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こんな大木が根元から引っこ抜けるとは、地震の時の激しさが伺えます。
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さて、ゴールの加藤神社までは、まずはこのお堀沿いの道を行きますが、介助者の手があった方
が良いでしょう。ルートそのものは二年で整備されているのですが、そのルートに乗るのに傾斜が
あります。
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ルートの道幅はこれぐらいです。初心者の筆者でも、ストレスなくスイスイ進めて、今の熊本城
の姿をゆっくりと楽しめます。ちなみに写真には写りこんでませんが、右手に熊本城、左手には二
の丸公園の広々とした空間が広がっています。解放感のある広い空間に身を置くとこころもからだ
も気持ちいいですよ。
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ルートからは破損した石垣や、現在作業中の宙に浮いている宇土櫓などが見えて、現代の建築技
術の凄さも感じました。
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フェンスが腰の高さまでありますが、すき間から十分に見学することができます。
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熊本城の長塀も被害は免れませんでした。正に、今しか見れない熊本城の姿です。
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宙に浮いている宇都櫓を見学する筆者。どう考えても不思議です。
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長塀沿いが一段落し、コース上にあと一か所ぐらいトイレがあった方がいいな、と思っている時
に標識が!これぞ救い主。
トイレが見えますが、初心者にはかなりの悪路ですね~。溜息半分、小便半分漏らしつつ、
でも、まあチャレンジ!
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やっと到着!
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が、嫌な予感が・・・
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予感は的中、少し広めのトイレですが車椅子では難しいと感じました。ここまで来てとは!
ちょっと無理だなと、回れ右。
トイレは駐車場近くのトイレで、最初に済ませておく方が良いでしょう。幸いこのコース自体
は、それ程距離があるわけではないので、安心して来てみてくださいね。
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コースに戻って、右手に見える光景です。改めて被害の甚大さを感じますね。
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少し進んで別の角度から見た光景です。新緑とのコントラストが、見る人を様々な気持ちにさせ
てくれます。しばらく佇んでしまいました。
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歩道もこんな風に切れているところがあるので、車道を行くことを勧めます。幸い車はあまり来
ません。
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目的地の加藤神社に到着~~。
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参拝には足元注意!このグレーチングはキャスターが落ちます。参道も玉砂利なので、参拝
は厳しいかもです。
ちなみに車椅子初心者の筆者は、介助者に言われるまで存在に気が付かず、運だけでキャスター
も落ちずに済みました。自力では参拝こそ難しかったけれど、このグレーチング御籤?では、
「吉。」と出たので勝手に満足しました。
広々とした空間が嫌な障害物も遊びに変えてくれました。ここに来ればこの気持ちもわかって
もらえると思います。
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こんな感じで、今回介助者の助けを借りながら自走式で挑戦してみました。市の職員さんや
ボランティアガイドの優しい人たちが、あちらこちらにいらっしゃるので、車椅子初心者で
も、介助者のほんの少しの支えがあれば十分楽しめます。広々とした空間に身を置くというのは、
それだけで本当に気持ちがいいですよ。
今しか見ることのできない熊本城を、ぜひあなたの感じ取りかたで感じてみてくださいね。
詳しくは熊本城公式ホームページでご確認ください。
https://kumamoto-guide.jp/kumamoto-castle/
UDくまもとのスタッフの北里(中年独身45歳)が、今回、初の車椅子体験をしながら 二年経った
とは言え、まだまだ復興半ばな現状や、障がい者用のトイレが今どうなっているかなどを伝えて行
きます。
今回は熊本城公式ホームページ上にある、二の丸、天守閣コースの一部を行きます。地震によっ
て昔の姿から変わってしまった熊本城の表情や、逆に今しか見ることのできない熊本城の姿を、駐
車場のある二の丸広場から、ゴールの加藤神社までみんなで一緒に行ってみましょう。
先ずは障がい者用の駐車場は二の丸広場の奥にあります。熊本城公式ホームページでは、ルート
は城彩苑からとなっていますが、階段があります。車椅子ではいけません。この二の丸駐車場から
の見学が良いでしょう。
まずは障がい者用のトイレの確認からです。以前からの正面のトイレは使用不可になっているの
で、ご注意ください。代わりのトイレがすぐそばにあるから安心ですね。
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トイレもお休み処も、駐車場のすぐそばにあるので心配はいりません。
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トイレ自体は古いタイプのものですね~。
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赤ちゃんのオムツもここで替えられます。
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次はお休み処に行ってみましょう。仮設のお休み処にはちゃんとスロープがついています。
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スロープに乗るには電動車椅子の方は問題ないでしょうが、ちょっとした段差があります。初心
者の方は、介助者の方の手があった方が良いでしょう。ちなみに筆者は、早くも介助者の助けをか
りました。
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車椅子初体験の中年独身45歳は、売店のスロープだけでへこたれて、缶コーヒー抱いて店内で休
憩。ああ言ってたのに、早くも心配に。
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外に出ると、二の丸広場は地震後も変わらず桜の季節を終えて、新緑が柔らかな日差しを浴びて
気持ちよいです。
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しかし、いざコースに戻って熊本城に目をやると地震から二年経っても当時のままのところもか
なりあります。
まずはコースに沿って右手方向に進むと、すぐにこの現状を間のあたりにします。石垣から草木
が生えて来ているところなど、「夏草や兵どもが夢の跡」という句を思いだし、当時の合戦場など
に思いを走らせました。それも今の熊本城ならではの風情です。自然の力は凄いですね。
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取材の季節は春の若芽の季節だったのですが、静かな光景にこころが奪われました。
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こんな大木が根元から引っこ抜けるとは、地震の時の激しさが伺えます。
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さて、ゴールの加藤神社までは、まずはこのお堀沿いの道を行きますが、介助者の手があった方
が良いでしょう。ルートそのものは二年で整備されているのですが、そのルートに乗るのに傾斜が
あります。
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ルートの道幅はこれぐらいです。初心者の筆者でも、ストレスなくスイスイ進めて、今の熊本城
の姿をゆっくりと楽しめます。ちなみに写真には写りこんでませんが、右手に熊本城、左手には二
の丸公園の広々とした空間が広がっています。解放感のある広い空間に身を置くとこころもからだ
も気持ちいいですよ。
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ルートからは破損した石垣や、現在作業中の宙に浮いている宇土櫓などが見えて、現代の建築技
術の凄さも感じました。
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フェンスが腰の高さまでありますが、すき間から十分に見学することができます。
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熊本城の長塀も被害は免れませんでした。正に、今しか見れない熊本城の姿です。
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宙に浮いている宇都櫓を見学する筆者。どう考えても不思議です。
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長塀沿いが一段落し、コース上にあと一か所ぐらいトイレがあった方がいいな、と思っている時
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トイレが見えますが、初心者にはかなりの悪路ですね~。溜息半分、小便半分漏らしつつ、
でも、まあチャレンジ!
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やっと到着!
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が、嫌な予感が・・・
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予感は的中、少し広めのトイレですが車椅子では難しいと感じました。ここまで来てとは!
ちょっと無理だなと、回れ右。
トイレは駐車場近くのトイレで、最初に済ませておく方が良いでしょう。幸いこのコース自体
は、それ程距離があるわけではないので、安心して来てみてくださいね。
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コースに戻って、右手に見える光景です。改めて被害の甚大さを感じますね。
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少し進んで別の角度から見た光景です。新緑とのコントラストが、見る人を様々な気持ちにさせ
てくれます。しばらく佇んでしまいました。
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歩道もこんな風に切れているところがあるので、車道を行くことを勧めます。幸い車はあまり来
ません。
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目的地の加藤神社に到着~~。
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参拝には足元注意!このグレーチングはキャスターが落ちます。参道も玉砂利なので、参拝
は厳しいかもです。
ちなみに車椅子初心者の筆者は、介助者に言われるまで存在に気が付かず、運だけでキャスター
も落ちずに済みました。自力では参拝こそ難しかったけれど、このグレーチング御籤?では、
「吉。」と出たので勝手に満足しました。
広々とした空間が嫌な障害物も遊びに変えてくれました。ここに来ればこの気持ちもわかって
もらえると思います。
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こんな感じで、今回介助者の助けを借りながら自走式で挑戦してみました。市の職員さんや
ボランティアガイドの優しい人たちが、あちらこちらにいらっしゃるので、車椅子初心者で
も、介助者のほんの少しの支えがあれば十分楽しめます。広々とした空間に身を置くというのは、
それだけで本当に気持ちがいいですよ。
今しか見ることのできない熊本城を、ぜひあなたの感じ取りかたで感じてみてくださいね。
詳しくは熊本城公式ホームページでご確認ください。
https://kumamoto-guide.jp/kumamoto-castle/